2015年5月17日(日)午後~
やれやれ、朝早くから実家に着いたものの、梅の肥大が悪いため、両親は『まだ、ちぎらん!』と、動こうとしない
仕方なく、あと一週間待つ事にした
一方、栗園の栗の花が伸び出した
梅雨前には、夏草の刈り取りをやっておかないと~と言う事で、中途半端になった午前中は、コメの精米をしながら、不調な刈り払い機のメンテナンスをした
午後1時、いつもなら食後の昼寝をする親父と一緒に、栗園の周囲の草刈りに出かけた
ったく農地があり、作物があると、次から次へと農作業は出てくる
ごらんの様に、土手は全て1mもの雑草で覆われている
梅雨に入る前の今の内に、刈っておけば、梅雨後の雑草の芽立ちがだいぶ大人しいそれでも、収穫前にはもう一度草刈りは必要
土手は、角度で40~80度の急傾斜ばかり
その傾斜部分=法面(ノリメン)の幅が長いと、2度くらいに分けて刈り払いしないと、一度では刃の振りが足りない
右足は上、左足は下にしてカニの前歩き~
土手延長が長いので、体がよがんで仕舞う
肥料も、防除もしないのに、どうしてこんなに大きく育つのか
と感心する
この土手の下の細長い畑は、長い事、耕作放棄地
余所の畑だが、ついでに刈り取ってやる
と言うより、栗の収穫期には、イノシシの隠れ家になるからだ
延長50mくらいが終わると、もう汗だく
この日は真夏日に近く、30度近くまで上がった
ちょっと休憩して、園の上の段の土手へ移動
雑草は、ハルジオン・カヤ・クズ・セイタカアワダチソウ・ポンポン草~と多彩
特に、蔓性のクズはやっかいで、刈り払い機の刃に巻き付くと急に腕・腰に負担がかかる
この山の手側から、イノシシが降りてくる
もう一つ、孟宗竹の筍の後は、コサン竹の筍が栗園に侵入してくる
これも油断大敵~2~3年で、栗園は竹林となる
そうこうしていると、エンジン音にまぎれて、背後から呼びかける三男の声が
初給料が出たので、遅ればせながら、親父(三男の祖父)に、お金を持ってきたと言う
しかし、車はどこにもない
話を聞いたら、ずっと下の方の道で、脱輪し、そこから歩いてきたという
親父とそこまで下ってみると、右側の前後車輪が、完全に脱輪していた
軽自動車がやっと通れる道幅で、下の田んぼが『じゅっ田んぼ』なので、路肩は水分過多で柔らかく、一度はまれば容易には上げられない
『また、トラクターの出番か』と思ったが、親父と二人で何度かのトライでやっと上がった
ハッキリ言って、この車上げが一番腰に来て疲れた
それから息子は無事に帰宅
『ああ、疲れた』
放置した刈り払い機をパチリ
刈り払い機には、ハンドルの形では、このループハンドルタイプとU字ハンドルタイプがある
ループハンドルが、棹(さお)振りが早く出来て斜面や狭い場所での草刈りには向いているという。
でも、ちょっとした弾みで、刃をが地面に入ると、回転により自分の足下に刃が駆け寄って来やすく、ヒヤリハットの経験もある
車の小径ハンドルと同じく、腕の力が無いと、危険度も高いと思っている
エンジンの調子は良く~順調に、刈り進んでいた~ところが
『ブチッ』という変な音とともに、蛇を切ってしまった。
この辺りは、以前から『マムシ(ひらくち)』の産地
『マムシ』かと思ったが、これは違った
ちょっと後味が悪く、申し訳ないが、刈り払い機では良くある事
なんとか、日が高い内に、草刈りを終わる事ができた
親父と二人で3時間あまり~や~疲れた日曜日