あるきメデス

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所沢航空記念公園周辺でヒコーキを探す(埼玉)

2014-09-13 22:26:53 | 所沢だより
 2014年9月13日(土)

 あと1週間後の9月20日(土)は「空の日」です。明治43年(1910)に徳川、
日野両陸軍大尉が、いまはデング熱で話題の東京・代々木公園の前身、代々木練兵場で、
日本初めての動力飛行に成功した日などにちなむもののようです。

 そこで今日は、所沢航空記念公園周辺にウオーキングに回ったときに、公園内外にあ
るヒコーキ(飛行機)の姿をしたものを探してみました。

 所沢航空記念公園は、日本初飛行の翌年、明治44年(1911)に開設された、日
本初の飛行場だった所沢飛行場の跡地に整備された県立公園です。

 第二次大戦後はアメリカ軍に接収されて米軍通信基地になり、昭和46年(1971)
に約6割が返還され、そのエリアの一部を整備して昭和53年(1978)に開園され
ました。

 総面積は50.2㏊あり、県営公園としては最大規模の公園です。
  


 その名の通り、公園内には所沢航空発祥記念館があり、飛行機ゆかりの碑なども幾つ
か立っているほか、飛行機や飛行機に似た展示物などがあるので、それを探して園内を
一巡してみました。

 まずは、公園への玄関口である西武新宿線の航空公園駅東口です。

 この建物は、所沢飛行場で明治44年(1911)4月に最初に飛行した、フランス
製の複葉機アンリ・ファルマンをイメージしたものです。

 正面に高く伸びる構造物の上部には、ジェット機のような三角形のデザインが。
        

 駅前広場のマンホールのふたは、所沢市のイメージマスコット「とこロン」と、アン
リ・ファルマン機が描かれています。
    
 ちなみに「とこロン」は、昨年の「ゆるキャラグランプリ2013」で、全国28位
にノミネートされました。現在投票受付中の今年は、さらに上位を狙っています。

 駅前広場の一角には、やはりアンリ・ファルマン機を描いたこんなモニュメントも。
        

 その背後は、戦後初の国産機YS-11中型輸送機が展示されています。

 YS-11は182機製造されましたが、これはその101号機で、全日本空輸とエ
アーニッポンの好意により寄贈され、ここに展示されるようになりました。


 航空公園駅東口からすぐ、南東側一帯が所沢航空記念公園。公園の西側中ほどの「沈
床茶園」と呼ぶこの辺りは、所沢飛行場の最初の滑走路の西側半分のようです。


 園内中央部北側にある県立「所沢航空発祥記念館」。建物は飛行機のエンジンをイメ
ージしたもの。

 平成5年(1993)の開館で、航空機が飛ぶ仕組み、歴史などを飛行機の実機や映
像、資料などを交えて理解できるミュージアムです。

 館の入口屋根は、初期のプロペラ機の羽のイメージでしょうか。



 最初の滑走路跡、沈床茶園の東側には、今にも飛び立ちそうな2つのヒコーキ彫刻が。



    

        

 その北側、広い芝生広場の隅にあるのがC-46A型輸送機。

 開園当初の昭和55年(1980)、航空自衛隊入間基地所属だったものを分解して
運搬の上、この場所に設置されたとか。

 アメリカのカーチス・ライト社が1940年から製造を開始し、全部で3,180機が
製造されました。「空のデゴイチ」と呼ばれ、入間基地では災害時の緊急物資輸送など
に活躍したようです。


 航空発祥記念館はすぐそば。館の入口にある開館時間や入館料などを記したパネルの
上も、ジェット機のような屋根が。
        

 本館の展示室前には、こんなヒコーキも。


 記念館の駐車場そばの園路の交差点際、災害時避難場所を示す標柱の上には、小さい
ソーラパネルとともに、風見鶏のように風に向かって回るプロペラ機のようなものが。
        

 さらに園路を東へ、東北側の芝生広場にも同じような災害時避難場所標柱があります。
          

 その辺りには、全長1,950mのジョギング・ウオーキングコースが設けられてい
て、100mごとに距離表示があります。以前は距離だけ書かれていましたが、最近こ
のようなものに更新されたようです。
    

 公園の東入口近くには、こんな野外彫刻が。「風の階段を登れ」と呼ぶ作品で、柳沢
飛鳥氏が1996年3月制作したもの。これもヒコーキのイメージでしょうか。


 野外彫刻から西に進むと、小噴水のそばでジョギング・ウオーキングコースは十字に
交差していますが、その交差点そばにはこんな注意標識がありました。
    

 公園の東南端、国道463号側にも入口がありますが、そばの自動販売機のデザイン。
    

 国道には、車道に沿ってケヤキの豊富な緑陰下を自転車走行ゾーンと歩道があり、歩
道を西進して公園の中央部の放送塔から延びてきた広い園路に合します。そこにも災害
時避難場所を示す標柱が立っています。
        

 そばに公園の管理事務所があり、その背後に回ると売店兼レストランの看板にもヒコ
ーキが描かれていました。
    

      

 これでほぼ公園を一巡し、公認野球場のそばの交差点で公園を離れ、所沢駅方向の中
心市街地に向かいました。




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コメント (2)
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