寒さが本番になってきた。
昨日も書いたが、寒いことは寒いが太平洋側の冬は、太陽の恵みに満たされているので、有難いものだ。
ヨーロッパの平野部の冬はどろんと曇天が続く。
鈍色の空と凍てつく周り。
都会の植樹の大半は落葉樹だから、眼を楽しませる緑もない。
こういう冬の中で、ドイツ人などは、どんどん鬱病になって行くという。
本当か噓かは分からないが、ヨーロッパの冬がそれだけ陰鬱なものであるかということは確かだ。
だから、彼らは生活の知恵で、冬にいろいろなイベントをやる。
感謝祭、クリスマス、舞踏会、夜会・・・・それなりの地位にいる人には、冬は一つの社交シーズンである。
日本の市井人であるオカブは冬は布団にくるまって丸くなっている。
寄せ鍋や帰り支度の大仕事 素閑
寄せ鍋や北の星見て愛でにけり 素閑
寄せ鍋に永久の友とぞ誓ひけり 素閑
貴きは妻と我が子の寄せ鍋や 素閑
朋輩の富裕の話寄せ鍋や 素閑