いつもながらの歳の暮である。
クリスマス(教会の)の準備で大童(かーたんは特に)
正月の準備まで手が回らない。
身の回りのことは後回しである。
従って、賀状もまだ書いていない。
こんな状態でも別に狼狽することなく開き直っている。
閑居はしているが、老いてなお俗から抜けきらない。
十二月街の人居ぬ一隅や 素閑
十二月鐘楼の脇猫一たり 素閑
十二月浅間の遠く白き裾 素閑
十二月和尚も炬燵に熱き燗 素閑
空よりも高きものなし十二月 素閑
一群れの男注連売る十二月 素閑
いつもながらの歳の暮である。
クリスマス(教会の)の準備で大童(かーたんは特に)
正月の準備まで手が回らない。
身の回りのことは後回しである。
従って、賀状もまだ書いていない。
こんな状態でも別に狼狽することなく開き直っている。
閑居はしているが、老いてなお俗から抜けきらない。
十二月街の人居ぬ一隅や 素閑
十二月鐘楼の脇猫一たり 素閑
十二月浅間の遠く白き裾 素閑
十二月和尚も炬燵に熱き燗 素閑
空よりも高きものなし十二月 素閑
一群れの男注連売る十二月 素閑