団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

たった13人のために

2020-03-26 10:47:34 | Weblog
 なかなか新型コロナウイルスの感染が止まらない。東京都はとうとう集団感染の恐れがあるとして、平日のテレワーク、夜間の外出、土日の不要不急の外出自粛を要請した。
 かなりの措置であるが、小池知事があげた昨日の感染者数は41人である。これまでの10数人からは跳ね上がった感じがあるが、この中で感染源が分からいのは13人である。
 たぶんこの13人のために、この自粛要請になったのであろう。41人のうち、台東区の病院関係者、そして外国からの帰国者が含まれており、感染源が明確になっているから問題はない。
 13人の人がどこからうつったのかが不明。よくいわれる密閉、密集、密接の3密の場所にいたのだろうか。たぶんそうした追跡調査もしていようが、どうも飲み会でクラスターが発生しているようである。
 これから一気に感染者が増えるのか。誰にも分らないが結局、困るのは感染したとして、約2週間ぐらい症状が収まるまで、病院か家庭でも隔離され行動が不自由になることだ。
 だから感染だけはしたくない。3密を避け、ふつうに外出する分には、その心配はほとんどないのではないか。それをもっとアピールして、日常の行動を確保する要請ぐらいにしておいたほうがよかった。
 それを外出自粛と大仰にメッセージするのは、ミスリードではないか。たぶん他の国もやっているから、東京都も見習ったというところが実態で、小池知事の周りに危機を煽る学者がいるのであろう。
 なにより心配なのは、経済の停滞である。人、モノが回らなくなれば、金も回らない。これから政府の援助が始まるが、それまでにけっこうな倒産が発生するのではないか。
 先週、新橋で飲んだが、まあ、空いていた。小さい居酒屋とスナック、立ち飲みで飲んだが、閑散としていた。客激減でも、家賃や生活費などの固定費は発生する。いつまでもつか、という状態であろう。
 なによりコロナウイルスの猖獗を抑えることが重要であるが、それも含めて経済の回復を優先させなければならない。油断はならないが、都民、国民が安心できる情報をもっと発信する必要がある。
 けっこうネットでもラジオでも、楽観論を吐く識者もいる。我々はいろいろな意見を取り入れて、自分で判断することこそ大切ではないか。
それにしてもコメディアンの志村けんが感染して入院中とはびっくりした。有名人のインパクトは強いものがある。これをネタにして、また元気な姿で戻ってきてほしいものだ。
 

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