この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

日本よ、これが映画だ。というほどでもない『アベンジャーズ』。

2012-08-14 21:32:39 | 新作映画
 ジョス・ウェドン監督、ロバート・ダウニー・jr主演、『アベンジャーズ』、8/14、ワーナー・マイカル・シネマズ筑紫野にて鑑賞。2012年31本目。


 先に先行上映されている『プロメテウス』を差し置いて、『アベンジャーズ』を先行上映初日の初回に観てきました。
 本当は順番に観ていきたいのだけれど、地元のシネコンでは『プロメテウス』の先行上映って夕方とレイトショーでしかやってないんだもんな~(他のところは知らないけど)。

 それはさておき、『アベンジャーズ』、いろんな意味で感動しましたよ。
 まず何といっても本作は掛け値なしに映画史上最大の映像プロジェクトといってよいですからね。
 この映画が実現しなければ、何のためにサミュエル・L・ジャクソン扮するフューリーが『アイアンマン』や『マイティ・ソー』などで意味ありげに登場したのかもわかんないし、フューリーが登場した映画をすべて『アベンジャーズ』のための番宣だった、と考えるとこんな贅沢なことはありません。 
 そんな壮大なプロジェクトの実現を目の当たりにするんですから、やっぱり感動しようってもんですよ。
 しかもそれほど壮大なプロジェクトであるにもかかわらず、監督がほとんど無名といっていいジョス・ウェドンですからね(『セレニティー』とか見た人いるの?)、ハリウッドではしばしば大作映画の監督が聞いたこともない人に任されることがあって、アメリカってスゲーなぁと思ってしまいます。
 以上、個人的に『アベンジャーズ』に感動したポイントでした!!

 って、感動したのはそこだけかい!!って突っ込まれそうなんですが、う~ん、、、ストーリーやヴィジュアルではこれといって感動することはなかったなぁ。
 あ、いや、訂正、名前すら覚えていないエージェントのオッサンが神であるロキに一矢報いて散っていくシーンは燃えたかなぁ。しかもそのオッサンの死がアベンジャーズ・チームの結束のためにフューリーに利用されるのは、下っ端エージェントの悲哀を感じずにはいられなくて泣けました。
 でもそれぐらいかな。
 少なくとも、「日本よ、これが映画だ」とやたら挑発的なキャッチコピーで煽るほどには、また、世界歴代興行収入三位を達成したという前評判ほどには面白くなかったかな。
 もちろんまったく面白くなかったってわけではなく、こちらが勝手に事前に期待値を上げただけといえばそうなのかもしれないけれど、やっぱり、突き抜けた面白さを期待しちゃうよね。それなりの面白さではなくって。

 というわけで今夏に公開されたアメコミ原作映画の個人的な評価は『ダークナイト・ライジング』>『アベンジャーズ』>『アメイジング・スパイダーマン』といったところです。
 でもお薦めは『桐島、部活やめるってよ』だけどね。笑。


 お気に入り度は★★★☆、お薦め度は★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント (4)
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