ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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水色の天使

2007年01月06日 | ルネの日本語の歌
         水色の天使

    さいとう大三 作詞/村井邦彦 作曲/川口真 編曲

白い野バラの中で
眠る天使のように
青い瞳の君は
二度とほほえまないの

僕の胸は凍りついて
何もできない
祈りも悲しい 悲しい

花びらの中を鐘が
悲しげにきこえる

僕は歌う君のために
忘れられない君に

白い野バラの香る
丘の小さな家で
そっと瞳をとじて
君は暮らして行くの

僕はじっとひざまずいて
君をみつめた
別れが苦しい 苦しい

悲しみの歌が流れ
さよならが言えない

涙こらえ 僕は歌う
忘れられない君に 


※bebo bands
http://www.bebo.com/MusicAlbum.jsp?MusicAlbumId=2602890252


 「水色の天使」はルネの日本のファースト・アルバムに収録されていた歌です。このアルバムは、A面は日本語の曲、B面はカナダのヒット曲(仏語)で構成されていました。日本語の曲は、「ミドリ色の屋根」と「雨上がりのデイト」、「小さな生命」と「僕の国へおいで」といった、1枚目と2枚目のシングルの曲に加え、仏語バージョンもある「青空の向うへ」と同曲の6曲が収録されていました。

 この曲を録音した当時ルネは13才。カナダの曲は、パパやママ、妹や故郷について歌った曲がほとんどなのに、日本の曲はほとんどが恋愛の歌というのが面白いですね。歌を聴く側のニーズが、日本とカナダでは違うのでしょうか。それとも、お国柄なのでしょうか。確かにあの当時、「中三トリオ」も恋を歌った曲を歌っていましたし、日本の歌謡曲の売れ筋は恋愛の歌だったと思われます。「黒猫のタンゴ」でさえ、「僕の恋人は黒い猫♪」というフレーズに曲はタンゴですしね。日本は小さな子供にまで恋愛の歌を歌わせる。逆に、カナダは、ルネの可愛らしさを強調する歌が主流。売れる曲を歌うか、本人のイメージに合った曲を歌わせるか・・・・という差でしょうか。

 「水色の天使」もルネのイメージにあったという意味では、その流れの曲と言えましょう。「ミドリ色の屋根」があまりにも衝撃的だったですから、「小さな生命」と同様に、ちょっと悲しい曲です。美しいメロディーにルネの「天使の声」の組み合わせは、日本のファンにはたまりません。「ミドリ色の屋根」は別れたパパを思って泣いているママをなぐさめる息子の歌。「小さな生命」は妹のことをマリア様にお願いする兄の歌。そして、「水色の天使」は、好きな女の子との別れに、好きだからこそ何もできないでいる少年の悲しみの歌。わたしは基本的に、悲しい歌を聴くのも歌うのも大好きなので、学生時代の友人が、私の誕生日に贈ってくれた音楽テープの中で、この曲を歌ってくれたのが嬉しかったですね。  
コメント (2)
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