Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!

定年退職してしまいましたが、再任用でまだまだ老後の蓄えをしなくてはなりません。それでも悔いのない人生にしたいと思います。

今日は一日実家で梅ちぎり!

2014年05月26日 23時36分50秒 | Weblog

2014年5月25日(日)

今日(日曜日)は、朝6時に起床して、実家に向かいました。
毎年恒例の、憂鬱な梅ちぎりのためです。
今年6月で90歳になる親父一人にさせるわけにもいかず、長男は頑張る訳です!

到着してみると、親父が準備万端、待っているかと思いきや、本人はグランドゴルフにカンカンやってほうけていて、なかなか帰ってこない!

仕方なく、7:30には一人梅の木の上に登り、10時まで一人で収穫しました。

我が家の梅の木は、屋敷の片隅に、30年位前に植えられたもので、写真の様に納屋の屋根の上に枝を張っている状態です。



梯子を掛けて屋根に登り、瓦の上から手の届く範囲を手ちぎりします。



梅畑なら、シートを敷いて、竹でバンバンたたき落とす事が出来るのですが、凹凸の屋根の上ではそれも出来ません。
安定していそうな屋根の上も、傾斜の瓦の足場の悪さで、結構踏ん張っているもので、足が疲れます。



瓦の上で届かなくなると、枝振りを見ながら道板を渡し、水平の足場をセッティングします。
これが、なかなか水平が取れないのです。
1mの高さでも人は死ぬ(一命取る)という駄洒落もあるのに、高さ4~5mのグラグラする狭い道板の上での収穫作業です。

老木の梅の木をご存じでしょうか?
幹に出た細い枝が枯れると、針みたいに堅く鋭く、垂直に突き立っています。
そんな幹に手を突いたり、背中や腕を擦ったりして、『アイタタッ』のうめき声を上げながら収穫します。



品種は粒の大きい、『南高梅(なんこううめ)』です。
今年は豊作で、枝もたわわに実っています。



アブラムシの被害も無く、綺麗な大きな梅です。
一個一個を手ちぎりし、手元の袋に入れていきます。
掴み損なうとポロッと地面に向かって落ちていき『あ~っ!』と声を上げます。



粒が大きいので、すぐに袋が満杯になります。



袋満杯で10キロくらいなると、重たい袋を下げながら、この道板を渡り、下に運び出すのですが、重たいほど足場の転倒の危険性が増します。



おや~!親父がグランドゴルフから帰ってきました。
『ったく、今頃帰ってきて~のんきにグランドゴルフが優先かい!早よ~上がって来て、この梅ちぎらやん!』
親父は長生きのコツなのか、楽しみ優先の様です。



高さ4mの平均台みたいな道板の上で、残った梅をちぎり始める~すねたような親父の後ろ姿~来月6日で90歳とは思えません。



午後2時過ぎに、やっと終わりました。



道板を、納屋の屋根裏に片づけて収穫作業は完了。



この一つのコンテナや篭には、約30kg超入っています。



筵(むしろ)や茣蓙(ゴザ)を敷いて、梅を返し



割れ・傷・変形・小粒などを選別をしながら、青いネットに5キロを詰めていきます。



5kgですが、5200gを詰めます。



これは選別された、傷・割れです。
傷を切り捨てて、オロシで実をすり身にして、煮詰めて、真っ黒い家庭常備薬の胃薬にするのは、婆さん(実母)の仕事です。



5kg が 21袋 = 105kg
2kg が 21袋 =  42kg
親戚に頼まれた梅 =10kg
1袋に足りなかった梅=3kg  合計 160kg 出荷調整が終わったのは5時近く。



トラックに積み込んで、市場に出発。



向こうではもう、セリが始まろうとしていたので、急いで荷受けをしてもらった。



市場では、朝競りコーナー、夕競りコーナーがあり、両方を確認すると、量が多いので、値崩れ防止に、両方の競りに分けて出すことにしました。





さてさて、一日苦労して収穫した梅が幾らする事やら~1キロ100円なら、15000円程度、
1キロ150円なら、22500円程度~
あれだけキツイ思いしたんだから、@150円くらいは欲しいものだ!

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