2016年2月21日(日)
JR武蔵野線周辺を歩く「続カタツムリ歩行」の今年最初、通算31回目の例会に参加
した。集合はJR武蔵野線で最も新しい吉川美南(よしかわみなみ)駅。2014年3月
17日開業なので、間もなく2年になるという生まれたての駅である。
駅の東側はまだほとんど開発が進んでおらず、駅2階のコンコースからは、はるかに筑
波山が望まれる。
10時8分に東口をスタートして、北に延びる第二大場川の左岸沿いを北に向かう。線
路近くの流れ際に、ケヤキだろうか伸び伸びと枝を伸ばした大きな木が残っていた。
すぐ先にも、もう1本がある。
500mほど進と川幅が広がっていた。振り返れば、駅の西側に大きなマンションが望
まれる。
川の周辺は、古くから早場米の産地として知られた二郷半領(にごうはんりょう)で、
広々とした水田風景が広がる。
川沿いを1㎞前後進んで県道52号を横断し、木売(きうり)新田に入る。川沿いに、
こぢんまりしたかやぶき屋根の稲荷神社が祭られていた。
社殿前の青面金剛は、文化9年(1812)の造立のよう。
境内の白梅には、おみくじも結ばれていた。
神社の前の通りを東へ、次の交差点を右折して南に向かう。街路樹に赤い実を付けた木
もある。
県道52号に出てすぐ先に、富(とみ)新田の稲荷神社があった。ここも社殿は小さい
が、わずかに残る松が歴史を伝えてくれる。
新しいおキツネさんの耳は、聞き耳を立てて立っていた。
境内の水神塔(左)は天明3年(1783)、右の石塔には文化元年(1804)と刻
まれている。
稲荷神社の西北すぐ近くには、吉川市の配水場らしい大きな水道タンクが望まれる。
県道のすぐ先には、こんな店があった。自宅の近くなら、自分もそろそろお願いしなく
てはならないかとも思う。
東に延びる次の通りに、古くからこの地にお住まいと思われる大きな民家が見えたので、
近づいてみた。
広い屋敷の南西端から道路上に松の古木が伸び、そばのレモンが南側の細い流れの上ま
で枝を伸ばしている。
屋敷の西側の畑に伸びたナノハナが、見頃になっていた。
吉川美南高の横を通過して、2つ目の角にも小さな稲荷神社が祭られていた。
道路際の地蔵堂↓とともに、5年前の2011年3月11日の東日本大震災のときに社
殿が倒れて、修復したようだ。
ここから県道を離れ、東に延びる旧道を進む。近くの民家の前の白梅が見頃に。
700mほどで大場川に突き当たり、右岸沿いの道に入る。
対岸にある、モーターで攪拌している池は、吉川特産のナマズの養殖場らしい。
南北から高圧送電線が集まる北葛飾変電所横を過ぎ、車道を横断した先は川の右岸の自
然堤防上の芝の道となる。横断する道路が市境で、吉川市から三郷市に入った。
向こうに見える木の手前で川を離れて、田んぼの中を南に伸びる農道へ。振り返り見る
大場川↓の流れ。
半田集落の中心にあるのが萬音寺。三郷七福神・早稲田回りの最初の寺だという。
ゴール後のミーティングにて地元のIMさんによれば、ここのご住職は三郷市長とか。
あわせてIMさんの話では、三郷には七福神めぐりのコースが3つあるが、こちらの早
稲田回りコースでは正月7日に回ると、ある寺で七草がゆが振る舞われるという。
左から大師堂、七福神の寿老人、それに水子地蔵尊。
本堂正面の入口付近には、6地蔵が並ぶ。
寺よりひとつ北側の通りを西進して少し北へ、ゴールの半田稲荷神社には12時10分
に着いた。今日回った4つの稲荷神社の中では最も大きな社殿である。
半田稲荷神社は、一説によれば古河公方(こがくぼう)が室町初期にこの二郷半領を掌
握するため、自ら勧請(かんじょう)した葛飾・金町の半田稲荷神社の分霊を、重臣に命
じて祭らせたことに始まるとか。
近世では、延宝2年(1674)に天神、弁天(現在の厳島神社)を末社として勧請し
