ミドリ色の屋根は永遠に~René Simardに首ったけ~

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聖なる夜には讃美歌を①

2007年12月21日 | クリスマス

 ルネがとても気に入っているアルバムでもある、モントリオールのノートルダム聖歌隊とのコラボレーションRene Simard et Les disciples de massenet a L'eglise Notre-dame” は心が洗われるようです。是非クリスマス・イヴに聴いていただきたいと思い紹介いたします。

              

 このアルバムの一曲目は”Minuit Chretien”。讃美歌第二編219番で、英語バージョンは”O Holy Night”です。

 ルネのクリスマス・バージョンのスライドショーと共にYouTube映像でお楽しみください。なお、仏語詞、日本語詞、英語詞を紹介いたしますので、もしよろしければ、ご一緒にお歌いくださいませ♪

Rene Simard O Holy Night/Minuit Chretien


        MINUIT CHRETIEN

ミニュイ クレティアン   セ  ルール ソルネイユ
Minuit! Chretiens, C'est l'heure solennelle
ウ   ロム ディユ ドゥサンディ ジュス カ ヌー
Ou l'homme Dieu descendit jusqu' a nous,
プー  レファセ ラ タッシュ オリジネール
Pour effacer la tache originelle
エ ドゥ ソン ペール アレテ ル クールー
Et de son pere arreter le courroux:
ル モン  ダンティエ トゥルセイユ  デスペランス
Le monde entier tressaille d'esperance
ア セットゥ ニュイ キ リュイ ドンヌ アン スーヴー
A cette nuit qui lui donne un sauveur
プープ ラ ジェヌー  アタン  タ デリヴランス
Peuple, a geneux attends ta delivrance,
ノエル  ノエル ヴワスィ ル レダントゥール
Noel! Noel! Voisi le Redempteur!
ノエル  ノエル ヴワスィ ル レダントゥール
Noel! Noel! Voisi le Redempteur!

真夜中! キリスト教徒の皆さん 今は厳粛な時です
神という人が私たちのところに降り立ったところ
元の汚れを消すには
そして彼の父親はその怒りを止めるためにこう言いました
全世界が希望に震えるのです
彼に救いを与えてくれるこの夜に
人々は寛大にあなたの救出を待っています
ノエル! ノエル! 見よ 救い主よ!
ノエル! ノエル! 見よ 救い主よ!


     さやかに星はきらめき

          訳詞:由木 康(讃美歌第二編219番)

さやかに星はきらめき
み子イエス生まれたもう
ながくも闇をたどり
メシアを待てる民に
新しき朝はきたり
栄えある陽は昇る
いざきけ みつかい歌う
たえなるあまつみ歌を
めでたし きよしこよい

かがやく星をたよりに
旅せし博士のごと
信仰の光によりて
われらもみまえに立つ
うまぶねに眠るみ子は
きみのきみ 主の主なり
われらの重荷をにない
やすきをたまうためにと
きたれる神の子なり

「たがいに愛せよ」と説き
平和の道を教え
すべてのくびきをこぼち
自由をあたえたもう
げに主こそ平和の君
たぐいなき愛の人
伝えよ その福音(おとずれ)を
ひろめよ きよきみわざを
たたえよ こえのかぎり



       O Holy Night

O Holy night! the stars are brightly shining,
It is the night of the dear Savior's birth
Long lay the world in sin and error pining,
'Til He appeared and the soul felt its worth.
A thrill of hope the weary world rejices,
For yonder breaks a new and glorious morn.
Fall on your knees, Oh, hear the angel voices!
O night divine, O night when Christ was born!
O night, O holy night, O night divine.



 とろメロンさんのお好きなIL DIVOが歌う【O Holy Night】も素敵です♪ 私も気に入ってしまったので、ここで勝手に紹介しちゃいます♪
http://jp.youtube.com/watch?v=EFirYXLoP5Q

その他のお勧めです。

Céline Dion - O Holy Night (from the 1998 "These are Special Times" TV special)

Mariah Carey - O Holy Night (Official HD Video)

O holy night (Adolphe Adam): Aled Jones 1985 - YouTube

Billy Gilman - O Holy Night -The Night Before Christmas 2000

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ルネの想い出♪ぎんざNOW!編

2007年12月16日 | ミドリ色の屋根の頃
 「12月の奇跡」のくるみさんに起きた奇跡は、山野楽器でのインタビューだけではありませんでした。


 ルネ・ブーム当時の人気番組に、『ぎんざNOW!』という番組がありました。観覧チケットに当選したくるみさんの『ぎんざNOW!』の想い出を、くるみさんの了解を得て紹介いたします。

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 偶然当選してしまった『ぎんざNOW!』の観覧チケット。

 覧観は往復葉書で申し込んで、返信がきて当落が分かります。
 葉書による抽選になるので、出した時は誰がゲストなのか分かりません。ゲストは前日の番組の最後に流れるスーパーで分かります。好きなアーティストが出るかどうかは、前もって分かっている場合もありますが、殆ど分からない状況です。人気のある出演者がいる時は、いつも集合場所のデパート周辺から銀座テレサは譲って欲しいという人たちで溢れかえっていました。

 座席は係の方が決めます。
 私が並んでいたのは前の方ではなかったのですが、ゲストの通路の一番前でした。本当にラッキーでした。確か私は、ルネの切抜きをファイルに入れて持っていたように思います。内気だった私ですが、本番前に小さな声で「ルネ♪♪」って手を振ったら、すぐに気付いてくれて、わざわざ来てくれたんですね。
 その時、ルネ・ファンは私くらいだったと思います。ルネのファンがたくさんいたら、きっと私など埋もれてしまうから。たくさんのゲストが出演するので、それもラッキーでした。

 ルネは自分から握手もしてくれて話し掛けてくれました。本番中も、ちらちら見てくれて、手を振ってくれました。ステージに行く通路に、私の座席があるって感じだったでしょうか。CM中でも席を立つことは禁じられていたので、ルネとのツーショットは無理でしたが、友達がカメラを持っていて、CM中にルネにカメラを向けて撮ってくれたんです。当然ルネは気付いてくれ、カメラ目線です。その時の出演者にシェリーさんがいて、彼女とルネが飛びっきりの笑顔で写っています。

 本番が終わって退場するまで、ずっと気に掛けてくれていました。子供同士、特別な何かがあったのでしょうか☆ ルネの手のぬくもりは、やわらかくてあたたかかった。瞳がキラキラと輝いていました。嬉しくて嬉しくて、涙が溢れてきたのは帰宅後だった気がします。翌日、私がテレビに出ていたと、友達に質問攻めにされました(笑)

 今回、私が32年前の自分に出会えたのが奇跡なら、当時ルネと30分間ずっと一緒に居られたのも奇跡なんでしょう。狭いスタジオ内でしたし、ステージはほんの数メートルしか離れていなかったので、マイクを通さない声も響いて来ました。ルネの生声での歌は、言葉には表せられないくらい感動的でした。


     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

 私の実家は、当時歌謡番組をあまり見ない家庭でした。ですから、『ぎんざNOW!』はほとんど見たことがありません。くるみさんの想い出で語られている観覧者募集のシステムや番組の様子を、とても新鮮な気持ちで読ませていただきました。当時この番組を楽しみにご覧になっていた皆さんにとっても、懐かしい話題ですね。

 くるみさんが少女時代のご自分と出会えたことも奇跡なら、こうやって、あの頃ルネが出演したTV番組の様子を、詳しく聞かせていただけることも奇跡であり、ルネが取り持ってくれた縁なのですね! そして、この出逢いは偶然だったかもしれませんが、きっと、くるみさんの想いが叶うために必要な出逢いだったのでしょう。


 そして最後に、『12月の奇跡』の記事でアップしたルネの画像は、私のお気に入りで、とっておきの一枚です。クリスマスの記事に使おうとは思っていたのですが、くるみさんの記事の画像に使うことで、私からの精一杯の感謝の気持ちを伝えたいと思います。
            

 とっておきのルネの笑顔を、くるみさんに贈りますitem2 

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”ホワイト・クリスマス”仏語版

2007年12月15日 | クリスマス

 前回の日本語詞に続き、今回はルネが歌う『ホワイト・クリスマス』の仏語版NOEL BLANC”の歌詞を紹介いたします。

 仏語詞を訳してみましたところ、日本語詞はどの訳詞を見ても英語のオリジナルに忠実なのに対し、仏語詞の方は、オリジナルとはかなり違った内容になっているのが興味深いです。
 
 仏語詞は、カナダのファンの方が紹介していた歌詞のL'heure ou le bon vieillard descend のところは、日本で発売された「クリスマス・ベスト・ヒット」の歌詞カードでは、La route par ou le vieillard descend と書いてありました。Et j'attends l'heure ou ils vont venir も Et j'entends leurs roues, ils vont venir になっています。ルネの発音を聴くと、どちらも前者の方が正しいようなのですが…。そして、LとRの発音の違い等がカタカナでは表現できないため、ふりがなだけ読むと変な感じになっています。また、bon vieillard は「高尚な老人」ではなく、「神」と訳してみました。
 この歌詞から私が考える物語は、故郷から離れ都会で暮らす男性が、クリスマスにわく故郷の街を、子供の頃のクリスマスに想いを馳せながら帰宅を急ぐ。道の向こうには、息子の帰りを待ちわびた母が立っている。そして後半に出てくる彼が見る夢は、クリスマス・パーティーの準備を済ませ、友人たちの到着を待つ夢。夢の中で聴こえる音が想い出の中から鮮明に甦ってくる・・・・という感じです。

 直訳では回りくどい言い回しなので、私流にアレンジしてございます。仏語の堪能な方、お気付きになったことがございましたら、是非アドバイスをいただきたいと思います。



            ノエル  ブラン
          NOEL BLANC

             Francis Blanche  Irving Berlin    

オー カン  ジャンタン  シャンテ  ノエル
Oh, quand j'entends chanter Noel
ジェ マ ルヴワール メ  ジュワ ダンファン
J'aime a revoir mes joies d'enfant
ル サパン  サティヤン
le sapin scintillant
ル ネイジュ ダルジャン
le neige d'argent
ノエル モン ボー レーヴ ブラン
Noel, mon beau reve blanc

オー カン  ジャンタン  ソネー  オ シエル
Oh,quand j'entends sonner au ciel
 ルー ルー ル ボン ヴィエヤール ドゥサン
L'heure ou le bon vieillard descend
ジュ ルヴワ テ ジユー クレール  マモン
Je revois tes yeux claire, Maman
エ ジュソンジュ ア ドートゥル ノエル ブラン
Et je songe a d'autres Noels blancs

ラ ニュイ  エ プレーヌ ドゥ シャン ジョワウユ
La nuite est pleine de chants joyeux
ラ ブワ  クロック ダン ル フー
La bois croque dans le feu
ラ ターブ レ デジャ ガルニー
La table est deja garnie
トゥー テ  プレ プール レ ザミ
Tout est pret pour les amis
エ ジャンタン ルー ルー イル ヴォン ヴニール
Et j'attends l'heure ou ils vont venir
ア ネクータン  トゥー メ  スーヴニール
En ecoutant tous mes souvenirs


♪和訳♪

白いノエル

ああ… ノエルの歌を聴く時
子どもの頃の喜びが甦る
きらめく樅の木
銀色の雪
ノエル… 美しき純白の夢

ああ… 天空に鐘が鳴り響く時
神が降りてくるその時間(とき)
あなたの澄んだ瞳を見つけたよ ママ
そして私は 白いノエルの夢を見る


夜は楽しい歌が溢れ
木は火の中でパチパチとはねる
テーブルはすでに満たされた
みな友だちのために準備し
私は 友だちがやってくる時間を待っている
すべての想い出に 耳を傾けて



