この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

細かいところが気になった『勇敢な市民』。

2025-01-23 22:39:17 | 新作映画
 シン・ヘソン主演、パク・ジンピョ監督、『勇敢な市民』、イオンシネマ大野城にて鑑賞(モーニングサービスで鑑賞料金1300円)。2025年4本目。

 今日は用事があったので、有休を取って会社を休みました。
 その用事というのが夕方からで、時間があったので映画を観ることにしました、それも二本。
 断っておきますが、映画を観るために有休を取ったわけではないですよ?笑。

 さて、何を観るか?
 ネットでの評判も悪くない『機動戦士 Gundam GQuuuuuuX -Beginning-』を観ることも考えました(どーでもいいことだけど、このタイトルを考えた人って絶対「GReeeeN」のファンだよね?)。
 ただ、いずれテレビで放映されるものを敢えて劇場で観る気にはならず、一本目は韓国映画の『勇敢な市民』を観ることにしました。

 正規雇用を目指す臨時教師のシミン(邦題の「市民」とかけてある)が勤める高校は超凶悪な不良学生スガンに支配されていた。
 初めのうちは見て見ぬふりをしていたシミンだったが、一人の生徒に助けを求められ、持ち前の正義感に目覚める。
 そう、シミンはかつて女子ボクシングチャンピオンだった過去を持つ、格闘技の達人だったのだ…。

 ストーリー自体はごくごくシンプル。
 わかりやすく言うと仲間由紀恵が主役のヤンクミを演じた『ごくせん』の韓国版といったところでしょうか。
 ただ『ごくせん』だとヤンクミは(本気を出せば)やられることがなかったのに対し、本作のシミンは結構スガンにボコられるんですよね。
 う~ん、どうなのかなぁ?
 自分が脚本家だったら、シミンの戦闘力はスガンより圧倒的に上で、最後の文化祭の試合(というか、死合)では怪我をしていて100%の力が出せなかった、っていうふうにするかなぁ。
 そうじゃないと、シミンが怪我をする必然性がないような気がするんだよね。

 ネットでスガンのいじめが陰湿すぎるっていうコメントを目にしたけど、いやいや、いじめってあんなものでしょ。
 少なくとも校内暴力の嵐が吹き荒れていた、自分の中学生の頃の不良学生ってあんな感じだったよ(さすがに警察を手なずけているとかそんなことはなかったけど)。
 そう考えると、今のいじめってマイルドになっているんですかね?

 細かいところがいくつか気になったかな。
 一番「うん?」って思ったのは最後の試合でシミンがマスクを脱いじゃうところですね。
 あんなことを何百人もの観衆の前ですれば、一躍彼女は有名人となって、それこそ一般市民として暮らしていくことは出来なくなるんじゃない?
 物語は傷がいえた彼女が別の高校の面談を受けに行くところで幕を閉じるのだけれど、今さら彼女が一教師として生きていくのは無理だと思う…。

 まぁ細かいところが気になりましたが、決して「これならガンダムの方を観ておけばよかった!」ってことにはならなかったので、その点はよかったです。

 お気に入り度★★★☆、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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