あるきメデス

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続カタツムリ歩行 東武野田線 大宮公園駅(埼玉)

2014-09-21 22:48:05 | カタツムリ歩行
 2014年9月21日(日)

 さわやかな秋晴れに恵まれた今日は、夏休みで2か月ぶりの「続カタツムリ歩行」の第
17回例会に出かけました。

 集合地は、東武アーバンパークライン(野田線)の大宮公園駅です。


 南に広大な大宮公園、北には盆栽の町を控えた駅前には、大きなヒマラヤスギが2本立
っていました。
     

 10時5分にスタートして駅西側の踏切を渡り、北側の盆栽町に向かいます。線路に沿
って東西に走るヤナギ通りの商店街の歩道には、もう花の終わったヒマワリが…。


 その通りに南側に、「紗瑠布(サルフ)」と呼ぶ代わった名の店が目に付きました。
    
     アンティークとリサイクル・アウトレットの店のようです。

 すぐ先のT字路を北へ、閑静な「かえで通り」に入ります。


 左手の角に、新しい大きな和風家屋があります。F木材株式会社と書いてありますが和
風建築の建築業らしく、板塀には和風民家の造作などの紹介パネルが貼ってあります。


 右手は、さいたま市立漫画会館。入館無料なので入ってみました。

 漫画会館は、この地、大宮が生んだ日本の近代漫画の創始者で、明治から昭和にかけて
活動した北沢楽天の偉大な業績を記念するとともに、広く漫画文化の発展を図ることを目
的にして、楽天の居宅後に建設されたとのこと。

 入館した正面には、その北沢楽天の胸像が置かれ、傍らに楽天が実際に使った道具など
を展示したコーナーがありました。
        

 これは、壁面に掲げられた北沢楽天の作品。


 展示場では、今年度の企画展として「-少女漫画からレディースコミックへ- 牧美也
子の世界展」を開催中でした。
        

 会場に展示されていた作品群のうちの2つ。


    
 ちなみに、牧美也子氏は昭和10年(1935)生まれ、21歳の1957年に漫画家
としてデビューし、少女漫画から次第に大人の女性が読んで楽しめるレディースコミック
を描くようになったようですが、そのような作品に縁のない私にとっては、初めて知る名
前でした。

 カエデ通りをされに北へ、次の交差点際に植竹稲荷神社の鳥居が見えたので入ります。
    

        
 木々に覆われた境内の一角に、「盆栽村」の開拓の中心になったという清水利太郎(号
は瀞庵)の大きな紀功碑があり、傍らにその業績などが記されていました。


 その先が、公開している盆栽園の一つ、藤樹園があったので入り、展示されていたたく
さんの盆栽を拝見しました。
    

      
    松柏の盆栽が多かったのですが、ほかの盆栽も見られます。
   

 次の三差路を東に折れ、東側のけやき通りを北に進んで右カーブして行くと、さいたま
市立大宮盆栽美術館の前に出ます。


 盆栽文化の調査・研究を行うとともに、盆栽文化を広く世界に発信し、多くの人に親し
んでもらうことを目的に、2010年3月に開館した世界で初めての公立の盆栽美術館と
のことです。

 初めてなので入館しましたが館内の主要なエリアは撮影禁止なので、もらったリーフレ
ットの写真で紹介します。




 外の盆栽庭園の一部は撮影可能になっていたので、そこに展示されていた盆栽を幾つか。

 こちらは五葉松

 

     梅もどき
    

         山もみじ、銘 紅稜(こうりょう)
        

     花梨(かりん)
    

  

 なお、入園料は大人300円、高大生・65歳以上150円です。

 盆栽美術館の南側の通りを東に進み、盆栽村エリアの東端付近を戻るように南下して、
盆栽緑地公園を南に抜けました。


 公園に沿って民家の塀に並んでいた盆栽の一つは、秋の彩りに。


 緑地公園の南の通りを西進し、次のもみじ通りを右折して北にすぐで「盆栽四季の家」
があります。


 緑陰にある和風の建物が公開されていて、中に入って休憩できます。


    盆栽村巡りで疲れた人などが、ちょっとひと休みするによさそうなところ。
    

 この辺で盆栽村巡りを終えることにして、盆栽緑地公園の北側を回って東進し、交通量
の多い県道35号・産業道路を横断して、見沼代用水西縁(みぬまだいようすいにしべり)
に出ました。田植えの時期でもないのに、代用水の水量は豊富です。


     流れの堤防に咲くヒガンバナ。
    

 代用水が半円形にカーブする辺りはすこし高みになっていて、東から南へと「見沼田ん
ぼ」と呼ばれる広大な低地に広がる畑などが一望です。

 

     張り出した台地の代用水際に、飾り物の風車が立っていました。
    

 すぐ北側、市民の森の南側を走る道路際の畑に白いヒガンバナが植えられ、花が見頃に。


 市民の森↓をのぞき込みながら、見沼代用水西縁との間の遊歩道を進みます。


 遊歩道が、斜めに代用水を横切る橋を渡ると、正面がゴールの神明社でした。
     

 創建年代は不明のようですが、中世に展開した伊勢信仰により勧請したと思われ、近年
まで境内に「土呂(とろ)の大杉」と呼ぶ800年に及ぶ年輪の杉の大木があったことか
らかなりの古社だったと推定されているようで、明治6(1873)年には当時の土呂村
の村社に列せられたとのことです。

 ゴールした皆さんは、拝殿の周辺で昼食にしました。

 社殿の背後には、大石に刻まれた「土呂土地区画整理完成記念碑」があります。
    

 鳥居の横には、区画整理の時にでも移設されたのか3体の庚申塔が並び、右のは宝永2
年(1705)、中央のは文政5年(1822)と刻まれています。
    

 そばには、市の保存樹木になっているクスノキの古木も立っていました。

 食事を終えて記念撮影後にミーティングをして、12時55分に散会しました。


 お気づきの方が居られるかも知れませんが、前回7月例会に続いて今回も、やまさんは
不参加です。やまさんの近況については、事務局のDさんからお話がありました。

 (天気 晴、距離 3㎞、地図(1/2.5万) 岩槻、歩行地 さいたま市北区、
  (歩数) 6,100)

 この後の帰路ついては、明日にでも報告します。




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