2021年12月中旬~2022年2月
親父の49日を済ませると、実家は本当の空き家になり、家・菜園や農地や山の管理も全てのしかかってきました。
親父は菜園横に掘っ立て小屋を、私が高校生の頃ですから45年ほど前に建てました。
固定資産税がかからないようにと、木や孟宗竹の柱を地面に直接立ててあります。
さすがに老朽化し、今ではいつ倒れてもおかしくない状態です。
柱に寄り掛かっただけで、グラグラです。
具体的に建て直しを考え始めたのは、年末休暇になってからです。
建材を木にするか、単管パイプにするか考えました。
木だと、軸組み工法で木材の切断・刻みに時間がかかるので、規格ものの単管パイプで立てることに決めました。
大きさは元の敷地に収まる事と、規格ものの単管パイプが4mである事から、4m×4mとし、エクセルで図面を描きました。
高さは、左側が2mの柱、右側が1.5mの柱とし、南抜きの傾斜の屋根としました。
2mは、ボブキャットの屋根高が1.8mである事から決まりました。
図面を元に、パイプの数、単管パイプどうしの連結クランプや波板の大きさ、数量・枚数を数えました。
12月の晦日や大晦日にかけて、ホームセンターでの単価調査です。
単管パイプを連結するクランプには、直交クランプと自在クランプがありますが、屋根が傾斜であること。
入り口から奥にかけて、4mにつき5cmくらいの傾斜を付ける計画でしたので、自在クランプが多く必要になる事が分かりました。
屋根の波板は、垂木が必要ですので、その垂木クランプも必要です。
屋根や側面に張るのは波板とし、ガラスネットの透明タイプとしました。
材料一覧表に、数量・単価等整理し、必要な経費を算出しました。
『12万円か~。単管パイプ、クランプは中古部品も使うから、安上がりじゃあるけど、お金の準備しなきゃ~。』
2022年1月
新年早々、図面をにらめっこしていましたが、縦柱と横の梁や屋根の垂木を止めるための単管パイプの前後の順番や、クランプの掛け方が良く分かりません。
そこで、竹ひごでビジュアルな模型を作ることにしました。
ただ、竹ひごの連結に困りました。(糸やヒモで縛るのは厄介・接着剤はやり直しが出来ない)
そこで、電気コード(VVF2芯ケーブル)を剥いた、外皮(ビニルシース)でクランプを作ることにしました。
カッターナイフで切込みを入れて、単管パイプに見立てた竹ひごを突っ込む穴をキリで開けました。
こんな感じで、『穴、あけましておめでとうございます!連結です。』
時節柄、ちょうど おせち料理の蓋がゴミとして出ました。
箱の辺20cmを4mと見立てて、4m・2m・1.5mの20分の1に竹ひごをカットし、単管パイプを組み立てました。
(安定のため箱に差し込んで立てているので、高さが低く見えます!)
2022年1月下旬
固定ベースを10個買いました。
直径10mm×長さ80mmのボルトナットも40組。
これに単管パイプ柱を突っ込み立てます。
固定ベースを固定する、セメント・砂利・砂の2セットでしたが、結果的にはもう1セット足りませんでした。
固定ベースを固定する土台の敷石づくりです。
石、小石、割れ瓦を屋敷中から集めて、1斗缶に詰めました。
生コンの作成に活躍したのは、以前復活させたこのミキサーです。
コンクリートミキサーのレストア
良い比率で、生コンクリートが出来ました。
1斗缶に流し込んで、棒で石の間に突き詰めて、落ち着いたところで、固定ベースを置きボルトを埋めました。
ところがハプニング!
ズブズブと沈んでいくのです!
たまたま庭先に、柿の伐採枝を放置してましたので、急いでY字の枝を切り出し支えを作り、染み出して上がってくる水を雑巾で吸い取り、沈まない硬さに調整。
ベース下に、コンクリートを突きこんで固めると共に、枝で水平と垂直を調整し丁度良い高さで安定させました。
最後に、表面をコテで出来るだけ平面に均しました。
1週間後、実家に来てみると、綺麗に固まっていました。
全部で8個の固定ベースアンカーが出来ました。
ただ、1個50kg位になり、ちょっとそっとでは重くて動かせない頑丈さになりました。
2022年2月下旬
さ~て、この頃、市場?は戦時下となっていました。
コロナ禍もありますが、ロシアによるウクライナへの 軍事侵攻 2022年2月24日 の影響が、さまざまな資材・建材に出始めていました。
それ以来、各種の生活用品・食料品・建材の値段がジワジワと上がっていました。
『ボーっとしていたら予算内で買い物出来んばい!』
土台のアンカーが出来たので、いよいよ長物資材の購入となりました。
が、しかし法律(道路交通法)の壁が!
2022年3月上旬
4mとかの長物は、ホームセンターでの運搬もやってくれないし、お店の軽トラックも貸してくれないのです。
余計な時間を費やしましたが、急きょ作ったのが、コレ!
単管パイプを組み合わせ、水平に4mの長物も積める台を作りました。
2022年3月12日
ともかく3月の内には材料を買っておかないと、予算オーバーしてしまうと買い物決行
リストを元に、店員を付けて次々と積み込みました。
ナガモノについては、頭と尻の飛び出しは、30cm以内にするよう指示して、積み込んでもらいました。
ホームセンターから実家まで、県道を走り無事に到着しました。
早く建てた~い。
でも、年度末となり、なかなか忙しい時期に突入してしまい、とうとう年度をまたいでしまいました。
しかも、この歳で職場を異動することになってしまいました。
単管パイプ倉庫づくり② 整地・天井編
単管パイプ倉庫づくり③ 完成編 - Goo・ちょき・パーで、なに作ろう!
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