あるきメデス

あちこちを歩いて、見たこと、聞いたこと、知ったこと、感じたことなどを…

続カタツムリ歩行 JR武蔵野線 新小平駅(東京)

2013-05-20 22:39:38 | カタツムリ歩行
 まだ、前週のウオーキングレポートのアップが残っていますが、今日は最新の歩きの
模様を先に報告します。

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 2013年5月19日(日)

 JR武蔵野線の周辺を歩く「続カタツムリ歩行」の第4回例会に参加しました。集合
は、武蔵野線の新小平駅です。

 この駅の前後は長いトンネルになっていて、駅のホームも半分くらいが地上に出てい
るだけという半地下の駅です。

 ちなみに、新小平駅は平成3(1991)年10月11日に、台風21号によるその
5日前からの影響で大量の地下水が蓄積され、駅のU型擁壁が長さ100mに渡り隆起
し、大量の地下水と土砂が流れ込んでホームまで地下水が溜まり、3か月間も使えない
状態が続くという事態に陥ったことがありますが、この駅を利用されている方以外は、
もう忘れてしまった方が多いのではないでしょうか。

 それはそれとして、私たちは10時5分にスタートしました。まずは駅前にあった観
光案内板に記されていた、駅の北側の青梅街道を挟んで流れているらしい小川用水を確
認することにしました。

 用水はすぐ見つかりました。駅出口の東側に「小川用水」と「つたかべの道」と記さ
れた標柱が立っていたからです。


 流れは止まっていて駅のそばの流れにはなぜか、熊のような形の彫刻が置いてありま
した。


 南北に走る道路の東側、畑の間に流れが続いていたので回ってみると、ちょうど畑で
作業している男性が居られたので、声をかけて聞いてみました。


 その方は、大正15年の最後の日という12月25日生まれで86歳とのこと。予科
練に行かれたとのことで、そんな歳とは思えぬお元気そうな様子です。

 小川用水のことを伺うと、普段は流れているのですが今日は、流入元の玉川上水のと
ころで水を止めて、年に1度の用水のゴミ除去の作業を地元の方々が分担して実施した
とのこと。以前は陸稲などの注水に用いられていたようですが、近年は用水としての役
割はほぼ終えているようです。

 その辺り一帯は、地図では想像できないくらい広いエリアに畑が残っていました。


 畑のあぜ道を北に抜け、東に少しで再び折り返すように南に延びる農道に入りました。
畑の手前の民家に、見たことのない石像が置いてありました。


 民家に咲くスイカズラ。


 畑にはソラマメがよく育ち、大きな実を付けています。


 青梅街道に近い農家の家で、ご主人が庭に水やりをしていました。小川用水のことを
聞こうと声をかけたら、やはり今日清掃したことや、新興住民からは用水に蚊が発生す
るので嫌われていることなどを話してくれました。



 庭には植え込みがきれいに整えられているので拝見したところ、なんと二宮金次郎像
も置かれています。


 東側の小屋には、農具をきちんと並べて保管されていて、農業に取り組む姿勢がうか
がえるようでした。


 道路際にはブラシの花が咲き出しています。


 このお宅の前の小川用水です。流れている時にもう1度来てみたいものです。


 青梅街道を横断してさらに南下すると、このような場所にと思われる畑と住宅の多い、
あまり広くない市道に沿って小平警察署がありました。地図で見ると、東側の西武多摩
湖線際にある市役所も、繁華街とは思われぬ場所のようです。

 学園町三丁目から二丁目へと、東西、南北にきっちりと区画された住宅街を進んだら、
花屋さんがありました。住宅地の中にひとつだけの店です。




 見慣れない、新しい品種のアジサイのよう。


 一橋大学の西側の通りまで進みました。学内の西北端付近は、豊富な緑に覆われ、建
物は隠されてよく見えません。


 一橋大学の南側は、玉川上水緑道です。左岸沿いの緑道に入って東に向かいました。


 小川水衞所と呼ぶダムのようなところに、新しい東家と展望デッキを造っていて、そ
の回りは立ち入り禁止です。




 気持ちよい緑陰を、小平桜橋に向かって進みました。


 緑道には、こんなコブだらけの古木も見られます。


 一面の緑の中に、さわやかなエゴノキの花も。


 小平桜橋を渡って西武多摩湖線の踏切を越えた南側が、ゴールの稲荷神社。11時55
分に到着しました。

 稲荷神社は、元文元(1736)年に、この地を開拓した善左衛門組の組頭、六左衞門
などが、ここ堀端野中の産土神(うぶすなかみ)として勧請したと伝えられているとか。

 なお、ここはもと野中新田と呼ばれたようですが、野中新田は武蔵野に開発された新田
の中でも珍しい、町人請負新田と呼ぶ、新田の開発を請け負うために家族連れで移住し、
開発が終わったらまたもとの居村に戻るという方式で開発されたようです。 

 昼食後、いつものように記念撮影とミーティングを。今日は、ネパールに7年間に11
回通って現地の人達をサポートしようと考えておられる、Iさんが話をされました。


 ちなみにIさんのネパール訪問の様子は、「junjunのネパール探訪」ブログにアップさ
れています。

 ミーティングを終えて12時50分頃、散会となりました。

 (天気 晴、距離 3㎞、地図(1/2.5万) 立川、歩行地 小平市、歩数 5,400)

 私の帰路は、玉川用水緑道をさらに逆行して、西武国分寺線の鷹の台駅に向かいました。
途中の寄り道などは、このあと別項でアップします。
   




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