この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

正直キアヌ・リーブスの体のキレが感じられなかった『ジョン・ウィック』。

2015-10-17 23:05:51 | 新作映画
 チャド・スタエルスキ監督、キアヌ・リーブス主演、『ジョン・ウィック』、10/17、ユナイテッドシネマキャナルシティ13にて鑑賞。2015年37本目。


 先日観た『ファンタスティック・フォー』はかーなーりー前評判の悪い映画でした。
 曰く、原作を引き延ばしたような薄いストーリー。
 曰く、マーベル史上最低。
 曰く、まったくもってファンタスティックではない。
 もう本当に言いたい放題、、、いや言われたい放題の映画でしたが、個人的にはそこまで悪くないかも?と思いました。
 あまりの前評判の悪さに鑑賞前のハードルが低くなっていたのかもしれませんが。

 逆に前評判の高い作品もそれはそれで要注意ですよ。
 『ジュラシック・ワールド』も前評判ほど面白いとは思いませんでしたしね。あれって結構脚本がハチャメチャだったよね?
 さて、『ジョン・ウィック』ですよ。
 前評判ではなく、公式サイトのキャッチコピーを拾ってくると、
 「見惚れるほどの、復讐。」
 「正気とは思えぬスタント!」
 「全米メディアの脳髄直撃!」
 「『マトリックス』を完全に凌駕した!」
 「何てこった、クソ面白い」
 「キアヌが切れた!」etc。
 これらのキャッチコピーが真実であれば、この『ジョン・ウィック』は相当な傑作であるはずですが、実際鑑賞しての感想はというと、正直そんなに傑作とも思えませんでした。

 『ジョン・ウィック』のどこがイマイチだったのか?
 ストーリー自体は決して悪くないと思います。
 復讐の動機が妻の形見である愛犬を殺されたから、というのもある意味リアリティがあっていいですよね。
 何がイマイチだったかというと、そりゃキアヌ・リーブスの体のキレが感じられなかった、言い換えればアクションに魅力が感じられなかったかな。
 キアヌ扮するジョン・ウィックは伝説の殺し屋という設定なのですが、その場その場の戦いはしのぐものの、ただのチンピラに結構苦戦したりしてましたからね。
 画期的と言われるガンアクションも『リベリオン』を観たときほどの衝撃はなかったし、カーアクションも特に記憶に残るものではなかったです。

 ちょっと酷評になったかもしれませんが、それもこれも前評判が高かったせいで、『ファンタスティック・フォー』のときとは逆にハードルが高くなったせいかもしれません。
 これからはあまり前評判には踊らされないようにしよう、そう思いました。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント
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