この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

福岡タワーの謎。

2015-10-15 20:55:42 | 雑事
 今日は少しばかり血生臭い話をします。
 先日、福岡タワーで開催された《超ウルトラ階段のぼり大会》に参加したことはすでに書きました(こちら)。
 なぜこの大会に参加したのか、理由はいくつかあります。
 これまで一度も福岡タワーの展望室までのぼったことがなかったので一度のぼってみたかった、というのもあるし、日ごろの運動不足を少しでも解消できれば、という思惑もあります。気の置けない友人と休日に何かしらイベントに参加してみたかった、というのも理由の一つです。
 全部嘘ではありませんが、実はこれらに加えてあと一つだけ、この階段のぼり大会に参加した理由があるのです。

 今年の5月、この福岡タワーから15歳の少年が飛び降り自殺をしました。
 まぁそれだけなら(それだけならという言い方も何ですが)、新聞でよく見かける青少年の自殺に過ぎませんが、その少年が福岡タワーのどこから飛び降りたのかわからないと言われたら、「え?」と思いませんか?
 そうです、少年は福岡タワーの非常階段入り口のドアの鍵を壊して侵入、その後展望室に続く非常階段のどこかから飛び降りたらしいのですが、それがどこからかがわからないのです(詳しくはこちら)。

 まさか、と思いましたよ。
 転落死した死体があれば、おおよそどれぐらいの高さから転落したかもわかるはずで、その高さの付近を調べたら転落した痕跡も見つかるだろう、と思ったのです。
 どこから転落したのかがわからないなんてことはない。わからないとすればそれは謎だ。
 実際に起こった自殺事件に不謹慎かもしれませんが、そういったミステリー小説的な謎にも惹かれ、大会に参加することにしたのです。

 で、実際参加してみての感想。
 うん、どこから転落したのか、まったくわからない。
 転落するような隙間がまったくないんですよ。


   

 海からの風がビュウビュウと吹き込んでくる構造にはなっているものの、写真を見ればわかる通り、非常階段には鉄製の枠があって、どこからも転落できそうにないのです。

 これがミステリー小説であれば、最終章で少年がどうやって飛び降りたのか、もしくは転落したのかが明かされるのですが、現実の世界では謎は謎のままです。
 名探偵がいれば、そのトリックを暴いてくれるのでしょうが、、、少なくとも自分は名探偵にはなれそうもありません。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする