いつだったか(『スロウハイツの神様』のレビューでだったかなぁ)、いつか辻村深月の新作をノベルズで読めなくなる日が来るだろうと予言したことがあります。
図らずもその通りになってしまったわけですが、デビュー作から辻村深月の作品を読み続けている自分にとって、売れっ子作家になるというのはこういうことなのだなぁと嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑な心境です。
ただ、ノベルズのスピンオフ作品ぐらいは同じノベルズで出して欲しいなぁというのが偽らざる本音ですね。
自分が貧乏だから、というのもありますが、やっぱり本館より立派な分館っておかしいもの。
まぁでもそんな一ファンの(貧乏臭い)希望が叶えられることはないでしょうね。
今後、『V.T.R』のような例外を除き、スピンオフであれ、短編集であれ、辻村深月の新刊は全てハードカバーで出版されることでしょう。
さて、辻村深月の最新刊である【光待つ場所へ】は三篇の作品を収めた短編集なのですが、個々の作品はどれも上々の出来だと思います。
ただ、自分の求めるものではなかったかな。
ミステリーでもサスペンスでもない、超常の要素もない、ドラえもんも出てこない、校舎の時も止まらない、単なる青春小説は、自分が読むにはいろんな意味でつらすぎる。笑。
でも、本作を読んで確信をしましたよ。
予言しましょう、辻村深月は遠からず著名な文学賞を受賞するであろう、と(今のところ彼女が受賞したのは確かメフィスト賞ぐらいなものだからね)。
その受賞作が自分が求めるような作品かどうかは定かではありませんが。
図らずもその通りになってしまったわけですが、デビュー作から辻村深月の作品を読み続けている自分にとって、売れっ子作家になるというのはこういうことなのだなぁと嬉しくもあり、寂しくもあり、複雑な心境です。
ただ、ノベルズのスピンオフ作品ぐらいは同じノベルズで出して欲しいなぁというのが偽らざる本音ですね。
自分が貧乏だから、というのもありますが、やっぱり本館より立派な分館っておかしいもの。
まぁでもそんな一ファンの(貧乏臭い)希望が叶えられることはないでしょうね。
今後、『V.T.R』のような例外を除き、スピンオフであれ、短編集であれ、辻村深月の新刊は全てハードカバーで出版されることでしょう。
さて、辻村深月の最新刊である【光待つ場所へ】は三篇の作品を収めた短編集なのですが、個々の作品はどれも上々の出来だと思います。
ただ、自分の求めるものではなかったかな。
ミステリーでもサスペンスでもない、超常の要素もない、ドラえもんも出てこない、校舎の時も止まらない、単なる青春小説は、自分が読むにはいろんな意味でつらすぎる。笑。
でも、本作を読んで確信をしましたよ。
予言しましょう、辻村深月は遠からず著名な文学賞を受賞するであろう、と(今のところ彼女が受賞したのは確かメフィスト賞ぐらいなものだからね)。
その受賞作が自分が求めるような作品かどうかは定かではありませんが。