2012年2月12日(日)
前日に続き快晴となった今年のLL(Lake to Lake)ウオーク3日目の最終日は、秩父鉄
道の行田市駅から東武東上線の東松山駅までの行程である。
ちょっと風が冷たい行田市駅に集まったのは、やまさんとともに前日も歩いた、さいたま
市のEさん。それに、やまさんの近くにお住まいの方の妹さんという行田市のHさん。記念
撮影をして10時3分にスタートした。
行田市は江戸時代中頃から足袋づくりが盛んで、最盛期の昭和13年(1938)には年
間8,500万足、全国シェアの約8割を生産する日本一の足袋の町だったと、駅前にある
足袋蔵めぐりコースの案内板に記されていた。
南口を出て、市役所の横を回って南下する。交差点際にSL C5726号機が展示されて
いた。
その南が忍城(おしじよう)跡に残る水城(すいじよう)公園。小さい池にカモが泳ぎ、
大きな池の周囲では釣り人がたくさん糸を垂れる。近くに車を置いてあるというHさんとは、
ここで分かれた。
住宅地の間を佐間一丁目から三丁目へと進む。行田中の北側を通過して田園地帯を流れる
忍川(おしがわ)↑と武蔵水路を横切り、アシの茂る旧忍川の小さい橋を渡り、北側から埼
玉(さきたま)古墳公園に入った。
そばの丸墓山(まるはかやま)古墳↑は、直径105mあり円墳では日本最大、高さ19
mで埼玉古墳群の中で最高という。復元した埴輪の並ぶ全長90mの将軍山古墳↓と二子山
古墳の間を南東に進み、公園を出た。
古墳公園のあるあたりは県名「埼玉」発祥の地。大字埼玉(さきたま)の冨士山集落を抜
けて、郵便局の手前で西側の渡柳集落に入る。集落の西側にあった本性寺に11時35分に
着き、本堂の階段を借りて昼食にする。
先が長いので20分足らずで寺を出て、上下車線の分かれた国道17号熊谷パイパスを横
断する。追い風を背に受けて、広大な田園地帯を貫くバイパスと武蔵水路の間の用水沿いに
南下し、上越新幹線の下をくぐる。
前屋敷集落のところで忍川の緑道境橋を渡り、武蔵水路の流れの東側沿いに続くさきたま
緑道へ。広葉樹や松などに覆われた緑道沿いには、ところどころに彫刻やベンチなどがある。
国道17号を跨道橋で越えた赤見台公園のところで、緑道は終わった。
武蔵水路沿いをJR高崎線の線路際まで進み、右折して北鴻巣駅まで行き、橋上の自由通
路を通過して駅の西に抜けた。
参耕地集落から小谷(こや)小の南に回って三町免(さんちようめん)集落を抜け、荒川
左岸堤防下を上流に向かう。田園地帯なので北風が強く冷たい。
前方に見える吹上町の総合運動施設の「コスモスアリーナふきあげ」に向かって進み、ア
リーナのところで荒川の左岸堤防に上がる。
このあたりの荒川の堤内(堤防の流れ側)には、秋になると広大なコスモス畑が広がり、
中山道ウオークなどで眺めたところ。
今日は風が強く、西側の山並みの中に武甲山や笠山、両神山、雪で白い浅間山などの展望
が広がるが、ゆっくり眺めるいとまはない。
上流に架かる水道橋の下あたりは、強風で土ほこりが舞っている。
強い向かい風を避けようと堤内の道路を進んだが、やはり風が冷たく、急ぎ1㎞ほど先の
水道橋の先の大芦(おおあし)橋まで行く。
県道66号となっている大芦橋の、上流側にある歩道を進むと、猛烈な北風が右から吹き
つけ、飛ばされそう。帽子を押さえながら11分かけて荒川と和田吉野川の流れを越え、右
岸堤防まで進んだ。
折り返すように右岸堤防を1㎞ほど行くが、こちらは不思議に風が弱くてホッとする。中
曽根集落に下って八幡神社↓の角を回り、西側の台地に向かう。
山ノ下集落でふるさと歩道の案内板に従い、石段を上がって行くと高負彦根神社があり、
周辺はポンポン山公園になっている。東屋のあたりからは東側台地下の展望が開け、鴻巣駅
