どうも、世のことに疎くなってきた。
新聞やテレビをにぎわすような事々ではない。
自分の身の回り、端的に言えば、家から出た先のことには興味がない。
他人様の家でなにが起ころうと、慶事であれ凶事であれ、あれ目出度い、あるいはお気の毒にと思うばかりである。
これでは、いけないと、外に出て、何らかの「社会参加」らしきことも、してみるのだが、した挙句はいざこざばかり起こしている。
周りも迷惑だろう。
まぁ、これも老人の戯言である。
世を捨ててうつろの日影帰り花 素閑
帰り花路地で遊ぶ子喜べり 素閑
山里に帰り花咲く田の流れ 素閑
弥勒佛脇にて咲けり帰り花 素閑
帰り花我が庭にもか手をかざし 素閑