団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

気持ち悪い日本語

2012-02-20 09:28:17 | Weblog
 やはり、言葉というのは世代間でギャップがあるものだろう。「ヤバイ」という言葉は、本来危ないという意味で使われていたが、最近ははまってしまう、虜になりそう、といったいい意味で使われることが多くなっている。
 かつてはヤクザ言葉で、かたぎの人間は使わなかったから、違和感のある人も多いだろうが、若者には日常語として定着してしまっている。
 最近気になる言葉は「悩ましい」。細野環境相が原発の問題で多発していたのが記憶に残っているが、たぶん彼は、解決困難な問題という意味で使っていると思われるが、悩むから、悩ましいに発展したのだろうか。
 しかし、政治の場で使う言葉ではない。これも本来は、セックスアピールに属する言葉で、あの肢体、悩ましいなあ、といったふうに使おう。たぶん誤用であろうが、メディアもあまり指摘しない。自信がないというより、なんでもありになっている風潮だ。
「耳障りがいい」という言葉も耳にする。けっこうな立場の人も使っており、これも情けない。これは「耳当たりがいい」というべきで、耳障りだけで、悪いほうに使う。
 廃品回収業の車のアナウンスがうるさい、耳障りだなあ、というだけだ。それで気に障ることが表現できる。
 あとは、サイテー、サイコー、最悪という言葉が多用されている。一気に極端な結論に落とし込む言葉で、反論の余地がないが、よく使う人に合うと、ボキャブラリー不足を露呈して頭が悪そうである。
 そう思ったとしても、いちど噛み締めて、違う言葉を探すことによって、思考の練度も増そうと思うがいかがだろうか。
「チョー(超)」も使うが、あまりに耳に慣れすぎてしまって、当たり前の言葉になってしまっている。同じ意味の言葉を使う場合、簡略で短くて済むほうを使う傾向があり、それが進行しているわけだ。
 もうひとつは、意味の分からない横文字の多用だ。同じグループ内ではそれで通用するだろうが、違った場所ではしっかりとした日本語でフォローしてほしいものだ。
 面白いのは世界に発信する日本の技術の粋であることに関しては、日本語が多い。例えば、はやぶさ、新幹線の名前などなど。ところが国内では、多くが横文字やアルファベット表記が目立つ。GKB47などはその典型で、なるべくなら日本語だけでいい時はそれで十分だ。
 ら抜き言葉は、使う人が気にするようになって、最近はあまり聞かれなくなってきたようだ。らを抜くと、品のない言葉になってまうことに気づいたのだろう。この「気づき」と略すのも嫌な言葉である。
 言葉は時代とともに変わるもので、世代も関係しているから、あまり制限する性質のものではないが、日本語としてはっきりと間違いという言葉は、やはり指摘して改めていく必要はあろう。
 言葉から自らの品性を磨くこともできるわけで、耳当たりのいい言葉を使えば、悩ましく思われるものである。
 
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