きのうはやあるきのじいさんにおいぬかれる

犬と酒依存症のおっさんが、車椅子を漕ぎながら、ネガティブに日々見たり聞いたり感じたりした暗めの話題を綴ります。

勝手に第一回裏愛媛マラソン(36.5キロの部)

2012-02-05 17:02:52 | 徒然に2010-2013
応援に行く予定はなかったが、ヨメさんの「行かんの?」に思わず「行く」と応えたこともあり、とりあえずコースまで走っていってみようと思った。あくまでメインは走り。応援はついで。も一つ云えば、帰りにクロワッサンを買うのが目的、といったところか。

コースに着いたとき、ちょうど上位ランナーが通過。この辺はここまでくれば大丈夫?いやいやまだまだ気が抜けない40キロ地点。

スタート時間を計算してコースに向かったが早すぎたらしい。

力を振り絞ってコース走るランナーとすれ違うようにしてコース脇の道を行く。意識してか、少し姿勢が良くなるのを感じる。しばらく行くと、応援している職場の方々に会う。昨年初挑戦で見事完走するも儂と同じく抽選漏れのTさんや十分に走れる総力があると思うのに何故かハーフで止めているNさん、それからMさんも。みなさん一人一人にきちんと声を掛けて応援していて頭が下がる。もう少し先に行きますと告げ、さらにコースを北に向かう。知り合いを捜しながら行くが、なかなか見つからん。腹が減ったので最近行きつけのローソンでソーセージマフィンを買う。

時間が早いので予定より北へ行き、出場している職場の人を探すことにする。
フィニッシュが3時間少々と思われるランナーでも、35キロ付近は、かなりペースが落ちている印象がある。外から大会を見たことなどこれまでなかったのでなるほどと思う。自分では結構なペースで走っているようでも周りから見ればそうでもないんだな。
時間が後になるほどランナーの顔に余裕がなくなる。立ち止まり、風邪で出ない声を振り絞って「頑張れ」と拍手を送る。「頑張れ」という言葉を人に掛けるのはあまり好きではない。でも、それしか浮かばなかった。そしてただただ拍手をした。寒くなると少し走り、立ち止まっては拍手をした。それしかできないが、そうしたくなった。

職場の方3名は確認でき、声を掛けることができた。一ヶ月前からカーボローディングと称してがんがん食事を採り(というより彼は年中そうではあるが)、今日はロッテのユニフォームで参戦したS君は、向こうから気付いて声を掛けてくれた。余裕が感じられた。毎日自転車通勤で儂に声を掛けてくれるSくんの姿も見た(この日儂の方は声を掛けそびれた)。先日大阪を完走しているMさんにも会えた。去年の愛媛は途中の関門に引っかかったが、今年はいいペースで走っていた。何より、30キロ付近で、周囲の表情に生気がない中でも笑顔で走っているのが素晴らしかった。ゆとりはそれほどないはずだが、きっと周囲に感謝しながら走っている気持ちというかそういうのが出ているんだろう。改めて彼女の人の良さを認識した。昨年初マラソンでサブフォーのTさんは、脚の具合が芳しくないと聞いていたがどうだったのだろう(今確認したら見事二年連続サブフォー!気持ちでやりましたね)。また初挑戦のKさんも(やったねこちらも根性で完走!)。二人は結局探せなかった。昨日は職場の備品整理があった。儂の場合、整理した3階にある不要品を1階まで何度も運び(エレベータとかそういうのはないので)、片道48段を大体30往復あまりしたから、3000段の上り下りをしたことになる。ふくらはぎも太もももぱんぱんになっている。今日儂の職場から出場した5人も似たようなことをしていたはずだから、仕事とはいえ、大会を迎えるに当たってはちょっと不利な条件だったかもしれない。

寒くなってきたので、歩道橋を渡って道路の反対側に出、旧道を使って市内に戻ることにした。ランナーに対して逆送はともかく併走するのは失礼だろうと。淡々と走り、職場の近くまで来た時にまた腹が減り、コンビニでシュークリームを買う。郊外電車の駅まで無事に走り、終了。
指示されたデパチカのクロワッサンはタイミングが悪く切れていて、変わりにキャラメルナッツというやつを買った。

先日も記した儂が「出演」した今年の愛媛マラソンのCM、あれからずっとこれでもかこれでもかと流れまくり、最近では儂が5秒ぐらい延々映っているバージョンが出ていたらしい。あまり会わない人や話をしたことがない人からも言われたりするようになった。あのしんどそうな顔が、制作者の狙いと合致するんだろうか。30キロ、35キロ、40キロって本当に壁というか、その都度脚が止まるからね。ハーフや30キロ走にはない壁があるんです。
(これは先日帰宅ランの時に撮ったもの)
ともあれ、完走された方々、おめでとうございます。
来年はどうするかな。ますます参加者増えそうだな。参加資格ギリギリの別大とか防府とかそういう大会で、自分を追い込むという形もとらないかんのかなと思ったり。思うだけになりそうだが、少なくともそう思わずにはいられなくなるような今日のマラソンでした。別の角度からマラソンを見ることができたのは収穫ですかね。

ちなみに予定では勝手にフル走るつもりでしたが、昨日泊まり勤務関係のKさんと飲みしっかり酒が残るほど飲みまくったので出発が遅れ、今日の走行は30キロ余りになりました。本当はここからが踏ん張りどころなんだがなあ。まだ頭が痛い。