この世界の憂鬱と気紛れ

タイトルに深い意味はありません。スガシカオの歌に似たようなフレーズがあったかな。日々の雑事と趣味と偏見のブログです。

やっぱり細かいところが気になった『サンセット・サンライズ』。

2025-01-24 23:42:15 | 新作映画
 菅田将暉主演、岸善幸監督、『サンセット・サンライズ』、1/23、イオンシネマ大野城にて鑑賞(無料クーポンにて鑑賞)。2025年5本目。

 この日二本目に観たのは菅田将暉主演の『サンセット・サンライズ』でした。
 菅田将暉主演映画を劇場で観るのは初めて!
 と思ったのですが、『アルキメデスの大戦』を観てました。
 まぁそんな感じで、主演映画を観たのかどうか、すぐには思い出せないぐらい(知名度の割には)菅田将暉は自分にとって縁遠い役者さんだったりします。

 さて、二番目に観た菅田将暉主演映画である『サンセット・サンライズ』ですが、よかったですよ。
 震災からの復興と再生がテーマの、まずは万人が感動出来る映画だと思いました。

 ただ、個人的にはやっぱり細かいところが気になったかな。
 例えば、、、本作は南三陸のとある港町が舞台で、町の男たちが菅田将暉扮する主人公の晋作を山菜取りをするために山へ連れていくシーンがあるのですが、男たちは晋作を置いてけぼりにするんですよ。
 はぁ?って思いました。
 男たちは後になって晋作に「悪かった」って謝るのですが、謝って済むことなんですかね?
 実際その時晋作は熊と遭遇してるんですよ。
 熊が出没するようなところに都会人の晋作を置いてけぼりにする?
 ちょっと信じられなかったです。

 熊といえば、終盤、晋作たちが河原で芋煮会をするシーンがあるのですが、そこに熊が出没するんですよ。
 その熊が何をするのかというと、芋煮をより美味しくする為に鍋に咥えてきたしめじを足していくのです。
 何言ってるんだ、この人は、と思われるかもしれませんが、本当にそういうシーンがあるんです。
 そして熊が出没したことに気づいたのは(その時河原には10人程度人がいたのですが)一人だけなんですよ。
 河原なんだから遮るものなんて何もありません。
 なのに熊が出没したことに気づくのは一人だけ。
 このシーンが何を意味するのか、自分にはさっぱりわかりませんでした。
 クスッと笑えばよかったんですかね?
 熊がしめじを咥えてやってくるなんてこと、ありっこないのにそれで笑えと?
 自分には本当に意味がわからなかったです。

 わからなかったと言えば、晋作が働く企業の社長が居酒屋にやってくるシーンがあるのですが、その社長が出された料理に一切箸をつけずにそのまま帰っちゃうんですよ。
 このシーンを見て、自分は少し嫌な気分になりました。
 店主が精魂込めて作った料理なんだから、箸をつけようよ。
 そのまま帰るって失礼過ぎない?
 なぜ社長が料理に箸をつけなかったのか、自分にはまったく理由がわかりませんでした。

 他にもいろいろ細かいところが気になりましたねぇ、、、そのせいで本作は感動作であるはずなのに素直に感動が出来ませんでした。
 例えて言えば喉の奥に小骨が引っかかって、美味しい料理が楽しめないときのような?
 まぁでもそんなことが気になったのは(レビューをざっと見た限り)自分だけのようなので、多くの人にとっては『サンセット・サンライズ』は素直に感動出来る作品なのかもしれません。

 お気に入り度★★★、お薦め度★★★☆(★は五つで満点、☆は★の半分)です。

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