この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ボロワーズ。

2005-07-28 23:57:09 | 新作映画
誰にでも、これは誰も知らないだろうっていうとっておきの一本の映画があると思うのですが、自分の場合、それは『ボロワーズ/床下の住人たち』ですね。
比喩でも何でもなく、今までこの作品を見たことがある、って人に会ったことがないですし、ブログ検索にもヒットしませんでした。笑。
製作は1997年、ちょうど『タイタニック』が公開された年です。
『タイタニック』が爆発的にヒットしていた頃、ひっそりと公開されていた、、、いや、日本ではビデオ・スルーかな。
でも『タイタニック』がマイ・フェイバリット・ムービーで上位100作品にも選ばれないのに比べ、この『ボロワーズ』はベストテンの常連です。たまに七位ぐらいに食い込んできます。(その日の気分によります。笑。)
『ボロワーズ』というのは英語の「borrow」(借りる)からきています。
つまり『ボロワーズ』っていうのは「借りる人」っていう意味で、「借りる人」ってどーゆー意味?大川興行?って疑問に思っちゃいますが、ここでは「小人」のことを指します。
なんで「小人」が「借りる人」なのかというと、作中ボロワーズは人間から針や糸、食料品から電池まで、様々な日用品を(無断で)借りていっちゃうんですね。笑。
(無断で)借りて、さらにたいがい返さない行為を「借りる」と称していいものかどうか疑問ですが、その使い方が非常にグッド。
巻尺(シュルルって巻き戻る奴ね)は簡易エレベーターになり、缶スプレーはジェットコースターに、アイテムを見ているだけでもめっちゃくちゃ楽しいんですよ!
そんな楽しい日々を送っていたボロワーズの一家に突然の危機が迫ります。
悪徳弁護士の悪巧みで住み慣れた(というか勝手に間借りしていた)家を出て行かなければならないことに!
はてさてボロワーズの運命や如何に・・・。

ファンタジー映画が好きな人、そして小さな子供さんにお薦めですが、他にもよく小物を無くしちゃう人も必見です。
あれはどこに置いたっけ、とか、これはこんなところに置いた覚えはないのに、なんてふうにしょっちゅう首をひねっていた人は、あ、あいつらまた持って行ったな!って思えるよーになれるので気が楽になれます。これ、本当。笑。
コメント (9)
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