交通事故が多発している。元高級官僚による池袋の事故があったばかりで、大津市で園児2人が死ぬ事故が起こった。それぞれのケースを考えると、不幸な偶然が重なった結果と思いたいが、それだけではないだろう。
いろいろと考えられるが、事故の多くがAT車で起きていることは指摘しておきたい。今やほとんどの乗用車がAT車であるが、今の車は基本的にコンピュータ制御。運転者は運転しているつもりでも、実際はコンピュータに運転されている。そのコンピュータになんらかの不具合が生じている可能性がまったくないのか。
筆者の経験だが、わが家のPCだって、理由もなくフリーズすることがある。最悪の場合は電源を抜いて再起動させる。これが車でもあるのではないか。メーカーも警察も立証できないが、トラブルが起こってそこから復帰したら、正常なのだからもう検証はできない。その可能性を俎上にのぼらせるべきだ。こういう問題が完全に解決されない限り、無人運転などはちゃんちゃらおかしい。
もうひとつは、教育の問題。かつてのブログでも書いたことがあるが、交差点で信号が青になっても、左右を見て車がしっかりと止まってくれることを確認すること。これが基本だが、青になったら渡ってもいい、と教えれば、左右の確認はおろそかになる。青、すぐに飛び出す、赤になりそうで走り抜けようとする車にはねられる、という状況は当たり前すぎる。交通ルールの教え方を見直すことも必要だ。
さらにモラルの問題もある。車は我々の周りの機器で、唯一人を殺せるものだ。うっかりすれば、人を殺す可能性があることを運転者はいつも念頭に置いていなければならない。
近年、人々は警戒心がなくなってきた。お金につられてふらふらと見知らぬ男に会うハイティーンが目立つ。殺される、犯される、という恐れはないのだろうか。親の代からそういう警戒心をほとんど顧慮しなくなっている。昭和30年代は女性の夜道のひとり歩きを戒めたものだし、門限もあった。
それらがすっぱり消えた。警戒心がなく人を疑うこともあまりない。それは想像力の欠如につながる。ならば、交差点に立ってここは危ない、とも思わない。車を運転して、あの車は避けてくれるだろう、と甘い期待をする。結局、自分の都合のいいように考える思考に陥っているわけだ。
常に最悪のケースを考えよ、とはいわないが、せめて何が起こるのか程度のことを頭に入れて、行動することではないか。私は小心者だから、ホームで最前列には立たないし、工事中のビルの下を歩くときには注意するし、交差点ではいつも周りをきょろきょろ見ている。そんな気持ちで動いているが、それでも突発的な事故は避けられない。それは好運を祈るのみであろう。
写真・カメラの情報はhttp://camerajoho.web.fc2.com/を参照。ユーチューブの団塊SONGSや団塊SONGSエッセーもそのページの下部のアイコンから入れます。お楽しみください。
いろいろと考えられるが、事故の多くがAT車で起きていることは指摘しておきたい。今やほとんどの乗用車がAT車であるが、今の車は基本的にコンピュータ制御。運転者は運転しているつもりでも、実際はコンピュータに運転されている。そのコンピュータになんらかの不具合が生じている可能性がまったくないのか。
筆者の経験だが、わが家のPCだって、理由もなくフリーズすることがある。最悪の場合は電源を抜いて再起動させる。これが車でもあるのではないか。メーカーも警察も立証できないが、トラブルが起こってそこから復帰したら、正常なのだからもう検証はできない。その可能性を俎上にのぼらせるべきだ。こういう問題が完全に解決されない限り、無人運転などはちゃんちゃらおかしい。
もうひとつは、教育の問題。かつてのブログでも書いたことがあるが、交差点で信号が青になっても、左右を見て車がしっかりと止まってくれることを確認すること。これが基本だが、青になったら渡ってもいい、と教えれば、左右の確認はおろそかになる。青、すぐに飛び出す、赤になりそうで走り抜けようとする車にはねられる、という状況は当たり前すぎる。交通ルールの教え方を見直すことも必要だ。
さらにモラルの問題もある。車は我々の周りの機器で、唯一人を殺せるものだ。うっかりすれば、人を殺す可能性があることを運転者はいつも念頭に置いていなければならない。
近年、人々は警戒心がなくなってきた。お金につられてふらふらと見知らぬ男に会うハイティーンが目立つ。殺される、犯される、という恐れはないのだろうか。親の代からそういう警戒心をほとんど顧慮しなくなっている。昭和30年代は女性の夜道のひとり歩きを戒めたものだし、門限もあった。
それらがすっぱり消えた。警戒心がなく人を疑うこともあまりない。それは想像力の欠如につながる。ならば、交差点に立ってここは危ない、とも思わない。車を運転して、あの車は避けてくれるだろう、と甘い期待をする。結局、自分の都合のいいように考える思考に陥っているわけだ。
常に最悪のケースを考えよ、とはいわないが、せめて何が起こるのか程度のことを頭に入れて、行動することではないか。私は小心者だから、ホームで最前列には立たないし、工事中のビルの下を歩くときには注意するし、交差点ではいつも周りをきょろきょろ見ている。そんな気持ちで動いているが、それでも突発的な事故は避けられない。それは好運を祈るのみであろう。
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