この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

さだちゃん、かやちゃん、二人は仲良し!『貞子 vs 伽椰子』。

2016-06-25 00:12:34 | 新作映画
 白石晃士監督、山本美月主演、『貞子 vs 伽椰子』、6/24、イオンシネマ筑紫野にて鑑賞。2016年21本目。


 そんなわけで『さだちゃん、かやちゃん、二人は仲良し!』、、、じゃなかった、『貞子 vs 伽椰子』を観てきましたよ。
 そんなわけでというのはどんなわけなのかというと、ネットでかなり評判がいいんですよね、『さだかや』。
 『貞子3D』がダメだったから本作も期待しないと言っていた知人も絶賛してるし、いつも参考にさせてもらっている某映画レビューブログでも大プッシュされてますしね。
 じゃあ、イオンシネマのポイントもたまっているし、観てみるかと思った次第です。

 で、実際観ての感想ですが、、、う~~~ん、どこまでもフツーでした。可もなく不可もなくといったところ。
 本作を絶賛している人は最近のJホラーが駄作続きなので(それこそ『貞子3D』とか)、本作が傑作に思えたんじゃないでしょうか。

 自分が本作を高く評価しない点、まず脚本にツッコミどころが多いってことでしょうか。
 例えば、最初に出てくる笑っちゃうぐらい役に立たない女性霊媒師が、死の間際、「経蔵がもう近くまで来ておるはずじゃ、あやつなら…」みたいなセリフを口にするんですよ。
 えーっと、、、そんなに頼りになる助っ人を呼んでるなら、なぜそいつが来る前にお祓いの儀式を始めちゃったの?10分かそこらなら待てばいいじゃん。待たない理由がまったくもってわからない。
 また、貞子の呪いにかかった大学教授が、「ボクには考えがあるので」と言ってお祓いを辞退するんですが、「考えがあるので」とか言った割りにはあっさり殺されちゃうんですよね。お前、どんな代案があったんだよ、って突っ込まずにはいられませんでした。

 あと、本当に無駄死にが多かったのも気に入らないかな。
 まぁホラー映画なんだから、人が死ぬのは当然なんですが、だとしても無駄死には感心しないんですよね。
 例えば、呪われた家に4人の小学生が取り込まれるんですが、そのうちの3人はいじめっ子だからいいんですよ、取り込まれても。でも残る1人はいじめられっ子で、いじめっ子に無理やり家の中に入るように仕向けられたられただけなので、その子が他の子と同様に取り込まれるのは納得行かないというか…。
 無駄死にといえばラストもそうですよね。何のためにヒロインが犠牲になったのか、まったくわからない…。

 最終的なオチも感心しなかったかな。
 自分はかなりの確率で「さだちゃん、かやちゃん、二人は仲良し!」みたいなオチになるだろうと予想してました。逆に言えば、そうならなければいいなぁと思っていたのですが、エンディングはやっぱりね、といった感じで…。

 まぁいろいろケチをつけましたが、最初に述べた通り出来自体は可もなく不可もなくといったところなので、観に行って損した!とは思わなかったし、観に行こうと思っている人がいたら別に止めたりはしないですね。

 それにしても斜め後ろの席に座っていた母娘のマナーの悪さにはビックリでした。いい年をした女性が前の席のヘッドレストに足を乗っけるんですよ。
 本当に呪われてしまえばいいのに、って思いました。


 お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)。
コメント (2)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 続々・折り鶴、どうやって折... | トップ | 車が水没しそうになる。主に... »
最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
伽椰子さんの作品は観たことがありません (蒼史)
2016-06-28 02:26:52
最後まで読んで、びっくりしました!
>いい年をした女性が前の席のヘッドレストに足を乗っけるんですよ。
・・・本当ですか!?
この記事が4月1日に書かれていたら、せぷさんウソだってバレバレだよって思ってしまいそうです。
だって、娘の目の前でそんなことしてるわけですよね。
娘さんはどう思ったかな。そういうことをしてもいいんだ、と思わなければいいんだけど。

それにしても、映画館の座席で前の席に足をのせる姿勢って楽そうに思えないんだけど、どうなのかなあ。
返信する
冗談に決まってますよ~。 (せぷ)
2016-06-28 21:09:00
冗談に決まってますよ~、と言いたいところですが、本当です。
これがまだ酔っぱらいのオッサンが、というのならわからないではないですが(わかりたくはないですが)、子どもを連れた母親が、というのですから、世も末です。
娘さんはいくつぐらいだったかな~、そこまで注意して見ていませんが、小学校の高学年ぐらいだったと思います。
一言で言えば、似たもの母娘だったってことですかね。
ヘッドレストに足を乗っける母親を見ても特に何も思うことはないようでした。

こういった場合ってどうすればいいのか、悩みます。
注意して耳を貸すような相手じゃないでしょうし、実際一度注意して絡まれたことがあったので相手をしたくないというのもあります。
写真に撮って、それを証拠にスタッフに注意してもらえばいいのか、、、そこまでするのもえらく面倒です。
その親子の後ろの席に座って隣りの席のヘッドレストに足を乗っけてやりましょうかね。
足が届けば、の話ですけど。泣。
返信する

コメントを投稿

新作映画」カテゴリの最新記事