2015年4月16日(木)
今日は、東京・練馬区の練馬区立美術館で開催中の「小林清親(こばやしきよちか)展」
を観覧に出かけました。
西武池袋線の中村橋駅に下りて、北側線路沿いに下り方向に3分ほどで会場です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/54/2c935a1e093f5466455a14d48223f5d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/2a/163d86471f5bbe2ac96a63909f4c814e.jpg)
美術館の手前、駅寄りの広場は「練馬区立美術の森 緑地」と呼び、天然芝を敷きつめた
緑地に、20種類、32体のファンタジーな動物の彫刻が並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/55/d7715d6e1e24b621e916daebc36a0dae.jpg)
この馬の足は大根のよう。ちなみに練馬区は、練馬大根の産地として知られています。
ゴリラの横を北側に回ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/8a/266107430f8565527d3af39d61bc3ef9.jpg)
緑地の南側には、カラフルなワンちゃんが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e7/2c560a01e51acbc01ffa3df7f2e16e63.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/15/d8df6ae4afc08939de7fc884593ed537.jpg)
ゾウさん横を左に折れ、階段を上がると美術館の入口です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/54/1811d05357bfddb4453f2128c67d0b06.jpg)
入口近くには、こんな彫刻が…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/bf/f54ec89382d8608c53480eb03ecdf4a9.jpg)
観覧料は一般 500円、高・大学生と65~74歳 300円、中学生以下と75歳
以上は無料です。下はこの展覧会のリーフレット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d0/a693b475c855601f61ab0691836d1fca.jpg)
小林清親は弘化4年(1847)江戸、本所に生まれ、幕臣として伏見の戦いにも参戦
し、江戸開城を目の当たりにするなど、江戸の終焉を肌身に感じる青年時代を終わったよ
うです。
明治9年(1867)、清親は江戸から変貌した東京の風景を、銅版画や水彩画を意識
し、光と影の表現を駆使した新しい感覚の木版画とした「光線画」を世に送り出しました。
この新東京風景を次々に発表してセンセーショナルなデビューを果たすとともに、花鳥
画や静物画も発表したのですが、明治11年からは戯画、社会風刺画を描き、ジャーナリ
ズムとの関係も深めたようです。
明治27年(1894)に日清戦争が始まると戦争画も手がけるなど、社会、風俗に応
じた浮世絵師としての仕事を全うしましたが、木版画の斜陽とともに50歳過ぎた頃から
は肉筆画にその活動の場を求めたとのこと。
この展覧会は、大正4年(1915)の清親没後100年の記念展として、版画、肉筆
画、スケッチなど約280点により、総合的に回顧するのが目的のようです。
館内は撮影禁止なので、リーフレット裏面に紹介されていた7枚の絵を切り出して紹介
します。小さい画面だったので画質はいまひとつですが、イメージをご理解いただければ
幸いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/89/b9da096db9063bb7c3c9b800744ad181.jpg)
「猫と提灯」 明治10年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1b/2ec2a5ab7ef05656d27cca4a58374872.jpg)
「駿河町雪」 明治12年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0e/2e24f656f0f3101eced6e0536f2c848d.jpg)
「高輪牛町朧月景」 明治12年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cc/82abff872c14b23e44fd27503844d65c.jpg)
「明治十四年二月十一日夜大火 久松町二而見る出火」 明治14年頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ce/f3d72ad4919d052ef5c1f0aa8df03438.jpg)
「目を廻す器械 団団珍聞 508号」 明治18年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/10/e82e35aa85fe044b4bed21baeaf0ca54.jpg)
「獅子図」 明治17年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/e5/6a405873c7e5bf24ea63c6b659873c95.jpg)
「写生帖」 明治41~42年
新東京風景では、江戸から東京に変わったばかりの新しい町並や風景、最新の乗り物、風
俗など、いまは想像できない当時の東京の様子がよくわかり、ほかの画家はあまり描かない
火事を描いてみたり、文字入りの戯画や風刺画で世相を批判し、さらに日清戦争の迫力ある
戦争画と、多彩な清親の画才に感心し、魅了されました。
観覧を終えた後、美術の森緑地を一巡して、色々な方向からの彫刻も楽しみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/9f/bed41f39c78b58e4661c1dc3472e6729.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/02/8fdee1c265faa553f837e87d17460056.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/95/100c92fadec04391b4b900d37adc9111.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a1/0c0f92ca9be5a8f5e1f0d3bef8288dcc.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/70/ee/f1943c129f4d7efd5e05b0dfec3719e6.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b6/b9daba27aa393ebbb9873b05059ea712.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/98/d2ed4e14f3e95f74663051301ff5fe04.jpg)
13時を過ぎたので駅北口の商店街で昼食をして、次の目的地に向かいました。そのレポ
ートは次回に…。
なお、練馬区立美術館での「小林清親展」は5月17日(日)まで開催中です。
