団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

日々雑感1014

2015-10-14 14:35:45 | Weblog
 完全に行き詰まったのが、沖縄の辺野古問題。じゃあ、普天間どうするの、という答えがないまま、移設中止。政府は法廷に持ち込む考えで、まったく中国だけを利するのみだ。安全保障の問題はやはり国家の根本なのだから、一地方自治体が四の五のいう問題ではないだろう。むろん沖縄に基地を押し付けてきたツケがこの問題を生んでいる。さて、どうなるのか。
 南沙諸島の中国人工島のそばに、アメリカの艦船を遊弋させる、という意思をアメリカ海軍が公にしている。中国がどう出るのか、興味深い。領海外に勝手に島を作って領土だと居座っているわけだから正当性はなく、そばを他国の艦船が通ってもなにもできないのが道理だ。ただ中国に常識は通らない。いっそ接岸して補給でも頼んだらどうだろうか。みんなで使えば貴重な島になるのになあ。
 「&TOKYO」でまたロゴの盗用が指摘されている。まったくデザイン業界というのは、これほどいい加減な業界とは思わなかった。しかも、この程度を作るのに大手の代理店も加わって、何億という金が動いているし、縁故の人脈もごたごたしている。要するに、なんでもいいようなロゴを、あれこれと理屈をこねて高く売りつける、というのがこの業界の通弊なのだろう。むろん天才は別だが、そうそう天才なんかいないから、みんなで真似し合っているのだろう。お見事である。
 消費税増税で軽減税率の代わりに浮上していた還付金はどうやら中止になりそうだ。当たり前で、こっちのほうがよほど手間暇がかかりそうだ。軽減税率導入に際して、政治家の方々はよく、中小の業者に負担がかからないように、とおっしゃっているが、誰がそんなこと言ったんだろうか。たぶん商工会議所辺りか。2段階程度なら、そんな負担になるわけがなく、そもそも欧米でやっている当たり前のことを日本でできないはずがない。メディアは新聞が軽減税率になりそうなのであまり刺激したくないので書かない。持論は単価で線引き、もっともシンプルではないか。それより心配なのは、これによる景気腰折れが。まだ8%のダメージから脱していないではないか。時期尚早の何者でもない。
 持論をもうひとつ。五輪は先進国の資金を使って発展途上国で開催し、できるだけのインフラを作ること。これを五輪の目的にしたらどうだろうか。貧しい国が豊かになるきっかけになるのではないか。あまりにも巨大化し過ぎで収拾がつかなくなってきている。一気にハンドルを切る時ではないだろうか。
 シリアの問題は無茶苦茶。元凶はサダム・フセインを殺したこと。イラクが拡散化して、あちこちでイラクの残党が戦っている。これがよくいうハルマゲドンか。難民問題は当分解決できないだろうが、日本がかつて行った満蒙開拓団のような組織を作り、シベリアなどの辺境開拓に働いてもらったらどうだろうか。それを世界中が支援する。幸い温暖化でシベリアも温かい。そういうグランドビジョンがどこからか出てこないものだろうか。
 OLYMPUSラジオサーバーは快調。これからはNHK第二放送の文化番組でも録音して、外出時に聴いてみようと思っている。明日67歳になる。まだ大した齢てはないが、気分はよく生きてきたものである、と思っている。
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