デリック・ボルテ監督、ラッセル・クロウ主演、『アオラレ』、5/30、イオンシネマ福岡にて鑑賞。2021年20本目。
まずは本作が無事公開されたことに感謝の意を表したいと思います。
本作は緊急事態宣言にアオラレて、、、訂正、緊急事態宣言の煽りを受けて、公開が一度延期されているんですよね。
緊急事態宣言が延長された以上は本作の公開も延期になるに違いないと思っていたのですが、予想が外れてよかったです。
とはいえ、公開されたことに感謝するからといって評価に手心を加えるということはありませんが…。
本作は信号待ちで前の車を煽ってしまったばかりに運転手のサイコ野郎から執拗に追いかけられることになったシングルマザーの恐怖を描いた作品です(邦題が『アオラレ』なのでヒロインが煽られたかのように思っている人もいるかもしれませんが、ヒロインは煽った側です)。
ラッセル・クロウ扮するサイコ野郎も相当イカレていますが、ヒロインのシングルマザーもどうしてどうして負けずに頭がおかしいです。
そもそもヒロインが朝寝坊したことに端を発しているんですよ。
自分が朝寝坊をしたばっかりに息子が学校に遅刻しそうになったので交通ルールを無視した無謀運転をして、結果サイコ野郎を怒らせることになったのです。
朝寝坊をしたにしても、なぜ朝寝坊をしたのか、理由が説明されていたら、例えばパートを兼業していて前の晩帰るのが遅くなったとか、だいぶ心証も違ってくるのでしょうが、作中そういった説明は一切ないので、観ているこちらとしてはヒロインに対して嫌悪感しか抱けません(しかも息子の言によれば朝寝坊は常習らしい)。
さらにサイコ野郎も一度は常識的な対応をするんですよ。
俺も悪かった、だからお前さんも謝ってはくれないか、って。
でもヒロインはその申し出を蹴るんですよ。
頭がおかしいとしか思えない。
細かいことを言い出せば切りがない作品です。
例えばサイコ野郎はヒロインの携帯電話を盗んで個人情報を得ます。
ヒロインが携帯電話に暗証番号を設定していなかったことは大目に見ましょう。
でもヒロインは登録した相手の電話番号だけでなく、どうやら住所まで入力しているようなんですよ。
そんなことってあり得るんですかね?
いや、携帯電話に相手の住所も入力するのは珍しいことじゃない、私もしているって人、どれぐらいいます?
サイコ野郎は基本的に暴力的で無教養な男として描かれます。
それはいいんですけど、なぜか携帯電話のアプリの使い方に関しては異常に詳しいのです。
そして携帯電話だけでなく、タブレットも持ち歩いているんですよ。
タブレットってビジネス用に所有している人は珍しくないと思いますが、特にこれといった理由もなく所有している人っていないんじゃないかなぁ。
別にサイコ野郎はタブレットを持つはずがないと言っているのではないのです。
持つなら持つでその理由は説明されてしかるべきだ、と言っているのです。
ヒロインが朝寝坊した理由も、携帯電話に住所も入力している理由も、同様に説明されるべきでしょう。
そうじゃないと観ていてノイズばかりが発生して、集中出来ないんですよね。
B級映画なんだから細かいことはどうでもいいじゃないか、という意見には賛同しかねます。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
まずは本作が無事公開されたことに感謝の意を表したいと思います。
本作は緊急事態宣言にアオラレて、、、訂正、緊急事態宣言の煽りを受けて、公開が一度延期されているんですよね。
緊急事態宣言が延長された以上は本作の公開も延期になるに違いないと思っていたのですが、予想が外れてよかったです。
とはいえ、公開されたことに感謝するからといって評価に手心を加えるということはありませんが…。
本作は信号待ちで前の車を煽ってしまったばかりに運転手のサイコ野郎から執拗に追いかけられることになったシングルマザーの恐怖を描いた作品です(邦題が『アオラレ』なのでヒロインが煽られたかのように思っている人もいるかもしれませんが、ヒロインは煽った側です)。
ラッセル・クロウ扮するサイコ野郎も相当イカレていますが、ヒロインのシングルマザーもどうしてどうして負けずに頭がおかしいです。
そもそもヒロインが朝寝坊したことに端を発しているんですよ。
自分が朝寝坊をしたばっかりに息子が学校に遅刻しそうになったので交通ルールを無視した無謀運転をして、結果サイコ野郎を怒らせることになったのです。
朝寝坊をしたにしても、なぜ朝寝坊をしたのか、理由が説明されていたら、例えばパートを兼業していて前の晩帰るのが遅くなったとか、だいぶ心証も違ってくるのでしょうが、作中そういった説明は一切ないので、観ているこちらとしてはヒロインに対して嫌悪感しか抱けません(しかも息子の言によれば朝寝坊は常習らしい)。
さらにサイコ野郎も一度は常識的な対応をするんですよ。
俺も悪かった、だからお前さんも謝ってはくれないか、って。
でもヒロインはその申し出を蹴るんですよ。
頭がおかしいとしか思えない。
細かいことを言い出せば切りがない作品です。
例えばサイコ野郎はヒロインの携帯電話を盗んで個人情報を得ます。
ヒロインが携帯電話に暗証番号を設定していなかったことは大目に見ましょう。
でもヒロインは登録した相手の電話番号だけでなく、どうやら住所まで入力しているようなんですよ。
そんなことってあり得るんですかね?
いや、携帯電話に相手の住所も入力するのは珍しいことじゃない、私もしているって人、どれぐらいいます?
サイコ野郎は基本的に暴力的で無教養な男として描かれます。
それはいいんですけど、なぜか携帯電話のアプリの使い方に関しては異常に詳しいのです。
そして携帯電話だけでなく、タブレットも持ち歩いているんですよ。
タブレットってビジネス用に所有している人は珍しくないと思いますが、特にこれといった理由もなく所有している人っていないんじゃないかなぁ。
別にサイコ野郎はタブレットを持つはずがないと言っているのではないのです。
持つなら持つでその理由は説明されてしかるべきだ、と言っているのです。
ヒロインが朝寝坊した理由も、携帯電話に住所も入力している理由も、同様に説明されるべきでしょう。
そうじゃないと観ていてノイズばかりが発生して、集中出来ないんですよね。
B級映画なんだから細かいことはどうでもいいじゃないか、という意見には賛同しかねます。
お気に入り度★★★、お薦め度★★★(★は五つで満点、☆は★の半分)です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます