けんきゅうきろく(と、あともうひとつ)

レアル・マドリー、リーガエスパニョーラ関係の、なんとなく気になるニュース。

最終節のお知らせ

2010-05-10 20:27:11 | football
リーガ最終節の開催日時が決定しました。

5月15日(土)
18時
 アスレチック・ビルバオ vs デポルティーボ・ラ・コルーニャ

20時(EL出場権をかけて)
 アトレチコ・マドリー vs ヘタフェ
 サラゴサ vs ビジャレアル

22時(CL出場権をかけて)
 アルメリア vs セビージャ
 マジョルカ vs エスパニョール

5月16日(日) 19時(優勝と残留をかけて5試合一斉開催)
 バルセロナ vs バジャドリー
 マラガ vs レアル・マドリー
 バレンシア vs テネリフェ
 ラシン・サンタンデール vs スポルティング・ヒホン
 オサスナ vs シェレス


話したこと
「独占」で紙面の方にしか載っていないようですが、今日のMARCA紙には、グティが先日のビルバオ戦について、レアル・マドリーとの別れについて話をした内容が載っている模様

いくつかグティの言葉を拾って紹介しているこちらから。
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土曜日、グティはレアル・マドリーのユニフォームを身に着けた、サンチアゴ・ベルナベウでの最後の試合を戦った。グティはMARCA紙に対し、緊張感に満ちたリーガの試合、アスレチック・ビルバオとの対戦での感触を語った。
「最後の時間帯は、どのパスもスペシャルだった。興奮したよ。」

しかし、グティの別れは控えめで彼の望んだとおりでもあったのだが、ファンは試合が終わると彼に喝采を送った。
「ベルナベウが愛を込めて俺の名前を歌ってくれるのを聞くのは、何よりも最高だったよ。」
「俺は、すべてをこのクラブに捧げてきたんだ。」

そして彼は、バルサがタイトルを取るというような、苦い気分でさようならを言うことを望んではいない。
「リーガのタイトルを獲って、さようならを言いたいね。」

現在、グティの将来はプレイし続けることであり、その第一の選択肢はトルコにある。グティは噂を認めた。
「そのとおり、ガラタサライが俺の獲得を望んでいるのは確かだ。」

数ヶ月前にカナルプルスで放送された「Informe Robinson」の中で、グティはマドリーを離れること、トルコへ旅行することという希望について認めている。
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イグアインまで
イグアインの去就も微妙だ、というニュースが出てきました(出てきました、っていうか、前からずっと言われてたことなんだな・・・)。イグアインは2013年6月までの契約を有し、今年2月ごろには契約延長交渉のニュースが出ていました。マドリーの中にあっては、あれだけの成績を上げながら、笑っちゃうくらいの低い給料しかもらってないらしいイグアイン。待遇の改善も含めた交渉が行われるはず…でしたが、CL敗退なども絡んで交渉は宙に浮いたまま。本当かどうか、最近ではイグアインの父親がチェルシーの話を聞いた、というニュースまで出てきています。また、カルデロンに獲得されたことがネックになっているのだ、といった報道も。いずれにせよ、高給に見合う結果が出せなかった選手が安泰である一方で、妥当であるはずの評価が渋られる選手がいる。そんな、いつものマドリーの風景。
マドリー以外のほかのクラブにイグアインがいたら、ほいほい獲得に出かけていくんだろうになー。これだけの結果を出してきたピピータを放り出したいわけですか。ファンの神経を逆撫でする天才だな、フロレンティーノ・ペレス。

ゴンサロ・イグアイン
「皆が僕に向けてくれる拍手が誇らしい。皆は、僕がここにいる3シーズン半の間、僕がすべてをこのクラブに捧げてきたことを知っている。ピッチで僕がプレイしてすべてを出す時は、良い結果にもなり、悪い結果になることもある。でも、このチームのユニフォームを着られていることを、僕は誇らしく感じる。」

