あるきメデス

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JR吾妻線 川原湯温泉駅が新駅へ(群馬)

2014-09-25 21:52:01 | 鉄道
 2014年9月25日(木)

 首都圏の水需要の変化などにより、一時、着工か中止かと話題になった群馬県長野原町の
八ッ場(やんば)ダムも、2019年度完成の予定で工事が再開され、それに伴う周辺の道
路や鉄道の付け替え工事と、長い歴史をもつ川原湯温泉の移転などが進められています。

 ダムで水没するJR吾妻線(あがつません)の川原湯温泉駅も、高台に新設された新駅に
移転するため、きのう9月24日(水)で今までの駅での営業を終えました。

 私は、カントリーウオークグループの「特別例会」と称する1泊のウオーキングで9年前
の2005年(平成17年)5月14日と、「関東百駅巡礼歩行」で2年前の2012年
(平成24年)11月17日に川原湯温泉駅に下車し、温泉周辺をウオーキングしましたの
で、昨日で営業を終えた川原湯温泉駅や当時工事中の新駅、川原湯温泉周辺の様子などを紹
介します。

 いままでの川原湯温泉駅は、1943年(昭和18年)年に建設され、第2次世界大戦直
後の1946年(昭和21年)に開業したとのことです。 

 2011年11月撮影の駅舎



 下り方向に見える2つの鉄塔は、ダムの上をまたぐ新しい道路橋の橋脚。


 2005年5月の駅ホーム


 上り方向を望む春と秋の様子。
 
 


 この駅に代わり、高台に移転する新駅の工事は、2年前の11月にはかなり進み、駅周
辺の線路や駅のホームが姿を現していました。向こうがダムとなる吾妻川(あがつまがわ)
の上流(吾妻線下り)方向で、吾妻川は右手の林の下を流れています。


 駅の北側から見る下り方向


 同じ北側からの上り方向、駅を出るとすぐにトンネルに入ります。


 この新駅予定地から上流に向かって下りて行き、橋から見る吾妻川上流の流れと2つの
橋。手前の高いのは付け替えられる道路橋で、奥の低いのはJR吾妻線の鉄橋。


 同じ場所の2005年5月の様子、まだ付け替え用道路の橋脚はありません。
      
 
 同じ橋からの下流方向。正面の家並みが川原湯温泉街で、ダムが完成するとあの辺りま
で水没するので高台に移転します。


 その橋を渡って左岸中腹にある集落に回り、川を隔て望む川原湯温泉街方面の2005
年5月の眺め。


 駅近くの橋からの同じ2005円5月の吾妻川の景勝地、吾妻渓谷。この景観も水没し
て見えなくなるのです。秋は紅葉の名所でもあります。
     

 2012年11月、駅近くの鉄橋を通過する下り特急列車。手前の道路橋を含め、この
周辺も水没してしまいます。


 営業最終日の様子を伝える今朝の朝日新聞東京本社版紙面



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