たほか、享保3年(1718)に正一位稲荷大明神に叙せられたという。これらの末社は、
拝殿の横や背後に祭られていた。
また、社殿の棟札によれば、寛政12年(1800)に社殿を再建したようだ。
昼食を終えて記念撮影後、ミーティングをして、次回のゴール後にはオカリナと歌の集
いを開催することなどの話があり、13時過ぎに散会となった。
(天気 晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 越谷、歩行地 吉川市、三郷市、
歩数 10,500)
帰路は、皆さんは最寄りの新三郷方向に向かったが、私は三郷のIIさんと線路の西側
に出て吉川美南駅に戻ることにした。
吉川美南駅と新三郷的との中間辺りにある、線路下を通過する車道を西に抜けて右折し、
大型家電店ケーズデンキ前を通過する。
すぐ先、吉川美南駅西口から延びる通りを少しで流れに沿って西北に進むと、駅周辺の
開発に伴い作られた大きな調整池があった。
アシの茂岸辺には、カルガモなどの野鳥がたくさん見られる。
池の西岸沿いに進む。
池の北東側は、広い芝生地の広がる吉川美南中央公園。中央部にある数mの高台に上が
り、池を一望する。
期待した奥多摩や奥武蔵、上毛三山、日光などの山並みは、周辺の住宅に隠されて見え
ない。
公園の東北端に、彩りの新しい建物が見えたのでそばまで行ったら、消防署だった。
公園内には「エディケーションボード」と呼ぶ足裏を刺激する健康器具があり、裸足に
なった市民がその上を回っていた。
調整池を見下ろす中央部の高台。
吉川美南駅西口には14時3分に戻った。
上りホーム後部からは、西口広場にあった風で動く彫刻が望まれる。
14時11分発、府中本町行き上り電車に乗る。
(トータル距離 9㎞、同 歩数 16,200)
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JR武蔵野線周辺を歩く「続カタツムリ歩行」の今年最初、通算31回目の例会に参加
した。集合はJR武蔵野線で最も新しい吉川美南(よしかわみなみ)駅。2014年3月
17日開業なので、間もなく2年になるという生まれたての駅である。
駅の東側はまだほとんど開発が進んでおらず、駅2階のコンコースからは、はるかに筑
波山が望まれる。
10時8分に東口をスタートして、北に延びる第二大場川の左岸沿いを北に向かう。線
路近くの流れ際に、ケヤキだろうか伸び伸びと枝を伸ばした大きな木が残っていた。
すぐ先にも、もう1本がある。
500mほど進と川幅が広がっていた。振り返れば、駅の西側に大きなマンションが望
まれる。
川の周辺は、古くから早場米の産地として知られた二郷半領(にごうはんりょう)で、
広々とした水田風景が広がる。
川沿いを1㎞前後進んで県道52号を横断し、木売(きうり)新田に入る。川沿いに、
こぢんまりしたかやぶき屋根の稲荷神社が祭られていた。
社殿前の青面金剛は、文化9年(1812)の造立のよう。
境内の白梅には、おみくじも結ばれていた。
神社の前の通りを東へ、次の交差点を右折して南に向かう。街路樹に赤い実を付けた木
もある。
県道52号に出てすぐ先に、富(とみ)新田の稲荷神社があった。ここも社殿は小さい
が、わずかに残る松が歴史を伝えてくれる。
新しいおキツネさんの耳は、聞き耳を立てて立っていた。
境内の水神塔(左)は天明3年(1783)、右の石塔には文化元年(1804)と刻
まれている。
稲荷神社の西北すぐ近くには、吉川市の配水場らしい大きな水道タンクが望まれる。
県道のすぐ先には、こんな店があった。自宅の近くなら、自分もそろそろお願いしなく
てはならないかとも思う。
東に延びる次の通りに、古くからこの地にお住まいと思われる大きな民家が見えたので、
