今日は、なにかと億劫な日だった。
やるべきこともせず、無為に過ごす時が続く。
世は、相撲だ、北朝鮮だと、いろいろ話題があるようだ。
まぁ、それはそれで、世人が気になり、取り立てて騒ぐべきことではあるのであろう。
しかし、こちらはわれ関せずである。
書類の束にに埋もれ、下手な俳句を詠んでいる。
明日、ミサイルが飛んでくる、ということになっても、腐った尻を上げずに、このまま過ごしているかと思う。
いささか煩わしいばかりだ。
何かと世間は忙しい。
昔と比べて、確実に世知辛い世の中になっている。
ただ、そういうことに無縁な、虱のような人間がここに一人いるというばかりである。
冬日和歳迎えのこと手に着かず 素閑
冬日和いのちの暇のあらばこそ 素閑
方辺をまろくたどるや冬日和 素閑
暮れる日を冬日和こそ恐れたり 素閑
冬日和明日は吹雪になりぬるか 素閑
あたりから野良猫集まる冬日和 素閑