昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

2017-12-21 00:02:51 | 俳句

10年ほど前、ウィーンに行って、オペラを嫌というほど観てきた。
その時に限らず、ウィーンに行くと、オペラを嫌というほど観てくるのだが、この時は集中的に観た。
シュターツ・オパーで『運命の力』を振り終えたズービン・メータとザッハーのレストランで出くわし、言葉を交わした懐かしい想い出もある。
来年の一月に新国立劇場で『こうもり』の公演がある。
どうも、どこかの歌劇場の引っ越し公演ではなく、そこそこウィーンに所縁のある歌手を集めた、"なんちゃって"公演のようだ。
それでもS席は26,800円!
ウィーンでは『こうもり』は7回観た。
2002年に行ったときは、かーたんとシュターツ・オパーで観た。
これは感激だった。
もう、海外に行くにも、オペラのいい席で観劇するのも、体力と財力が残っていない。
家で、DVDで鑑賞するのみである。

鷹揚な男と思ふ鮃割き   素閑

一途にて求むるも失せひらめなり   素閑

一幅の軸を背にしてひらめ食ふ   素閑

親爺とぞなりて鮃の睨むなよ   素閑

揚々と釣れるひらめを誇りたり   素閑

おろされてなおひらめの身白きかな   素閑

平目魚昭和元禄といふ世あり   素閑



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