未決のこと

2010-05-10 00:22:40 | football
まだ何も決まってませんが。

el mundo
試合を終えると、彼はいつもとは異なる振る舞いを見せた。それは別れの気配があるものだった。おそらくこの試合は、グティが白のユニフォームを着てサンチアゴ・ベルナベウで戦う最後のものだったのだろう。まだ契約終了まで1年を残し、別れだということも確定していないが、トルコのガラタサライへの移籍という推測が空中に漂っている。
ファンたちから愛され守られた「14番」は、試合のファイナルホイッスルを待ち望んでいたファンたちから、またウルトラ・スールとして知られるスタジアムの南側に陣取るファンたち(マドリーのコアサポーター)からも、広く喝采を受けた。
ここのファンたちはいくつかの歌をこのカピタンのために歌い、グティは何度もスタジアム中に挨拶して応え、それは彼がロッカールームへ戻らねばならない時まで続いた。そこで、グティはこの過激なファンたちが陣取るエリアに向かい、伝統的にグティに対して向けられてきた彼らのサポートに対する明確な感謝として、ユニフォームを彼らにプレゼントした。
グティは、ラウルと同様、2011年までの契約を保有する。しかしグティは、折に触れ、このシーズンの終わりでクラブを離れ、輝かしい引退としてフットボールに別れを言いたいという意思をほのめかしてきた。


el pais
(1パラグラフ略)
昨夜、ファンは、輝く黄色のスパイクを履いたグティがウォーミングアップを終えてピッチから去る際に、喝采を送っていた。ビルバオとの大戦が始まる30分前のことだった。マヌエル・ペジェグリーニは、カカをベンチに置き、カンテラ出身であるグティに、リーガの要となるこの試合を託した。15シーズンと数えられないだけのものをメディアプンタとして過ごしてきてなお、金髪のトレホン出身の彼は、先発であった。下部カテゴリーからトップチームまでの24年間、マドリーのカラーを守ってきた。誰も、ラウルでさえも、この年数には達しない。その価値を損なうのは、継続性に欠けたこと。マドリーがタイトルを取った3回のCLファイナルで先発とはなれず、トレーニングでは熱意に欠けるとされた。
今シーズン、グティはリーガとチャンピオンズを、負傷で13試合欠場している。最初は打撲・血腫で2ヶ月間、次いで背中の痛みがあり、足首の捻挫も2回あった。今シーズン24試合でプレイしているが、9試合でしか先発していない(試合数が合わない気が…)。1月に遡る、アランスビアの前にベンゼマを1人フリーにさせたリアソールでのタコナッソで、あらゆる人々を唖然とさせたことで十分だろう。3ゴールのアシストをしたことで十分だろう。また、アルコルコンのロッカールームでペジェグリーニともめたこと、野次の口笛を吹かれること、対戦相手のファンに指を1本立てて見せたこと、それで十分だろう。それ(アルコルコンの夜)は10月28日のことで、それ以降1月10日のマジョルカ戦まで、彼はプレイしなかった。
昨夜は、彼のベルナベウでの最後の試合だった。あるいは、そう理解された。クラシコの前日、彼はオンダ・マドリーのインタビューで、時が来たのだと述べた。彼には街、習慣、空気、フットボールを変えることが必要なのだと。マドリー(という街)に飽きていたのだと。
グティは、昨シーズンもクラブを離れることを望んだ。彼は、ファンデ・ラモスとの難しい関係に疲れてしまっていた。残るようにと彼を説得したのは、ホルヘ・バルダーノだった。「ペジェグリーニは君を戦力としている」と彼は言った。グティは残った。そして数ヶ月が過ぎるとより複雑な事態になった。つまり監督は、アルコルコンでの揉め事のあと、彼を罰した。「グティは、彼がそうしたいという意思を示せば召集される」とペジェグリーニは言ったことがある。そしてグティは、常にペジェグリーニについては良いことしか言っていない。「彼は、俺が一緒にやってきた中でもベストの監督の1人だ。」 彼は11月、トレホンでそう話している。
33歳となったグティは、ベルナベウに別れを告げる。彼はそれを、カピタンのブラサレッタをつけ、385試合のリーガ出場、46ゴールの記録と共に行った。88分、スタジアムは歌い始めた。「Guti, ale, Guti, ale」 レフェリーがホイッスルを吹くと、グティは投げキスをファンに送り、サムアップしてピッチを去った。しかしその後彼はピッチに再び戻ってきて、ユニフォームを南側スタンドにプレゼントした。次に足を止めるのは、海外のリーグ、そしてバンコクをバイクで旅することだ。


グティアディオス推進派のMARCAから、ビルバオ戦の画像集
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まだ出て行くかどうか確実に決めたわけではないだろう、と思っています。少し前のASの報道などを考えれば、まだクラブ(バルダーノ)と話し合って考える余地は残されているのではないかと。でも、その結果、これがベルナベウ最後となる可能性もある。そのための儀式だったのだろうと思います。
でもグティ、いつだったかもこんな感じでファンに挨拶していたことがあったような……。