和裁の教室で縫っているとき、「可愛いわね、お嬢さんのきもの?」と何度も聞かれたうさぎの絣。
うさぎがお月さまのなかでダンスしている模様があまりに可愛いので、和裁二着目の練習用としてチクチク~~、縫いました。
これ、久留米絣なんですよ。残念ながら機械織りですが。
娘はこういう地味目は着ません
だから自分用です
ようやく縫いあがったので、秋、お月見を待ちきれず、コーディネイトしてみました。
やはり帯は月に見立てた黄色でしょう、と博多帯。帯揚げは緑に黄色が入ったスカーフ、帯締めは緑。
帯留めは何にするか考え、まず、うさぎとくれば亀でしょう、試してみましたが、色が沈んでぱっとしません。
うさぎの白に合わせて、すずめにしてみました。こっちのほうがメリハリつくかな。
半衿も白では地味なので、ベージュに白の水玉です。木綿です。
月にうさぎの絵柄は、子どもの頃に聞いたおとぎ話を思い出します。
ほら、倒れている老人を助けるため、猿や狐は食べ物をあげたけど、うさぎはあげるものがなくて、自分の身を捧げようと火のなかに飛び込んだというお話。
「~なんて可哀想」「なんて残酷な」と子ども心に感じた覚えがあります。
可哀想に思った老人=実はエラい人は、うさぎの善行を伝えるため月に昇らせたんですって。
「玉兎」(ぎょくと)というちゃんとした?ことばがあるそうです。
「たまうさぎ」ともいうそうです。
こちらのほうが、かわいい響きですね。
それはともかく、秋が待ち遠しい。
葉っぱやぶどう、木の実の帯留めたちも出番を待ってます。