周辺かと思われるビル群などが望まれる。
公園から南に下って車道を南西に進む。丘陵を上がって前山集落の近くで道標に従い、左
手の広葉樹林に付けられた遊歩道へ。毎年11月の日本スリーデーマーチでは、逆行するコ
ースになる。
遊歩道を上り下りして黒岩横穴墓群のそばを通過し、八丁湖の北岸に出た。
いまは静かな湖畔を左に回って行くと、枯れ枝にカワセミが止まっていた。
東側の堤防際に、アメリカから来てさいたま市に住み、英語教師をしているという若いサ
イクリストが休んでいた。
その横を上がってピークを越え、坂東観音霊場第11番、吉見観音で知られる安楽寺へ。
県内では数少ない三重塔は、寛永年間(1624~44)再建のもので県指定文化財である。
スリーデーマーチでは賑わう境内も、今日はひっそりとしている。
参道にある「どびんや」という厄除けだんごの店に入り、地元で採れた柑橘やジャムなど
を求める。
御所から和名、米田などの集落沿いの車道を回り、天神沼東岸の堤防際に出る。少し戻っ
てカルソニックカンセイの広い工場の南側で丘陵を越えると大沼湖畔。比企丘陵に多いかん
がい用溜池の一つで、面積は5.71haという。
沼の北側を進み、吉見百穴(ひやくあな)の南を通過して市野川橋に向かって下る。17
時となり日没が近づき、太陽が奥武蔵の山並みに沈むところ。東松山の市街地の向こうに笠
山などがシルエットに浮かぶ。
市街地に入り、東松山ウオーキングセンターなどの前を通過して、17時20分に東武東
上線の東松山駅にゴールした。
(天気 快晴、参加者 3人、距離 28㎞、地図(1/2.5万) 熊谷、東松山、歩行
地 行田市、鴻巣市、吹上町、熊谷市、吉見町、東松山市、歩数 46,200)
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前日に続き快晴となった今年のLL(Lake to Lake)ウオーク3日目の最終日は、秩父鉄
道の行田市駅から東武東上線の東松山駅までの行程である。
ちょっと風が冷たい行田市駅に集まったのは、やまさんとともに前日も歩いた、さいたま
市のEさん。それに、やまさんの近くにお住まいの方の妹さんという行田市のHさん。記念
撮影をして10時3分にスタートした。
行田市は江戸時代中頃から足袋づくりが盛んで、最盛期の昭和13年(1938)には年
間8,500万足、全国シェアの約8割を生産する日本一の足袋の町だったと、駅前にある
足袋蔵めぐりコースの案内板に記されていた。
南口を出て、市役所の横を回って南下する。交差点際にSL C5726号機が展示されて
いた。
その南が忍城(おしじよう)跡に残る水城(すいじよう)公園。小さい池にカモが泳ぎ、
大きな池の周囲では釣り人がたくさん糸を垂れる。近くに車を置いてあるというHさんとは、
ここで分かれた。
住宅地の間を佐間一丁目から三丁目へと進む。行田中の北側を通過して田園地帯を流れる
忍川(おしがわ)↑と武蔵水路を横切り、アシの茂る旧忍川の小さい橋を渡り、北側から埼
玉(さきたま)古墳公園に入った。
そばの丸墓山(まるはかやま)古墳↑は、直径105mあり円墳では日本最大、高さ19
mで埼玉古墳群の中で最高という。復元した埴輪の並ぶ全長90mの将軍山古墳↓と二子山
古墳の間を南東に進み、公園を出た。
古墳公園のあるあたりは県名「埼玉」発祥の地。大字埼玉(さきたま)の冨士山集落を抜
けて、郵便局の手前で西側の渡柳集落に入る。集落の西側にあった本性寺に11時35分に
着き、本堂の階段を借りて昼食にする。
先が長いので20分足らずで寺を出て、上下車線の分かれた国道17号熊谷パイパスを横
断する。追い風を背に受けて、広大な田園地帯を貫くバイパスと武蔵水路の間の用水沿いに