 前回の記事で、ルネが歌う『ホワイト・クリスマス』の日本語詞を紹介いたしました。
 当ブログとmixiのコミュニティ『ミドリ色の屋根のルネ・シマールに寄せられた聴き取りにより、現在一番正確と思われる日本語詞を紹介いたします。


ホワイト・クリスマス

夢に見る ホワイト・クリスマス
窓近く揺する梢 光
ソリの鈴聴く 楽しき夢

夢に見る ホワイト・クリスマス
カードの想い出は
若き日の優しき
清らかなクリスマスの夢



 なお、”NOEL BLANC”は、10歳、14歳(日本語版)、19歳のバージョンがあり、全部お聴きいただけますので、お聴きくらべくださいね

10歳 ”AVE MARIA”の8番か”MES NOELS D'ENFANT”の8番 Noël blanc
14歳 ”MES NOELS D'ENFANT”の22番 White Christmas (Version japonaise)
19歳 ”20 SOUVERIERS DES NOEL”の9番”Noel Blanc....Rene a 19 ans” Noël blanc

            
                      20 SOUVERIERS DES NOEL

 あなたはどの”NOEL BLANC”がお好きですか?

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”ホワイト・クリスマス”日本語版

2007年12月09日 | クリスマス
 ルネのデビュー25周年記念に、クリスマス・ベストとして”MES NOELS D'ENFANT ”も発売されました。

             

 このCDに収録されている曲の中から今回紹介いたしますのは、ルネが日本語と仏語で歌ったホワイト・クリスマスです。

 過去ログでもふれたとおり、ルネが第3回東京音楽祭世界大会でグランプリとフランク・シナトラ賞を受賞した後、世界に向けての活動を意識して録音されたもののようです。この他にもイタリア語で「アヴェ・マリア」、スペイン語で「ジングル・ベル」を歌っています。

              

              

 ルネの声は、変声前の黄金期ともいえる13~14歳のころのもので、日本での発売も考えていたのだと思うのですが、日本で発売されたルネの4曲入りクリスマス・ベスト・ヒットに収録されたのは、カナダで2枚目に発売されたアルバム”AVE MARIA”の中からでした。何故日本語で歌いながら、日本での発売に至らなかったのか、今となっては分かりませんが、カナダのシャンタルさんの音楽サイトbebo-musicographiesimardでお聴きいただきたいと思います。
http://www.bebo.com/Profile.jsp?MemberId=2591195085
※ なお、直接アルバムにリンクすると、アクセスできないことがありますので、上記のURLから、トップ・ページ(All)の”50-MES NOELS D'ENFANT”をクリックしてお聴きいただければと思います。”White Christmas”は22番です。


 さて、「ホワイト・クリスマス」の歌詞ですが、仏語バージョン”Noel Blanc”については次回取り上げ、今回は、日本語詞を紹介いたします。


      ホワイト・クリスマス

夢に見る ホワイト・クリスマス
窓近く揺する梢 光
ソリの鈴聴く 楽しき夢

夢に見る ホワイト・クリスマス
過去の想い出は
若き日の優しき
清らかなクリスマスの夢



 これが私の聴き取りによる、ルネが歌っている「ホワイト・クリスマス」の日本語詞です。
 過去ログ「クリスマス・トゥリー」のコメント欄で、この歌詞について盛り上がっていたのですが、歌詞カードが無いため、ルネの日本語の発音が聴き取りにくいところが不明です。

 1番の『ソリの鈴聴く 楽しき夢』の部分の『ソリの鈴聴く』は、私にはどうしても『すぎるすずひく』→『過ぎる鈴引く』に聞こえました。しかし、momoさんのご指摘どおり英語のオリジナル歌詞から考えると、『ソリの鈴聴く』の方が正しいのではないかと思い、この歌詞にしてみました。また、しゃむねこさん情報では、『いと楽しき夢』で、ルネは『いく』と発音しているのではないかということです。
 2番目の歌詞では、『過去の想い出は』の『か』は『か』と発音されています。『加護』とか『』ではないと思うのですが、どうなのでしょう? また、『清らかな夢』は、『きょらかな』と発音されていて、聴き取りにくいです。

