2017年9月10日
親父が一人暮らしになると、先ずは、庭に草が生え始め、そして菜園は雑草に覆われる~
まさに松尾芭蕉の奥の細道 『夏草や兵どもが夢の跡』
の言葉が出てきます。
「三代に渡って栄えた藤原氏だが、蝦夷の攻撃を受け滅ぶと、それも一時の夢と消え、今では草が生い茂るばかりだ。」
まあ、それは一般家庭も同じ、どこの空き家の庭も、放置菜園もこんな感じです。
でも、うちには未だ強者の親父(92)が生きている
8月上旬の会話です。
『俺が、なんか秋野菜ば植えるけん、草ば取っといてはいよ
朝夕の涼しか時に、ボチボチでよかけんな
熱中症で死んだらボク(バカらしい)ばいた』と言っていた。
親父は、それから暑さにめげず手で草取りを完了していました。
とりあえずの第一弾の植え付け
知人から貰った、ジャンボニンニク。
比較のため、中央に80gのジャガイモ(卵Sサイズ)
ジャガイモは、上がアンデスレッド(ネオデリシャス)
下が、男爵
『もう、早く植えて!』って芽を出しています。
さて、親父に宿題出したからには、僕も頑張らんといかん訳です。
これまた放置林から腐葉土を集めて、土づくりの材料集めです。
真夏の期間で、集めました。
もう一つは、近所の精米機からの、米ぬか集めです
タダで貰えるものは、遠慮なく活用
耕耘整地前に、米ぬかを振り~
次いで、落ち葉・腐葉土を一輪車で運び~
とりあえず、山に降ろし~
畝の上に広げ~
いよいよ、耕耘作業
管理機を引っ張り出し、燃料コックを開け、チョークを引いて、スロットルレバーを上げ、いざ、スタータ(リコイル・スタータ)を思いっきり引いたら
『プッツン』と切れ、そのまま、余った力で後ろに転んでしまいました。
尻もちついたまま、紐を見ながら、一時呆然
溜息で腕時計を見ると、もう11時半
『ああ、今日は終わらんかも』と落ち込むも、途中で作業は終われない
それからカバーを止めているボルトに合うレンチ探し
刈り払い機の道具にもサイズが違い見つからない~気の利いた整理をしていない実家の道具箱には、とうとう見つからなかった。
家の中に、日曜大工用の道具を入れたバッグを置いていたのを思い出した。
ソケットレンチセットが入っていたのが幸いした。
メーカーはKTCではない安物だが、使えれば十分
と、ここで12時になってしまったので、親父の昼飯つくりのため中断
さて、昼寝もしなくて、『ホームセンターに買い出しに行くか』
どうしたものかと、残った紐を引き出して見ると、更にスタータに必要な回転のアソビの余裕がありそう
スターターの取っ手に、切れた紐をお手本に結び目を作り、スタータを元にセット
再び、チョークを引いて、スロットルレバーを上げ、いざ、スタータを思いっきり引いた
エンジンは一発でかかった
耕耘作業中の写真は無し
あれほどの落ち葉&腐葉土は、どこに行ったのか分からないほど、綺麗に混和できました。
1回目、正転ロータリーでかけ、2回目、逆転ロータリーを掛けました。
そして、逆転ロータリーで、左右の羽根を上げながら、畝の区切りに溝を掘りました。
管理機の溝上げは、なかなか綺麗には出来ません。
鍬を使っての、溝上げです。
2つの畝の間が溝(明渠)になります
鍬をザクッと足下に引き、鍬の腹に土をためると~
右の畝の上に払い落とします。
また、溝の土を鍬ですくい、今度は左側の畝の上に払い落とします。
つまり、溝幅は、鍬の幅とだいたい同じになります
こうして、ずっと後ろに後退します
進行はバックスタイルが正常です
土を動かすのは、重労働です。
ずっと下向き作業のため、メガネに汗が溜まり、金魚鉢の中から、外を見る様な呆けた景色にイライラします。
こんな感じで、畝の上に溝の土が上がり、溝が深くなることで、畝が相対的に高く盛られます。
凸凹をレーキで平らに均します。
溝に落ちる土は気にしません。
後日、生長に合わせて、溝の土を株間に土寄せする土として、そのままにしておきます。
これで、植え付け準備完了です
植え付け前に、種イモの株間を決めようと、試しに並べてみました。
株間が決まると、いよいよ植え付けです
覆土をした後、円形の形に鎮圧を凹窪みを指先でつけます。
これは、後で潅水をするときに、植え位置に水が集中する様にです。
ニンニクも、余裕の株間になってしまいました。
ジャンボニンニク、デカイ
さて、これはニンニクの茎に出来る種です。
これも、ムカゴと同じく、生殖能力はちゃんとあります。
早く芽が出ることが楽しみです
また、報告します
腐葉土集め の、集中の様子です
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