この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

主人公と子供たちに安寧の地はあるのか?『マージナル・オペレーション』。

2016-01-28 21:40:16 | 漫画・アニメ
 宣伝になりますが、以前は小説を書いていました。
 唯一描いた長編小説がこちら
 妹を殺された一人の少年の孤独な復讐の物語です。
 残酷過ぎて読み進められない、と言われたこともありますが、とあるネット小説レピュアーさんから絶賛されたこともあります。
 自分では、文章そのものは下手っぴだけれど、ストーリー自体は悪くないのではないか、と自画自賛しています。
 客観的に分析して、この作品のどこがよいのかというと、やはり少年を主人公にしたことではないか、と思います。
 まったく同一のストーリーであっても、主人公が中年のオッサンだったら、きっと面白くないはず、、、と思います。たぶんね。笑。

 ともかく、主人公、もしくはその周辺の人物を子どもにするとお話を面白くする効果があるのではないか、と考えます。
 具体的な例を挙げると『ガンスリンガー・ガール』なんかそうですね。
 あの作品の設定は魅力的だと思いますが、よくよく考えれば、義体が少女でなければならない理由はないんですよね。いくら担当官が男性ばかりであったとしても、少女ばかりで、少年が1人もいないというのはおかしい。
 まぁ義体が少女ばかりだからこそ確かにお話は面白くなっているのですが。

 さて、『マージナル・オペレーション』ですよ。
 主人公のアラタはコネなし、金なし、彼女なしの、ゲームと美少女フィギュアを愛するニート予備軍。30歳を前にして無職になった彼は給料の高さに惹かれ、とある会社の面接試験に臨む。そこが民間軍事会社であることにろくに注意を払わぬまま…。
 運命に翻弄されるように、彼は少年兵を指揮するオペレーターとなるのだが、、、というお話。

 やっぱり面白いです、『マージナル・オペレーション』。
 何の取り柄もないニート(寸前)だったアラタが軍事的才能を開花させ、子供たちと困難を乗り越えていく様は読んでいて痛快です。
 それにアラタを慕う子どもたちが素直に可愛い!特に何といってもジブニールが!(ロリコンか)
 まぁでも個人的にはシャウイーさんがもう二度と出てこなさそうで、それが残念ですけどね。笑。

 5巻を定価で購入したことだし、アラタたちの行く末に最後まで付き合おうかなって思ってます。
 ちなみに原作は未読です。
コメント (2)
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