夫婦で楽しむナチュラル スロー ライフ

日々の生活、男の料理、庭仕事、気になった事など気ままに綴っています。

人種差別で消えたデザイン画

2020年06月24日 | いろいろな事
昔、カルピスは清涼飲料として夏によく飲まれました。
今のようにペットボトルで気軽に買える飲料ではなく
我が家ではなかなか買って貰えず、お土産に頂くと
嬉しかった覚えがある。瓶入りのカルピスは
水で薄めて飲みました。
水玉模様にくろんぼ(昔は黒人をこう呼んでいた
今は差別用語?)が、ストローでカルピスを飲み
笑っている。なかなかいいデザインで、カルピスと
いえば、このマークを思い出す。

パナマ帽を被った黒人男性がストローでグラス入りの
カルピスを飲んでいる図案化イラストが商標だった。
これは第一次世界大戦終戦後のドイツで苦しむ
画家を救うために当時の社長の三島が開催した
「国際懸賞ポスター展」で、3位を受賞したドイツ人
デザイナーのオットー・デュンケルスビューラーに
よる作品を使用したものである。1989年(平成元年)
に一部から“差別思想につながる”との指摘を受け、
パッケージリニューアル時にこのマークは使用
されなくなった
Wikipediaより
なぜ使用されなくなったのか?
カルピスが、本国内においても「黒人マーク」の
使用を中止したのは、アメリカでの同社による
「黒人マーク」いついての意識調査で、差別を
感じると多く回答があった。つまり、日本人がその
イラストに差別を感じるからではなく、アメリカ人が
そのように感じたから、中止を決めたのである。
私の知る限り、大阪で「黒人差別をなくす会」を
例外として、一般の日本人がカルピスの
「黒人マーク」に差別を感じとり、使用中止を
要求した例はない。
『朝日新聞』』1989年7月11日

同じくこちらも↓消えたデザイン画です。
タカラのダッコちゃんマーク
カルピスの黒人マークもダッコちゃんマークも
なかなかいいデザイン画だったのに、こんなことに
イチャモンつけられるとは残念なり。

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