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今日は、東京・練馬区の練馬区立美術館で開催中の「小林清親(こばやしきよちか)展」
を観覧に出かけました。
西武池袋線の中村橋駅に下りて、北側線路沿いに下り方向に3分ほどで会場です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/2a/54/2c935a1e093f5466455a14d48223f5d8.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/64/2a/163d86471f5bbe2ac96a63909f4c814e.jpg)
美術館の手前、駅寄りの広場は「練馬区立美術の森 緑地」と呼び、天然芝を敷きつめた
緑地に、20種類、32体のファンタジーな動物の彫刻が並んでいました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/21/55/d7715d6e1e24b621e916daebc36a0dae.jpg)
この馬の足は大根のよう。ちなみに練馬区は、練馬大根の産地として知られています。
ゴリラの横を北側に回ります。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/8a/266107430f8565527d3af39d61bc3ef9.jpg)
緑地の南側には、カラフルなワンちゃんが。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5b/e7/2c560a01e51acbc01ffa3df7f2e16e63.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/72/15/d8df6ae4afc08939de7fc884593ed537.jpg)
ゾウさん横を左に折れ、階段を上がると美術館の入口です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/36/54/1811d05357bfddb4453f2128c67d0b06.jpg)
入口近くには、こんな彫刻が…。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1f/bf/f54ec89382d8608c53480eb03ecdf4a9.jpg)
観覧料は一般 500円、高・大学生と65~74歳 300円、中学生以下と75歳
以上は無料です。下はこの展覧会のリーフレット
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6a/d0/a693b475c855601f61ab0691836d1fca.jpg)
小林清親は弘化4年(1847)江戸、本所に生まれ、幕臣として伏見の戦いにも参戦
し、江戸開城を目の当たりにするなど、江戸の終焉を肌身に感じる青年時代を終わったよ
うです。
明治9年(1867)、清親は江戸から変貌した東京の風景を、銅版画や水彩画を意識
し、光と影の表現を駆使した新しい感覚の木版画とした「光線画」を世に送り出しました。
この新東京風景を次々に発表してセンセーショナルなデビューを果たすとともに、花鳥
画や静物画も発表したのですが、明治11年からは戯画、社会風刺画を描き、ジャーナリ
ズムとの関係も深めたようです。
明治27年(1894)に日清戦争が始まると戦争画も手がけるなど、社会、風俗に応
じた浮世絵師としての仕事を全うしましたが、木版画の斜陽とともに50歳過ぎた頃から
は肉筆画にその活動の場を求めたとのこと。
この展覧会は、大正4年(1915)の清親没後100年の記念展として、版画、肉筆
画、スケッチなど約280点により、総合的に回顧するのが目的のようです。
館内は撮影禁止なので、リーフレット裏面に紹介されていた7枚の絵を切り出して紹介
します。小さい画面だったので画質はいまひとつですが、イメージをご理解いただければ
幸いです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/89/b9da096db9063bb7c3c9b800744ad181.jpg)
「猫と提灯」 明治10年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/1e/1b/2ec2a5ab7ef05656d27cca4a58374872.jpg)
「駿河町雪」 明治12年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/61/0e/2e24f656f0f3101eced6e0536f2c848d.jpg)
「高輪牛町朧月景」 明治12年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/74/cc/82abff872c14b23e44fd27503844d65c.jpg)
「明治十四年二月十一日夜大火 久松町二而見る出火」 明治14年頃
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/5c/ce/f3d72ad4919d052ef5c1f0aa8df03438.jpg)
「目を廻す器械 団団珍聞 508号」 明治18年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6c/10/e82e35aa85fe044b4bed21baeaf0ca54.jpg)
「獅子図」 明治17年
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4e/e5/6a405873c7e5bf24ea63c6b659873c95.jpg)
「写生帖」 明治41~42年
新東京風景では、江戸から東京に変わったばかりの新しい町並や風景、最新の乗り物、風
俗など、いまは想像できない当時の東京の様子がよくわかり、ほかの画家はあまり描かない
火事を描いてみたり、文字入りの戯画や風刺画で世相を批判し、さらに日清戦争の迫力ある
戦争画と、多彩な清親の画才に感心し、魅了されました。
観覧を終えた後、美術の森緑地を一巡して、色々な方向からの彫刻も楽しみました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/6e/9f/bed41f39c78b58e4661c1dc3472e6729.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/0d/02/8fdee1c265faa553f837e87d17460056.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/48/95/100c92fadec04391b4b900d37adc9111.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/54/a1/0c0f92ca9be5a8f5e1f0d3bef8288dcc.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/46/b6/b9daba27aa393ebbb9873b05059ea712.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/22/98/d2ed4e14f3e95f74663051301ff5fe04.jpg)
13時を過ぎたので駅北口の商店街で昼食をして、次の目的地に向かいました。そのレポ
ートは次回に…。
なお、練馬区立美術館での「小林清親展」は5月17日(日)まで開催中です。
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