南下し、上越新幹線の下をくぐる。
前屋敷集落のところで忍川の緑道境橋を渡り、武蔵水路の流れの東側沿いに続くさきたま
緑道へ。広葉樹や松などに覆われた緑道沿いには、ところどころに彫刻やベンチなどがある。
国道17号を跨道橋で越えた赤見台公園のところで、緑道は終わった。
武蔵水路沿いをJR高崎線の線路際まで進み、右折して北鴻巣駅まで行き、橋上の自由通
路を通過して駅の西に抜けた。
参耕地集落から小谷(こや)小の南に回って三町免(さんちようめん)集落を抜け、荒川
左岸堤防下を上流に向かう。田園地帯なので北風が強く冷たい。
前方に見える吹上町の総合運動施設の「コスモスアリーナふきあげ」に向かって進み、ア
リーナのところで荒川の左岸堤防に上がる。
このあたりの荒川の堤内(堤防の流れ側)には、秋になると広大なコスモス畑が広がり、
中山道ウオークなどで眺めたところ。
今日は風が強く、西側の山並みの中に武甲山や笠山、両神山、雪で白い浅間山などの展望
が広がるが、ゆっくり眺めるいとまはない。
上流に架かる水道橋の下あたりは、強風で土ほこりが舞っている。
強い向かい風を避けようと堤内の道路を進んだが、やはり風が冷たく、急ぎ1㎞ほど先の
水道橋の先の大芦(おおあし)橋まで行く。
県道66号となっている大芦橋の、上流側にある歩道を進むと、猛烈な北風が右から吹き
つけ、飛ばされそう。帽子を押さえながら11分かけて荒川と和田吉野川の流れを越え、右
岸堤防まで進んだ。
折り返すように右岸堤防を1㎞ほど行くが、こちらは不思議に風が弱くてホッとする。中
曽根集落に下って八幡神社↓の角を回り、西側の台地に向かう。
山ノ下集落でふるさと歩道の案内板に従い、石段を上がって行くと高負彦根神社があり、
周辺はポンポン山公園になっている。東屋のあたりからは東側台地下の展望が開け、鴻巣駅
周辺かと思われるビル群などが望まれる。
公園から南に下って車道を南西に進む。丘陵を上がって前山集落の近くで道標に従い、左
手の広葉樹林に付けられた遊歩道へ。毎年11月の日本スリーデーマーチでは、逆行するコ
ースになる。
遊歩道を上り下りして黒岩横穴墓群のそばを通過し、八丁湖の北岸に出た。
いまは静かな湖畔を左に回って行くと、枯れ枝にカワセミが止まっていた。
東側の堤防際に、アメリカから来てさいたま市に住み、英語教師をしているという若いサ
イクリストが休んでいた。
その横を上がってピークを越え、坂東観音霊場第11番、吉見観音で知られる安楽寺へ。
県内では数少ない三重塔は、寛永年間(1624~44)再建のもので県指定文化財である。
スリーデーマーチでは賑わう境内も、今日はひっそりとしている。
参道にある「どびんや」という厄除けだんごの店に入り、地元で採れた柑橘やジャムなど
を求める。
御所から和名、米田などの集落沿いの車道を回り、天神沼東岸の堤防際に出る。少し戻っ
てカルソニックカンセイの広い工場の南側で丘陵を越えると大沼湖畔。比企丘陵に多いかん
がい用溜池の一つで、面積は5.71haという。
沼の北側を進み、吉見百穴(ひやくあな)の南を通過して市野川橋に向かって下る。17
時となり日没が近づき、太陽が奥武蔵の山並みに沈むところ。東松山の市街地の向こうに笠
山などがシルエットに浮かぶ。
市街地に入り、東松山ウオーキングセンターなどの前を通過して、17時20分に東武東
上線の東松山駅にゴールした。
(天気 快晴、参加者 3人、距離 28㎞、地図(1/2.5万) 熊谷、東松山、歩行
地 行田市、鴻巣市、吹上町、熊谷市、吉見町、東松山市、歩数 46,200)
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