仕事が忙しく、ブログの発信にやや間ができてしまった。別に書きたいことがなければ発信する必要もないのだが、忙しいと書きたいことも湧いてこない、ということもある。
ところで、マスコミの不況の大報道には恐れ入る。 新聞もテレビも広告収入で食っているのだから、自分たちの足元にも影響があるのだろうが、それは置いておいて、大田区の町工場の悲惨さをこれでもかと伝えている。
たしかに、末端には非正規雇用の人も含めてしわ寄せは来るのだが、それを解決すのは政治の仕事なのだろう。それよりも、どうしてこうなってしまったのか、という追跡がない。
町工場に発注している企業があって、そこの会社の現況はどうで、どうして当該工場の発注がかくも減ったのか。そしてその企業がそうせざるを得ない理由を追って、得意先や海外の発注元にも取材を広げて、はじめて今回の不況の原因が分かるのではないだろう。そうやって調べたら、意外とどこかで儲けているやつがいるかもしれない。
そういうわけで、現象だけを取り上げて、センセーショナルに騒ぎ立てるのは止めてもらいたいものだ。
実際、これまでは金融産業のような仕組みで、金が金を生むアメリカ発のバブルが世界を覆っていたのだろう。それが崩壊して、金が一気に回らなくなってしまった。金が回らないことが、実体経済に悪影響を与えている。
株や金融商品、為替などで儲けていた人たちが損をして、バブルのようにモノを買っていたのができなくなった。そのバブル景気に実体経済も浮かれていたことは確かだ。
そのバブルの気が抜けて残ったものが、本当の意味の実体経済で、言い換えれば必要経済なのだろう。社会を維持していくために必要で十分な生産財はいる。これまでは十分以上の生産財が世界にばら撒かれ、環境を悪化させ、人々の生活を享楽的にした。
しかし、これからはこの不況を奇貨として、必要経済を磐石なものにして、人々の生活も質素でありながら、豊かな社会に変換していくチャンスでもあるだろう。
ただ人間は欲が深い。また○×型のビジネスモデルが成功して、同じようなバブル景気に沸くことも考えられようが、今回のような経験を生かして社会システムを変えていけば、多少のことがあってもハードクラッシュにはならない。
ただ、これからの社会システムのビジョンを描ける政治家がいるのかは別問題である。わが国も、その点ではお寒い限りである。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
ところで、マスコミの不況の大報道には恐れ入る。 新聞もテレビも広告収入で食っているのだから、自分たちの足元にも影響があるのだろうが、それは置いておいて、大田区の町工場の悲惨さをこれでもかと伝えている。
たしかに、末端には非正規雇用の人も含めてしわ寄せは来るのだが、それを解決すのは政治の仕事なのだろう。それよりも、どうしてこうなってしまったのか、という追跡がない。
町工場に発注している企業があって、そこの会社の現況はどうで、どうして当該工場の発注がかくも減ったのか。そしてその企業がそうせざるを得ない理由を追って、得意先や海外の発注元にも取材を広げて、はじめて今回の不況の原因が分かるのではないだろう。そうやって調べたら、意外とどこかで儲けているやつがいるかもしれない。
そういうわけで、現象だけを取り上げて、センセーショナルに騒ぎ立てるのは止めてもらいたいものだ。
実際、これまでは金融産業のような仕組みで、金が金を生むアメリカ発のバブルが世界を覆っていたのだろう。それが崩壊して、金が一気に回らなくなってしまった。金が回らないことが、実体経済に悪影響を与えている。
株や金融商品、為替などで儲けていた人たちが損をして、バブルのようにモノを買っていたのができなくなった。そのバブル景気に実体経済も浮かれていたことは確かだ。
そのバブルの気が抜けて残ったものが、本当の意味の実体経済で、言い換えれば必要経済なのだろう。社会を維持していくために必要で十分な生産財はいる。これまでは十分以上の生産財が世界にばら撒かれ、環境を悪化させ、人々の生活を享楽的にした。
しかし、これからはこの不況を奇貨として、必要経済を磐石なものにして、人々の生活も質素でありながら、豊かな社会に変換していくチャンスでもあるだろう。
ただ人間は欲が深い。また○×型のビジネスモデルが成功して、同じようなバブル景気に沸くことも考えられようが、今回のような経験を生かして社会システムを変えていけば、多少のことがあってもハードクラッシュにはならない。
ただ、これからの社会システムのビジョンを描ける政治家がいるのかは別問題である。わが国も、その点ではお寒い限りである。
カメラ・写真、フォトギャラリーの動向に興味のある方は「Web写真人」をご覧ください。また拙著「団塊の世代の世間話」の案内ページにもアクセスできます。「Web写真人」で検索できます。アクセスをお願い申し上げます。首都圏のフォトサロン/ギャラリー一覧を掲載。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村