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ペテルブルク便り~2012年5月3日 「ライモンダ」


サンクト・ペテルブルクへ第二の里帰り中のオマール大好きさんから、
お次はヴィクトリア・テリョーシキナ主演の「ライモンダ」のキャストと感想を送っていただきました。
お忙しい中いつもありがとうございます!!!






観てきました、ヴィーカのライモンダ。
でもやっぱり昨夜のロパートキナのライモンダの印象があまりにも強くて
ヴィーカが踊ってるところを観ても、頭の中は昨夜のロパートキナに置き換わっちゃうんですよね。
観客としてはヴィーカに本当に失礼だなことだと分かっているのですけど。。。
もちろん、これはヴィーカがかなり上手いからだと思います。
とんでもないダンサーだったら、昨日のロパートキナのイメージにつながるはずがないので。
でも、ヴィーカとロパートキナの差は練習量、良い先生に恵まれるかどうかといった要素では
埋めることが出来ないだろうなと感じました。
ダンサーとしてどう生きてきたかが踊りに現れていると思うので、これからヴィーカが
経験するであろういろいろなことを咀嚼し、自分の中にどう取り込んでいくかによって
その差が縮まるかどうかが決まるような気がします。

でも今日のヴィーカはちょっと緊張していたのかな?
細かいミスがいくつか散見されたのと、大きなところでは二幕で転んでしまいました。
逆に転んだ後の方が、何か吹っ切れた感じで良くなってましたけど。
それから、私も始めてのハプニングというか・・・
舞台上に蛾が飛んでたんですよ、一幕。
ダンサーの胸に止まったり、顔の周りをパタパタ飛んだり。
二幕の幕が上がった時はもういなかったのですが、ダンサーはかなり踊りにくかったと思います。
最近、こちらも暖かいのでホワイエの窓を開けてたりするので、虫も入ってきちゃうのでしょうかね。

昨日、吟遊詩人の一人を踊ったエルマコフ。
彼がキャスト表に名前の載る役で出た舞台を観るのはこれが4、5回目ですが、
観るたびに良くなります。
昨日もロパートキナを除くと、バイムラードフと並んで喝采を受けてました。
今のマリインスキーの若手の中ではズヴェレフ、カレンについで私がお勧めのダンサーなので
今度のツアーで来日したら是非見て下さい。

今日がアブデラフマンデビューだったロマンチコフ、素敵なダンサーなんですけど、
アブデラフマンとしてはちょっと弱いかな。
昨日のイリヤが濃いので、余計にそう思うのかも。
イリヤはル・パルクで観た時に、どうしたのかと思うくらい体が(横に)大きくなってましたが
今は、かなり体を絞った感じがしました。
彼は年を追うごとに、良いダンサーになっているように思います。




ヴィカは、ちょっと気負いがあったのかなー。たぶん自分ひとりで引っ張らなくちゃという力みもあったんじゃないかな、とも感じます。転んだ後は吹っ切れたのか、本領発揮といったところでしょうか。
もう十分素敵なばれりーなではありますけれども、さらに高みを目指してがんばってほしいですね。
身近にウリヤーナという偉大なアーティストがいるのも、いい刺激になると思います。

ああそれにしても、イリヤ、身体もしまったようで、よかったです。。。。。油断大敵よね。



キャスト
ライモンダ/
ロシア功労芸術家、
国際コンクール受賞
ヴィクトリア・テリョーシキナ

シビル伯爵夫人/
ロシア功労芸術家 アレクサンドラ・グロンスカヤ

レネ・ド・ブリエン、ハンガリーの騎士/
ロシア功労芸術家 ウラディーミル・ポノマリョフ

ジャン・ド・ブリエン、彼の息子/
ロシア功労芸術家
エフゲニー・イワンチェンコ

アブデラフマン、サラセンのシャイフ/
アレクセイ・ロマンチコフ(初役)

アリ、シャイフの部下/
ニコライ・ナウモフ

ライモンダの友人:
クレマンス/
ダリア・ヴァスネツォワ
ゲンリエッタ/
イリーナ・ゴールプ


吟遊詩人たち:
ベランジェ/ アレクセイ・ポポフ(初役)
ベルナール/ マクシム・ジュージン

執事長/ アンドレイ・ヤコブレフ



夢(ヴァリアシオン、1幕)/
ユリアナ・チェレシケヴィチ
エカテリーナ・イワンニコワ



サラセンの踊り(2幕)/
ポリーナ・ラッサディナ
国際コンクール受賞
グリゴリー・ポポフ

パナデロス、スペインの踊り(2幕)/
アナスタシア・ペトゥシコワ
カレン・ヨアンニシアン

&バレエ・アーティスト


マズルカ(3幕)/
ロシア功労芸術家エレナ・バジェノワ
カミール・ヤングラゾフ
&バレエ・アーティスト

ハンガリーの踊り(3幕)/
オリガ・ベリーク(初役)
ボリス・ジュリロフ
&バレエ・アーティスト


グラン・パ(3幕)/
ロシア功労芸術家、
国際コンクール受賞
ヴィクトリア・テリョーシキナ
ロシア功労芸術家
エフゲニー・イワンチェンコ

ヴァリアシオン:
ヤナ・セディナ

スヴェトラーナ・イワノワ  ワシーリー・トカチェンコ
クセニア・ロマショワ  フィリップ・スチョーピン
オリガ・アクマトワ  アレクセイ・ネドヴィガ

国際コンクール受賞 エレナ・チミール  コンスタンティン・イフキン


ユリアナ・チェレシケヴィチ  イリヤ・レヴァイ
エフゲニア・ドルマトワ  アンドレイ・ソロヴィヨフ
ヴィクトリア・クラスナクートスカヤ  ミハイル・レグチャリョフ

