団塊の世代の世間話

60年を生きてきた思いを綴った「ゼロマイナス1 団塊の世代の世間話」を上梓し、その延長でブログを発信。

トレイが危ない

2020-06-02 11:38:07 | Weblog
 これだけ新型コロナウイルスの感染防止に人々が懸命に努力しているのに、なかなかゼロにならない。どうしてだろう、と思ってしまう。
 居酒屋などが商売をはじめ、3密状態を作り出している、というなら納得もできるが、まだ始まったばかりだ。
 あれこれと思い当たる節を考えると、どうもトイレが怪しいのではないか。特に個室のほう。
 男の小便はたいていは朝顔に向けてだから、オープンの立ち位置だ。風通しをよくしておけば、あまり問題はないだろうが、問題は個室。
 男でも女でも、トイレに入る。用を足して、そのままで水を流すだろう。その途端に、便器に溜まった便や尿が、個室の中に飛び散るわけだ。
 むろん、壁にも付着するし、便座にもつくが、その飛沫が一定時間、個室内に浮遊している。徐々に落ちてくるが、落ち切る前に、次の人が入る。
 となれば、入った人のあちこちにウイルスが付着する。マスクをしていても、顔や服にも付くから、ウイルスから逃れられない。個室だから、換気にも限界があろう。
 トイレを出てから、一定時間待て、なんていう話はないから、我慢できない人はどんどん入る。ここから感染が広がっているのではないか。
 唯一の防止法は、蓋を閉めて水を流す。これを守れ、というのもこれからでは難しい。それなら、誰かが入って出たら、本来ならいちいち消毒しなければならないが、そんな面倒なこともやってられない。せめて消毒剤を噴霧する程度になろうが、そうしたことをやっている、という話は聞かない。
 なんでも、屋台船でコロナウイルスが発生した時に、あとで調べたら、トイレの床にもっともウイルスが多かった、という報告もある。
 どんな店に入ってもいいが、トレイは気をつけなければならない。こうした注意を、もっと専門家会議も提言してほしいものだ。
 またこれまでの実績から、どうしたところが感染しやすいのか。3密だけでなく、具体的な業態や状況を説明してほしいものだ。
 それなら、そういうところで注意すればいい。このままいったら40万人感染なんて、脅しばかりでなく、実際的な感染防止を明確に指示してほしい。
 このままいけば、たぶん2波は秋以降。ただ第1波よりは、規模は小さいのが通例とか。ここを乗り切れば、なんとか収束に向かっていこう。 

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