ひとり紫苑・プチプラ快適な日々を工夫

書籍「年金五万円が教えてくれたお金の向き合い方」「あるもので工夫する楽しい節約生活」は9万部。工夫の毎日は続く。

きものおしゃれルール④~~着付けに差をつける

2016-08-18 17:46:12 | おしゃれのルール

 

着付けに差をつける、といっても

ほかの人と「差」を付けるのではなく、

着るきものによって差をつける、

ということです。

オンとオフ、ハレとケ、

紬と柔らかモノ、

あるいは同じきものでも気分によって

きっちり着たり、ゆるく着たり~~。


きもの雑誌を眺めていると、特にモデルじゃないみなさん、

いろんな風に着ていらっしゃるもんだなあ

と思うことしきり。

でも、一般的には「きれいな着付け」がベスト、

一糸乱れぬ着付けに四苦八苦。

かくいうワタクシも、あれこれ試行錯誤してきたわけです。

着付け。試行錯誤」


で、いまようやく「息抜き」着付けもいいなあ、

という域に。


「クロワッサン・着物の時間」より

こちらはかの「銀座むら田」の

村田あき子さま。

こういう方はおそらく着付けというものを

習ったことがなく、幼い頃から、

母親に教わったりしてきもの着て

いらっしゃったんだろうな、とわかります。


着付け習った方は、こうゆるりとはいかない。

特に優等生は。

なぜなら、教える人はとにかく「きれいに着る」

あるいは「きれいに着せる」ことが目的、目標。

「ゆるりと着ましょう」なんて言えない立場。

フォーマルきもの対象がメインだから?


きものが廃れはじめて、きものの着方は

「着付け教室」に通って着るものと相成ってからは、

着付けというと、もうきっちり、ばっちり、一糸乱れぬ

フォーマル流?が

「いい着付け」になってしまったように思います。


名高い着付け師の方がお弟子さんとずらりと居並んだ

写真を拝見したことがあります。

みなさんすべて同じ着付け!

背の低い人も高い人も、

顔の形が丸い人細い方もみな同じ襟幅!

きもの、というよりむしろ、制服みたいでした。

 

むら田さまは仰っていますよ。

義母に襟は左右対称になんて、

そんなに行儀よく着なくていいのよと

教えられました」と

 

村田さまの祖父はかの陶芸家板谷破山。

「義母は京都でずっときもの着ていた人」だそうです。

「みなさん、きっちり着ようと思うから大変なんですよ」とも。

 


上の写真は、京都の舞妓さんのオフのドキュメンタリーの

ワンシーン。

後ろ姿があまりに「自然」なので、ついパチリ。

背中やお尻のところにシワが寄っていますよね。

襟から襦袢の襟、ばっちりのぞいています。

「ぱぱぱ」と着たという空気が出ております。

このゆるさが見る人(ワタシ)を

ほっとさせてくれました。


いつもきれい着付けは、見ている側も疲れる。

お茶仲間に普段お出かけのとき、ときどきですが、

とてもゆるく着てくる方がいて、

それが逆に、

着物に慣れている」という雰囲気を感じさて、

とてもいい感じ。

お茶のときの緊張感とは違い、一緒にいても

ついリラックスしてしまいます。

別れたあと、その理由を考えて「ああ、そうか」

と気づいた次第。


稲葉賀恵さま。

マイ・フェイヴァリット きものに託して」より。

 いいきものながら、ゆるりと

着ていらっしゃって、見ていて楽~~。


洋服で「着くずし上手」な方は

かなりのファッション通。

きものならなおさら。

しかしながら村田さまのように、

子供の頃からきもの着ている人と

ワタクシのように、

大人になってきもの着る人は経験値が

違いすぎる。

一度きちんと着られるようになった上で、

自分に合った「くずし着付け」「差が出る」

着付けを研究いたしましょうか。

普段きものは、多少シワが寄っても、襦袢の襟

のぞていていてもヨシとしたい。

願わくば、それが「着慣れている」風

もっと願わくば「味」になっていればいいのですが。

というわけで、今回のおしゃれルール

着付けはオン・オフ、ハレ・ケで

着付けに差をつけたい」でした。

君、いつもオフじゃないの?

ああ、そうでした。


 いつも応援ポチ

ありがとうございます。

にほんブログ村 ファッションブログ 着物・和装へ
にほんブログ村 にほんブログ村 シニア日記ブログへ
にほんブログ村

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする