いやはや期待された女子マラソンは散々だった。野口は欠場、土佐礼子は棄権、中村は13位。5大会連続のメダルは夢と消えた。
タイムは2時間26分で、さほど速いタイムではなかった。湿度は高かったものの気温はさほど高くなく、あれほどスタートから慎重になるほどのコンディションではなかった。
勝ったトメスク選手が19km時点で飛び出して、だれもついてこなかったのに驚いたコメントをしていたが、たぶん他の選手は世界記録保持者のラドクリフ選手をマークしていたのだろう。あれでラドクリフ選手が、トメスク選手を追っていたら、結果はどうなっていたか分からない。どちらも潰れる可能性もあったろう。ところが独り旅になって、楽勝の結果となった。勝負とはいろいろな偶然が重なる。ラドクリフがいなかったら、トメスクは飛び出さず、飛び出したとしても集団になって30kmぐらいまで行ったか。
このタイムであのレース運びなら、高橋尚子でいい勝負になっていたろう。1万mを走った渋井でも食い下がったかもしれない。
選考に問題があったとはいわないが、ついていなかった面は否定できない。とはいえ、野口はしかたがないが、やはり過度の練習をセーブするコーチ陣がしっかり管理しなければならなかった。土佐礼子はたぶん脚に故障が発生したのだろう。それもレース前に分かっていたかもしれない。まさか欠場するわけにいかず、強行して、あの結果だったか。中村は経験不足であったろう。
選考レースでいい成績を上げたとしても、やはりオリンピックなど大きな大会は経験がモノをいう。勝ち負けの実績あるベテランと、潜在能力を秘めた大化けする可能性のある有望な新人を組み合わせるべきだった。
マラソンで能力のある選手は、最初からポーンと抜きん出た成績を残し、あっという間に大きな大会で勝つものだ。多くは上位入賞するが、勝てないという選手もいる。そういう選手は、そういうレベルで終わることが多いものだ。
努力もあるが、持って生まれた肉体の能力と才能が必要であるだろう。陸連関係者にそれを見抜く目があるとしても、客観性を得るには、やはりレース選考という方法しかないことは確かだ。
それが今回の結果となったわけだが、これからは徹底した選手のコンディションの把握は必要だろう。もうひとつは、やはり適切な補欠の準備であろう。5人程度決めておいて、直前でもっともコンディションのいい選手を起用するという手がある。
なにかが欠けていて、今回の結果になったのだから、それがなにかを早く見つけ、また強い女子マラソンを作ってほしいものだ。http://www.blogmura.com/ にほんブログ村
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このタイムであのレース運びなら、高橋尚子でいい勝負になっていたろう。1万mを走った渋井でも食い下がったかもしれない。
選考に問題があったとはいわないが、ついていなかった面は否定できない。とはいえ、野口はしかたがないが、やはり過度の練習をセーブするコーチ陣がしっかり管理しなければならなかった。土佐礼子はたぶん脚に故障が発生したのだろう。それもレース前に分かっていたかもしれない。まさか欠場するわけにいかず、強行して、あの結果だったか。中村は経験不足であったろう。
選考レースでいい成績を上げたとしても、やはりオリンピックなど大きな大会は経験がモノをいう。勝ち負けの実績あるベテランと、潜在能力を秘めた大化けする可能性のある有望な新人を組み合わせるべきだった。
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努力もあるが、持って生まれた肉体の能力と才能が必要であるだろう。陸連関係者にそれを見抜く目があるとしても、客観性を得るには、やはりレース選考という方法しかないことは確かだ。
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