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青山南・阿部真理子「眺めたり触ったり」


今日からなぜか3連休。
まあ、この休み前の3日間がもろめちゃ忙しくて、お盆よりは暇ですが、大道芸の時と同じくらいの忙しさだったから(おかげで2キロ減った)疲労回復にはちょうどいいかもしれません。(でもこの3日で2キロはすぐ戻りそうですな。)


で、まずは図書館へ行ってきました。

いろいろ借りた中で、ちょっと嬉しかったのが好きな翻訳家、青山南さんと&イラストレーターの阿部真理子さんの「眺めたり触ったり」

ハヤカワミステリ・マガジンで1992年から1994年まで連載していたエッセイをまとめたものです。


眺めたり触ったり
青山 南
早川書房



ハヤカワミステリは処分せずに手元にあるので書籍は購入しなかったんですが、書籍化にあたって阿部さんのイラストが追加されてるし、「ああ、あの話どこに書いてあったっけ。。」って探すときに雑誌をいちいち取り出すよりは一冊にまとまっているほうが便利。
でももう入手困難なんですよね。
それが図書館で見つかったので、家にあるのに借りちゃった・笑


本に線を引く話(鳥が何色もの色ペンを持ってるイラストが秀逸!)、、、ダイジェスト本の話(王子様登場まであと何巻!?っていう阿部さんのイラスト好きだったのよね。この書籍にはそのイラストは載ってなないのだ、残念)、本を最後まで読むか否か、斜め読みの話とか、「ああこれ好きだったんだよなあ」と思いながら読み返しました。

それから、連載当時、エッセイの元になった本を読んでいなくて、こうして年月が経って、「ああ、このことだったんだ!」って思ったり、「へー、青山さんって、そこが気になってたんだー!」って思ったり。
イラストも「ああ、これって、、、、あの銅像がもとになってるのね!!!!」ってわかったりして楽しかった。

その中でちょっと嬉しくなったのは、サローヤンの「ヒューマン・コメディ(人間喜劇)」の中の、小さなエピソード、図書館の司書のくだりで、、、青山さんが「ばかやろうの司書」「なんだこいつ」と書いているエッセイ。
連載当時人間喜劇は未読だったのですが、数年後読んだときにすっかりこのエッセイのことは忘れていました。

わたし、サローヤンのこの小説が大好きです。大人になってからであった本の中で、一、二を争うくらいとても好きというか大事な本。

それで何回も読み直していますが、、、この司書のところは、「そういう残念なこというおばあさんになっちゃったんだな。。。」みたいなくらいに思ってたけども、青山さんの文章を読んでスカッとしました・笑

ってことは、わたしも、「なんだこいつ、ばかやろう」って思ってるってことかな・笑



ああしかし。単行本も欲しかったけども、やっぱり、イラストが全て載っているわけじゃないから、雑誌のほうは処分できないなあこりゃ。

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