最近はあまり政治向きのことには触れていないが、なんとも疲れるのは集団的自衛権の問題。一方の方々は、戦争できる国にするのは許せない、と決めつける。一方は平和ボケ日本、友好国を助けてこそ日本も一人前の国家になる、と声高に主張している。
国連憲章は集団的自衛権を認めているから、日本は国連にしたがっており、日本国憲法は国際的には異端児なのに、あまり指摘されない。都合の悪いところは見ない、というのがひとつの性向である。
しかし、国連憲章も欠陥品で、拒否権をいつまでも中国、ロシアが握っていて、にっちもさっちもいかないわけだ。
ともあれ、前述の議論はまったくの平行線で、決して交わることはない。ということは議論ではなく、自分の意見を相手に押し付けているだけだ。
ただ戦争をこれまで日本は避けてきたわけでなく、アメリカが軍事的に肩代わりしてきた事情がある。つまり自衛権云々という危機が出来しなかった幸運もあったといえる。
しかし、なにかが変われば、どちらかがあきらめるという状況が惹起しよう。つまり中国と韓国の軍艦が黄海で接触、相手をミサイルなどで撃沈はできないから、せいぜい機関砲で渡り合っているところへ、自衛艦が接近。韓国側から救援の要請があり、自衛艦も中国艦へ砲撃した。
というような危機的なアクシデントはあり得るだろう。あるいは、空中でも同じようなことが起こるかもしれない。この程度は戦争とはいわないが、こういう小競り合いなどはよくあることで、そういう時に自衛隊は知らん顔ができるのか、というのはやはり議論の的になろう。
解釈より、憲法を改正したほうがいい、という意見もある。憲法を変える必要はあるだろうが、それをやっている時間がない、というのが安倍政権の考えだろう。そうこうしているうちに、一触即発の事態はあり得る。
中国が利口なら、いまの日本はほっておいて、軍事的に平穏を保っていれば、ばたばたと集団的自衛権など決めないだろう。何が狙いか分からないが、空中でも尖閣でも危機的な状況をわざわざ作っている。それなら、日本も対応しよう、というのがいまの状況だ。
ただいずれは:憲法は改正しなければならないだろう。国の根本の憲法に嘘があってはならない。軍隊を持たないのに、立派な自衛隊を持っている。憲法の上に国家があるとしたら、日本は虚偽国家になってしまおう。
進駐軍からいただいた憲法を、ここまで遵守してくれば右も左もアメリカさんも文句はあるまい。これからは内外の情勢に応じて、憲法なんかどんどん変えていけばいいのである。人間が作ったのであれば、また人間が変えていくのである。9条教の方々も、そろそろ旗を降ろしたほうがいいのではないだろうか。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp
国連憲章は集団的自衛権を認めているから、日本は国連にしたがっており、日本国憲法は国際的には異端児なのに、あまり指摘されない。都合の悪いところは見ない、というのがひとつの性向である。
しかし、国連憲章も欠陥品で、拒否権をいつまでも中国、ロシアが握っていて、にっちもさっちもいかないわけだ。
ともあれ、前述の議論はまったくの平行線で、決して交わることはない。ということは議論ではなく、自分の意見を相手に押し付けているだけだ。
ただ戦争をこれまで日本は避けてきたわけでなく、アメリカが軍事的に肩代わりしてきた事情がある。つまり自衛権云々という危機が出来しなかった幸運もあったといえる。
しかし、なにかが変われば、どちらかがあきらめるという状況が惹起しよう。つまり中国と韓国の軍艦が黄海で接触、相手をミサイルなどで撃沈はできないから、せいぜい機関砲で渡り合っているところへ、自衛艦が接近。韓国側から救援の要請があり、自衛艦も中国艦へ砲撃した。
というような危機的なアクシデントはあり得るだろう。あるいは、空中でも同じようなことが起こるかもしれない。この程度は戦争とはいわないが、こういう小競り合いなどはよくあることで、そういう時に自衛隊は知らん顔ができるのか、というのはやはり議論の的になろう。
解釈より、憲法を改正したほうがいい、という意見もある。憲法を変える必要はあるだろうが、それをやっている時間がない、というのが安倍政権の考えだろう。そうこうしているうちに、一触即発の事態はあり得る。
中国が利口なら、いまの日本はほっておいて、軍事的に平穏を保っていれば、ばたばたと集団的自衛権など決めないだろう。何が狙いか分からないが、空中でも尖閣でも危機的な状況をわざわざ作っている。それなら、日本も対応しよう、というのがいまの状況だ。
ただいずれは:憲法は改正しなければならないだろう。国の根本の憲法に嘘があってはならない。軍隊を持たないのに、立派な自衛隊を持っている。憲法の上に国家があるとしたら、日本は虚偽国家になってしまおう。
進駐軍からいただいた憲法を、ここまで遵守してくれば右も左もアメリカさんも文句はあるまい。これからは内外の情勢に応じて、憲法なんかどんどん変えていけばいいのである。人間が作ったのであれば、また人間が変えていくのである。9条教の方々も、そろそろ旗を降ろしたほうがいいのではないだろうか。
エッセー「団塊SONGS」を配信中。原則的に日曜日にhttp://ameblo.jp/shiratorimn/にアップロードしています。エッセーで書いた歌は「団塊SONGS」(検索)で聴くことができます。カメラと写真の情報は「Web写真人」で。URLはhttp://shashinjin.digiweb.jp