この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

ストレスがやたら溜まった『ハロウィン』。

2019-04-23 22:29:03 | 新作映画
 デヴィッド・ゴードン・グリーン監督、ジェイミー・リー・カーティス主演、『ハロウィン』、4/20、中洲大洋劇場にて鑑賞。2019年19本目。


 この日は4本映画を観たのですが、唯一『ハロウィン』だけ、冒頭の3分を観逃がしてしまいました。
 やっぱりキャナルから中洲大洋まで10分というのは今の自分にはきつかったです。

 ホラー映画が好きだ、ということはこのブログで一度ならず書きました。
 ホラー映画がなぜ好きなのかというとホラー映画にはホラー映画特有の感動と衝撃があるからです。

 逆にホラー映画の嫌いなところは残虐なところ、、、ではもちろんありません。
 ホラー映画が残虐で文句を言うのって、寿司屋に行って寿司ネタが新鮮なことに文句を言うようなものですよね。
 それって文句を言うことじゃない。
 
 じゃホラー映画の何が嫌いなのかというと、しばしば登場人物が常識的に言ってあり得ない行動を取る(その結果殺される)ことですね。
 例えばゾンビ映画では主人公たちがどうにかこうにか安全地帯に逃げ込むのだけれど、これといった理由もなしにその安全地帯を放棄し、別のところに移動しようとしてゾンビたちに囲まれて殺される、ということがよくあるのです。
 見ていて本当にイライラします(それがお約束だったとしても)。

 『ハロウィン』も相当イライラしましたね。
 例えばブギーマンの担当医は頭のイカれた男で、車に轢かれて気を失ったブギーマンをそのまま後部座席に乗せて車を発進させるんですよ。
 あれ、ブギーマンが目を覚ましたらヤバいことになるのでは、と思ったら、案の定目覚めたブギーマンに秒殺されるんです。
 アホなのかな、と思わずにはいられませんでした。

 アホなのはヒロイン(?)であるローリーも同じです。
 彼女はブギーマンを殺すためだけに40年間(!)ひたすら準備をしてきた、という設定なのですが、彼女が最終的に用意したトラップが火責めなんです。
 自宅の地下室にブギーマンを閉じ込め、火を放つのですが、それって絶対やっちゃいけない奴ですよね。
 だって火責めだとブギーマンの生死がわからなくなるじゃないですか。
 鎮火後の現場にブギーマンの死体が見当たらないのは目に見えてるのにどうしてそれをやっちゃうのかなぁ?
 
 そんな感じで自分は『ハロウィン』を観て、終始イライラしたのですが、そういう見方をしたのは何となく自分だけっぽいです。
 他の人たちは(知り合いも含め)本作を高く評価しているようです。
 ホラー映画なんだから細かいことはごちゃごちゃ言うな、ってことなのかもしれません。
 自分はそういう見方は出来ないのですが。


 お気に入り度★★、お薦め度★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
コメント
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