この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

コープス・ブライド。

2005-10-22 21:42:30 | 新作映画
『ティム・バートンのコープス・ブライド』を観てきました!
上映時間がわずか七十七分の小作品ですが、観終わった後、どんな大作映画にも負けぬほどの満足感を得られました。
正直、どーせ『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』の二番煎じ的作品じゃないの?とか、『チャーリーとチョコレート工場』と同時に製作していたっていうならどこか手抜きがあるんだろうなぁ、なんて失礼なことを思ってましたが、とんでもない!
スクリーンの隅々にまで監督であるバートンのセンスとこだわりが感じられる、傑作ファンタジーでした。

この作品はストップモーション・アニメと呼ばれる手法で撮影されているのですが、ようは人形劇なんですけど、冒頭の、主人公であるビクターがガラス容器の中の蝶を逃がすシーンでそんなことは気にならなくなります。
人形劇なのにガラス容器の中に蝶?しかも羽ばたいているし。どうやって?
もちろんそのトリックがわかるはずもありません。
けれど、その瞬間、観客はバートンの魔法に掛かるのです。
以後七十分、魔法が解けることはありません。
というより、この至福の時間に永遠に浸っていたいとさえ思うようになりますよ。

今週が『コープス・ブライド』、来週が『SAW2』、さらに11/3には『ブラザーズ・グリム』としばらく映画づいています。楽しみ♪
コメント (16)
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