ダリヤ・ヴァスネツォワ  アレクサンドル・ベロボロドロフ


ワシーリー・トカチェンコ
フィリップ・スチョーピン
アレクセイ・ネドヴィガ
コンスタンティン・イフキン



アグリッピーナ・ヤコヴレワ・ワガノワ記念バレエアカデミー生徒

オーケストラ・ソロ:
ロシア功労芸術家 リュドミラ・チャイコフスカヤ(ヴァイオリン)
カルロ・カルチャワ(イングリッシュ・ホルン)
ロシア功労芸術家 アナトリー・チェプコフ(フレンチホルン)
ドミトリー・エフィモフ(ピアノ)
ロシア功労芸術家 アダルカ・ヴォシャク(ハープ)


指揮:アレクセイ・レプニコフ

アレクサンドル・グラズノフの音楽による
振付:マリウス・プティパ(1898年)
台本:騎士伝説をもとに、リディア・パシコワ&マリウス・プティパ 
再振付:コンスタンティン・セルゲイエフ(1948年)、一部フョードル・ロプホフ
美術:シモン・ヴィルサラーゼ

世界初演:
1898年1月7日 マリインスキー劇場、サンクト・ペテルブルク
セルゲイエフ版初演:
1948年4月30日 キーロフ記念オペラ・バレエ劇場(マリインスキー劇場)、レニングラード

上演時間:休憩2回含めて3時間15分

Раймонда

Действующие лица и исполнители:
Раймонда;
заслуженная аритстка России,
лауреат международного конкурса

Виктория Терёшкина
Графиня Сибилла;
заслуженная артистка России
Александра Гронская
Рене де Бриен, венгерский рыцарь;
заслуженный артист России
Владимир Пономарёв

Жан де Бриен, его сын;
заслуженный артист России
Евгений Иванченко

Абдерахман, сарацинский шейх;
Александр Романчиков(первое выступление)

Али, приближенный шейха;
Николай Наумов

Подруги Раймонды:
Клеманс
Дарья Васнецова
Генринтта
Ирина Голуб

Трубадуры:
Беранже Алексей Попов(первое выступление)
Бернар Максим Зюзин

Сенешаль Андрей Яковлев



Сон(вариации, 1 акт)
Юлиана Черешкевич,
Екатерина Иванникова
,


Сарацинский танец(2 акт)
Порина Рассадина,
лауреат международного конкурса
Григорий Попов

Панадерос, испанский танец(2 акт)
Анастасия Петушкова,
Карэн Иоаннисян

и артисты балета

Мазрка (3 акт)
Ксения Дубровина,
лауреат международного конкурса
Дмитрий Пыхачов
и артисты балета

Венгерский танец(3 акт)
Ольга Белик(первое выступление),
Борис Журилов
и артисты балета

Больше классическое па(3 акт)

заслуженная аритстка России,
лауреат международного конкурса

Виктория Терёшкина
заслуженный артист России
Евгений Иванченко

Вариация:
Яна Седина

Светлана Иванова Василий Ткаченко
Ксения Ромашова Филипп Стёпин
Ольга Акматова Алексей Недвига

Лауреат международного конкурса
Елена Чмиль
Константин Ивкин


Юлиана Черешкевич Илья Левай
Евгения Долматова Андрей Соловьёв
Виктория Краснокутская Михаил Дегтярёв

Дарья Васнецова Александр Белобородов

Василий Ткаченко
Филипп Стёпин
Алексей Недвига
Константин Ивкин


В спектпкле принимают участие воспитанники
Академии Русского балета имени А.Я.Вагановой



Соло в оркесторе:
заслуженная артистка России Людмила Чайковская(скрипка),
Карло Карчава(английский рожок),
заслуженный артист России Анатодий Чепков(валторна),
Дмитрий Ефимов(рояль),
заслуженная артистка России Одарка Вощак(арфа),

Дирижёр
Алексей Репников


Музыка Александра Глазунова
Хореография Мариуса Петипа (1898)
в редакции Константина Сергеева (1948)
с использованием хореографических фрагментов
Федора Лопухова
Либретто Лидии Пашковой и Мариуса Петипа на сюжет рыцарской легенды Хореография Мариуса Петипа (1898)
Декорации и костюмы Симона Вирсаладзе


Мировая премьера: 7 января 1898 года,
Мариинский театр, Санкт-Петербург

Премьера редакции К. Сергеева: 30 апреля 1948 года,
Театр оперы и балета имени Кирова (Мариинский),
Ленинград

Продолжительность спектакля 3 часа 15 минут
Спектакль идет с двумя антрактами


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