 みなさんは、どう聴き取りましたか? 「私にはこう聞こえる!」、または、この歌詞の正確な歌詞をご存知の方がいらっしゃいましたら、是非情報をお寄せいただきたいと思います。
 
 
 「ホワイト・クリスマス」の日本語訳や日本語詞はたくさんあって、ルネのファースト・コンサートに参加した山下達郎氏の訳詞によるものもありますが、視聴では最初の部分までしか聴くことはできませんでした。ここでは、英語のオリジナル歌詞と一緒に、和訳された2つの歌詞も紹介いたします。なお、「ホワイト・クリスマス」の歌詞について、面白い情報がありましたので、それも紹介いたします。

White Christmas (Berlin)

I'm dreaming of a White Christmas
Just like the ones I used to know
Where the tree tops glisten
And kiddies* listen to hear sleigh bells in the snow

I'm dreaming of a White Christmas
With every Christmas card I write
May your days be merry and bright
And may all your Christmases be white



 いくつかのクリスマスアルバムには、White Christmasだけ「著作権の関係で」と歌詞を掲載していないものがあります。
 実は、「ホワイト・クリスマス」は翻訳するのに大変厳しい許可が必要だったそうなのですが、実際はそれどころではなく、そもそも作詞者のアーヴィング・バーリン氏が「自分の作品が他者作品と混載されることも認めていなかったそうなのです。結局、バーリン氏の死後数年経った90年代半ば、著作権管理を引き継いだ遺族により、ようやく混載が認められるようになったのだそうです。恐らく翻訳に寛容になったのも、同じ時期なんでしょう。

 
♪日本語訳♪

『夢見るは、ホワイトXマス
昔見たような、   
木の枝はひかり、
子供たちが聴く   
雪の中のソリのベル、
夢見るは、ホワイトXマス、
カードには、僕が書く、
君の日々が、メリー&ブライト
全てのクリスマスが、ビー・ホワイト』


『ゆめみるは ホワイトクリスマス
なつかし過ぎし日
ゆきにかがやく
木々のこずえ そりのすずのね
ゆめみるは ホワイトクリスマス
おくるクリスマスカードには
たのしき日こそ
さちあれ クリスマスのよる』


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12月の奇跡

2007年12月08日 | ミドリ色の屋根の頃
 奇跡 …それは、「本当に起こるとは とても思われない不思議な出来事」。 しかし、「偶然」という名の条件が全てそろう時、それは「必然」となって訪れるのです。

♪12月の奇跡
     少女時代の自分との再会♪


 去る12月2日、当ブログでの出逢いをきっかけに、運命によってたぐり寄せられた、奇跡的な再会がありました。

 再会したのは、くるみさんと少女時代の彼女自身。カナダのケーシーさんによってYouTubeで紹介されていた、32年前のアメリカのTV番組の映像の中で、少女時代の彼女は、ルネのレコードに囲まれ幸せそうに微笑んでいました。

 その映像は”Rene Simard - Million Dollar Baby 1975 Part 1”、銀座にある山野楽器での取材場面。彼女の声は入っていませんが、インタビューが行われていたのでした。このインタビューが使われたのかどうかも確認できないままでいたくるみさんでしたが、実は、日本のルネ・ファンの代表として、ルネの日本における人気の高さを、アメリカに示す役割を果たていたのでした。
http://www.youtube.com/watch?v=ML5voZ_cl_Y

 今回、この時のインタビューの様子を紹介できることになりました。、私の申し出を快く承諾し、貴重な情報を提供してくださったくるみさんには、心から感謝しています。本当にありがとうございました!
 
