この日曜日、教会で、クリスマス礼拝と、クリスマスイヴ燭火礼拝があった。
キリスト教徒にしても、一般の方にしても、クリスマスに教会に行けば信仰的に恵まれるかというと、そんなことはない。
教会にとっても、世間一般と同様に、クリスマスはお祭り的要素が強い。
恵まれたというなら、それは多分に情緒的な面からであろう。
信仰とは、感性的側面と、理性的側面を併せ持つ。
一面からでは、信仰は完成しない。
オカブは、夜の燭火礼拝で前奏のヨハン・セバスチャン・バッハ作曲”Weihnachts-Oratrium" BWV248から、アリア”Schlafe, mein, LIebster, genisse der Ruh"をフルートで吹いた。
その他、会衆賛美の讃美歌のテーマを吹いて合わせた。
礼拝の後は、軽い打ち上げがあり、夜も更けて解散した。
この荒れた世の寒い夜に、一片の暖かさがあった。
では、皆様 Merry Christmas!
魚屋の聖誕祭の売り声や 素閑
しみじみと手帳を燃やすクリスマス 素閑
目力のある男かな聖誕祭 素閑
日本海時化の出漁クリスマス 素閑
知らぬ街夕べに道問ひクリスマス 素閑
簫として黙す聖樹やクリスマス 素閑
むずかれる子を励ませり聖誕祭 素閑