夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

笊(ザル)の修理を頼まれた

2021年08月31日 | 手作り
お掃除ボランティアに行っているお宅に良い竹笊があった。
但し止めが劣化して外れてきている。
 
「いい笊なので直しませんか?」と聞いたら
「直るかしら」
「直りますよ」という事で竹笊を持ち帰った。

四街道のおじいちゃんは竹職人です。今では店から請われて
竹細工を作っている。
おじいちゃんに電話して、
「直してもらえるか?」聞いたら、家まで取りに来てくれた。
「いい笊だね。これは直せるよ」といってくれた。
大ちゃんのお父さんお母さんも交えて竹笊談義。
四街道のおじいちゃんが作った一斗笊。真竹で編んである。
 
私の実家から貰った60年ものの一斗笊。
「これは篠竹で編んであるね。篠竹の笊は安物と
 思われているけど、そうではないよ」とおじいちゃん。
 
縁の作りが違う、
 
こちらも60年以上現役の片口揚げ笊
 
「昔の人はいい仕事しているね。今はこのような
 持ち手の細かい編み方ができる人居なくなった」

「このような手の込んだ作りは作家物だったら
 高く売れるでしょうが、日常使いの笊は
 値段が高いと売れない。手間を考えると
 あまり安く売れないんだよね。安い外国産も
 入ってきているけど、国産品の方がずっと
 長持ちする」とおじいちゃん。

プラスチック製品全盛の時代ですが竹笊はプラスチックより
長持ちする。プラスチックは経年劣化するが竹製品は
年が経つと飴色になって箔が付く

おじいちゃん片口揚げ笊を
「借りていって編み方の勉強してみる」と持ち帰った。
勉強熱心な四街道のおじいちゃんです。
竹籠、竹笊作りが趣味になったおじいちゃんですが
材料の品切れで今は作れない。
「秋になったら竹切りに行きます」と張り切っていた。
千葉県には竹林がたくさんありますが、竹細工を作る人が
いなくなり、竹林利用がなくなり荒れてしまう一方のようです。

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