近づいてみた。
広い屋敷の南西端から道路上に松の古木が伸び、そばのレモンが南側の細い流れの上ま
で枝を伸ばしている。
屋敷の西側の畑に伸びたナノハナが、見頃になっていた。
吉川美南高の横を通過して、2つ目の角にも小さな稲荷神社が祭られていた。
道路際の地蔵堂↓とともに、5年前の2011年3月11日の東日本大震災のときに社
殿が倒れて、修復したようだ。
ここから県道を離れ、東に延びる旧道を進む。近くの民家の前の白梅が見頃に。
700mほどで大場川に突き当たり、右岸沿いの道に入る。
対岸にある、モーターで攪拌している池は、吉川特産のナマズの養殖場らしい。
南北から高圧送電線が集まる北葛飾変電所横を過ぎ、車道を横断した先は川の右岸の自
然堤防上の芝の道となる。横断する道路が市境で、吉川市から三郷市に入った。
向こうに見える木の手前で川を離れて、田んぼの中を南に伸びる農道へ。振り返り見る
大場川↓の流れ。
半田集落の中心にあるのが萬音寺。三郷七福神・早稲田回りの最初の寺だという。
ゴール後のミーティングにて地元のIMさんによれば、ここのご住職は三郷市長とか。
あわせてIMさんの話では、三郷には七福神めぐりのコースが3つあるが、こちらの早
稲田回りコースでは正月7日に回ると、ある寺で七草がゆが振る舞われるという。
左から大師堂、七福神の寿老人、それに水子地蔵尊。
本堂正面の入口付近には、6地蔵が並ぶ。
寺よりひとつ北側の通りを西進して少し北へ、ゴールの半田稲荷神社には12時10分
に着いた。今日回った4つの稲荷神社の中では最も大きな社殿である。
半田稲荷神社は、一説によれば古河公方(こがくぼう)が室町初期にこの二郷半領を掌
握するため、自ら勧請(かんじょう)した葛飾・金町の半田稲荷神社の分霊を、重臣に命
じて祭らせたことに始まるとか。
近世では、延宝2年(1674)に天神、弁天(現在の厳島神社)を末社として勧請し
たほか、享保3年(1718)に正一位稲荷大明神に叙せられたという。これらの末社は、
拝殿の横や背後に祭られていた。
また、社殿の棟札によれば、寛政12年(1800)に社殿を再建したようだ。
昼食を終えて記念撮影後、ミーティングをして、次回のゴール後にはオカリナと歌の集
いを開催することなどの話があり、13時過ぎに散会となった。
(天気 晴、距離 6㎞、地図(1/2.5万) 越谷、歩行地 吉川市、三郷市、
歩数 10,500)
帰路は、皆さんは最寄りの新三郷方向に向かったが、私は三郷のIIさんと線路の西側
に出て吉川美南駅に戻ることにした。
吉川美南駅と新三郷的との中間辺りにある、線路下を通過する車道を西に抜けて右折し、
大型家電店ケーズデンキ前を通過する。
すぐ先、吉川美南駅西口から延びる通りを少しで流れに沿って西北に進むと、駅周辺の
開発に伴い作られた大きな調整池があった。
アシの茂岸辺には、カルガモなどの野鳥がたくさん見られる。
池の西岸沿いに進む。
池の北東側は、広い芝生地の広がる吉川美南中央公園。中央部にある数mの高台に上が
り、池を一望する。
期待した奥多摩や奥武蔵、上毛三山、日光などの山並みは、周辺の住宅に隠されて見え
ない。
公園の東北端に、彩りの新しい建物が見えたのでそばまで行ったら、消防署だった。
公園内には「エディケーションボード」と呼ぶ足裏を刺激する健康器具があり、裸足に
なった市民がその上を回っていた。
調整池を見下ろす中央部の高台。
吉川美南駅西口には14時3分に戻った。
上りホーム後部からは、西口広場にあった風で動く彫刻が望まれる。
14時11分発、府中本町行き上り電車に乗る。
(トータル距離 9㎞、同 歩数 16,200)
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