あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

青少年国際野外旅行研究会(ワンデル)シンポジウム開催

2011-01-28 23:10:13 | ウオーキング
 2011年1月26日(水)

 東京・代々木の国立青少年総合センターのセンター棟512号室で、15時~17時
35分頃まで、「少年たちの旅立ちを応援する集い」と銘打った、標記シンポジウムが
開催された。



 参加者は、大学生や大学院生をはじめ、日本ユースホステル協会の幹部や職員、JR
東日本社員、玉川学園教員、もとJTBにつとめ、のち紀行作家となった方、青少年の
野外活動などに携わっている方、自転車で日本国内や世界一周をされた方、この研究
会を主宰した山浦正昭さんの活動を、35年くらい前から支援した新聞社OBと関係の
仲間、山浦さんが立ち上げたウオーキングのネットワークのメンバーなど、多彩な顔ぶれ
20数人が集まった。


 最初に、紀行作家の I さんが自己紹介を兼ねて、若い頃のYH(ユースホステル)利用
の旅のことや、JTBでの旅行雑誌の編集のこと、フリー作家になった後の活動の原点が
旅にあることなどを話された。



 そのあと、山浦さんから、少年たちの旅はどうあるべきかについて、ユースホステル
の創設者、ドイツのリヒャルト・シルマンの歩き旅の考え方や、若い時に旅をすることに
より、現地を知り、国を知り、多くの人との出会いふれあいが、その後の生き方にも大
きな影響を与える、といったことなどについて説かれた。


 後半は、参加者が個々の活動の紹介などがあり、子どもたちに一人旅をさせている
こと、YHを利用してどのような旅をしたか、香港から北京を目指して野宿旅を始めたが、
寝ている間に身ぐるみ全て盗まれた経験、28歳の時に自転車で世界一周したこと、
会津で子どもたちの野外活動を体験させるシルマンスクールを実施していること、など
が披露された。



 最後に山浦さんから、少年たちの旅立ち推進の方向や目標について、サイコロのよう
に六面に展開した図の説明があり、少年たちが挑戦、冒険の力をつけることにより、自
信と達成感が得られるとともに、エコロジーな活動でもあり、旅をすることによりお互い
の理解が深まり、国際紛争の解消にもつながるといったことで結ばれた。


 シンポジウムの後半に、山浦さんから参加者に配布されたカード。少年たちが歩き旅
に旅立つことを願ってつくったものらしい。



 シンポジウム終了後、別棟のレストランで懇親会も開催され、19時半頃散会した。


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