昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

おでん

2017-12-05 00:38:48 | 俳句

昔は、夏冬問わず、おでんを食って酒を呑んでいた。
今から三十数年前のことである。
下北沢に『宮鍵』というおでん屋があった。
千客万来の人気店だった。
オカブもほとんど毎週末、通った。
それから、しばらくして結婚したこともあり、足が遠のいていた。
四年ほど前にふらりと訪れてみた。
店は、その当時の女将「おかあさん」の息子が継いでいた。
これはちょっと・・・・という感じだった。
それ以来『宮鍵』にも行っていないし、外でおでん酒をやることもない。
家で、かーたんの手作りのおでんで一杯やるのが一番である。

おでん酒与党野党と喧し   素閑

おでん鍋囲む面々したり顔   素閑

おでん食ふ墨田のへりの小雪かな   素閑

久闊を述べおでん酒さっそくに   素閑

俸給の話となりしおでん酒   素閑

小身の市井の人なりおでんかな   素閑

此処かつて田中英光食ふおでん   素閑


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