昼のガスパール・オカブ日記

閑人オカブの日常、つらつら思ったことなど。語るもせんなき繰り言を俳句を交えて独吟。

冬田

2017-12-10 00:07:04 | 俳句

ここのところ、定まらない天候だ。
一昨日は絶好の冬日和。
昨日はどんより曇り、夕刻からは雨があった。
今日はまた、からりと晴れた冬晴れだ。
しかし、冬の晴れは有り難い。
この冬の好天は、太平洋側の特権である。
冬の陰鬱な天候は、心も圧し潰すかのようなものだ。
寒い寒いと言いながらも、太陽の恵みの幸せに浸れることは素晴らしいことだ。
これを見ている日本海側の方が居たらごめんなさい。
しかし、冬は冬で天は恵みを与えてくれる。
これも素晴らしいことだ。

一群れの枯れ芒染む冬田の陽   素閑

冬の田に山の下ろしの来たりけり   素閑

日本髪結ひて冬の田通りけり   素閑

冬の田や笹船浮かぶ日をまてり   素閑

村の果て冬田を駆ける童あり   素閑


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