     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


 山野楽器でのインタビューですが、覚えている限りお伝えしたいと思います。

 あの頃、友達と遊ぶのはいつも銀座でした。スヌーピーが大好きで、サンリオショップのある銀座にいつも行っていたんですよ。この日もそうでした。ちなみに、映像の真ん中に写っている私が持っている四角い白のバッグはスヌーピーのミニトランク(裏側)です。硬い素材で、四隅に赤いスチール状のものが施されていて、結構人気がありました。

 山野楽器は、いつも寄るお店でした。買うお店は地元なんですけど、大きなショップってワクワクしますよね。
 お昼前後か午後の早い時間だったと思います。銀座は結構アダルトな街で、特にその時間帯は大人が多かったと思います。
 すでにレコードは全部持っていたのですが、ジャケットがずら~っと並んでいると嬉しいんですよね。CDと違って存在感もありますし、レコードは本当に素晴らしいと思います。

 買ったばかりの同じレコードを手にして、「これ持ってる、あれも持ってる。」なんてはしゃいでいたと思います。
 そこに、背の高い外国人の優しそうなオジ様がニコニコしながらこちらに来て、『ハロー』って言われました。映像でお分かりだと思いますが、物腰のやわらかい、笑顔の素敵な紳士でした。
 ルネに囲まれてテンションが上がっていた私は、そのテンションのまま返事をしました。

 こんにちは。ルネのレコードを見ているのですか?
  はい、そうです♪

 このレコード、知っていますか?(レコードを手に取って)
  はい、知っています。持っています。

 ルネのこと好きですか?
  大好きです。

 今日は何をしに来たのですか?
  ルネのレコードが飾られているのを見に来ました。

 レコードはどのくらい持っていますか?
  全部持っています。シングルもアルバムも。

 これからも買いますか?
  勿論買います。

 これからもルネを応援していきますか?
  大好きですから。彼はとても素敵で素晴らしいです。
  ずっと応援していきます。


 ありがとう。これからもよろしくね。


 こんな感じでした。始終笑顔で、とっても穏やかで素敵なインタビューでした。やはり記憶は正しかったんですね。。

 私のインタビューが終わると、撮影隊はもう何処かへ行ってしまいました。インタビューされたのは私だけだったのかもしれません。撮影隊が出て行ってから私たちもお店を出たのですが、何のインタビューなのかとても気になってしまい、お店の人に勇気を出して訊きに戻ったんですよ。そしたら、カナダでルネのCMに使われるんですよって返事でした。
 今と違って、カメラを向けられるとみんな敬遠していた時代です。今は渋谷に行けば、必ずインタビューとかしていますが、昔は滅多になかったですよね。撮影だと知ると遠巻きには見ても、マイクを向けられると逃げる人が多かったように思います。私たちも知っていたら逃げたかもしれません。

 私たちはまだ中学生。ルネと同じです。英語も習ったばかり。「日本なんだから、日本語で訊いてよ」って今だったら思うかもしれませんね(笑)だけどこの頃は、外国人だから英語なんだとそのまま受け入れていました。

 ルネはケベック州なので母国語がフランス語なんですよね。英語だったらもっと気合い入れて勉強したんでしょうけど(笑)でも、分かりやすい英語で尋ねてくれたので会話が出来ました。

     ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪


※ここで紹介いたしました文章は、くるみさんが書いてくださった物をそのまま載せました。
 当時の銀座の様子や流行も分かって、とても興味深いお話です。ちなみに、彼女たちが着ているのは「エプロン・ドレス」。この当時、アグネス・チャンを初めとするアイドルも着用して、大変流行していました。現在もあるのかは分かりませんが、「アリス」や「ミルク・ハウス」等、「不思議の国のアリス」をイメージした可愛い洋服の専門店もありました。


 今回の再会は、運命の巡り合わせによって起こるべくして起こった奇跡でした。しかし、たった1つでも条件が欠けていたら起こらなかったことも確かです。
 私は、この奇跡的な再会に立ち会えたことを、ルネ・ファンとして光栄に思っています。
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